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豪州メルボルン韓人館 慰安婦像 碑文 に「慰安婦comfort woman」一言もなし

2019年11月14日、オーストラリアのメルボルン韓人館(Korean Society Melbourne)事務所前に慰安婦像が設置され、除幕式が行われました。韓国ソウル日本大使館前の慰安婦像と同じ像です。

設置は韓国の京畿道華城市と華城市「平和の少女像建立推進委員会」、シドニーの「Friends of Comfort Women in Sydney」、メルボルンの「Melbourne Comfort memorial Task Force(NPO)」の協力によるものです。

華城市(Hwaseong)は、2015年にカナダのバーナビーで慰安婦像を設置しようと働きかけた市です。(設置はされず)

メルボルンの除幕式には華城市の市長が出席し、メディアに「少女像の建立は慰安婦被害者の傷を癒やし、日本軍の性奴隷蛮行を世界に知らせる趣旨で始まった」と語っています。

そこで気になるのはその碑文です。

オーストラリア・ジャパン・コニュニティー・ネットワーク(AJCN)から像と碑文、周辺の写真を提供していただきましたので、ご紹介します。

<参考ニュース>
華城聯合ニュース2019年11月13日(水) メルボルンで「平和の少女像」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000054-yonh-kr

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韓人館ビル、事務所前の駐車場スペースです。
床面左右に碑文があります。

Melbourne1
↑像向かって左側の碑文。上が英語で下がハングルです。
Son, Taek-suという韓国人の詩人が書いたという詩「A Girl of Peace(平和の少女)」が刻まれています。

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↑像向かって右側の碑文。こちらも上が英語で下がハングルです。

最後に
「蝶の隠された話を解き明かし、平和を愛するメルボルンと華城市市民が結束してつらい過去を乗り越えましょう。新たな希望にむかって私たちは平和の像を捧げます。
2019年11月14日 メルボルンと華城市市民より」

文中、メルボルン市民が「people of Mebourne 」とエルが抜けているのは急いで作成したからでしょうか。
それはさておき、どこにも「韓国Korea」、「日本Japan」、「慰安婦comfort women」、「性奴隷sex slave」の文字はありません。(ハングルの方は未確認)
蝶を慰安婦に例えてるのかな、と思いますが。

華城市長が言う「日本軍の性奴隷蛮行を世界に知らせる趣旨」に気づく豪州人はまずいないでしょう。

 

Melbourne4

少し離れて、道路から。
メルボルン韓人館事務所前は、あまり人が来ない場所ですが、道路に面しているので像は歩行者から簡単に見えるところにあります。

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周辺。車の通りはあるようです。

Melbourne6

豪州で一番初めに慰安婦像の設置運動がおこったのは2014年4月のストラスフィールド市です。中華系・韓国系の団体が市の広場に設置しようとしましたが、2015年8月に否決されました

その後、設置運動がありましたが、公的場所には設置が出来ず、2016年にアッシュフィールドの教会の駐車場に像が設置されました。

今回2019年は韓人館の敷地内で、碑文には慰安婦という単語さえありません。
これまで設置された各地の慰安像の碑文(下記参照)と比較すると、腰の引けた碑文になっています。

これは慰安婦像設置反対運動を続けてきたAJCNを初め、現地の日本人やそれをサポートして下さった豪州人の働きかけのお陰です。

ACJNはシドニーのフリーペーパーCheersにコラムを持っていて幅広い層に情報提供しています。

またAJCNは除幕式に先立ち、メルボルン市長宛てに「慰安婦像は反日的な韓国系グループの計画である」旨の書簡(2019年11月3日付)を送っています。

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< 慰安婦像の碑文 比較 > ※全文ではなく抜粋

1_慰安婦像

◆ 韓国ソウル日本大使館前慰安婦像(2011.12.14)
『1992年1月8日、日本軍「慰安婦」問題(Japanese Military Sexual Slavery issue)解決のための水曜デモが、ここ日本大使館前ではじまった。』

◆ 米国グレンデール慰安像(2013.7)
『私は日本軍の性奴隷でした。
1932年から1945年の間に日本帝国軍によって強制的に性奴隷状態にされた200,000人以上の韓国・中国・台湾・日本・フィリピン・タイ・ベトナム・マレーシア・東チモール・インドネシアの故郷から移送されたアジアとオランダの女性を記念して。』

◆ 米国ブルックヘブン慰安婦像(2017.6)
『これは1931年から45年に日本帝国陸軍に奴隷にされた、「慰安婦」と呼ばれる婦女子を称える記念碑です。
慰安婦は推定数十万人の20世紀最大の人身売買の一つです。
この暗黒の歴史は1990年代に生存者が勇気をもって沈黙を破るまで数十年間隠されてきました。
慰安婦はアジア太平洋の少なくとも13カ国の出身で、主に韓国です。殆どは第二次世界大戦中に殺されました。
この碑はこれらの婦女子の記憶に捧げ、世界に蔓延する性暴力と人身売買を撲滅するためのものです。』

◆ カナダ・トロント韓人館内慰安婦像(2015.11)
『第二次世界大戦のアジア太平洋にて、日本帝国軍が広範囲に20万人以上の女性と若い少女を強制連行し、非人道的に軍の性的慰安婦にした。』

◆ 豪州アッシュフィールド教会 慰安婦像(2016.8)
『日本帝国軍によって性奴隷にされた若い少女たち「慰安婦」の苦悩の歴史を記憶する。
日本政府による公的謝罪と法的補償によって犠牲者の名誉回復を求め、人道に反する戦争暴力と犯罪が将来二度と繰り返さぬことを願う。』

◆ 独フランフルト慰安婦像(2019.10.28-2020.1.14)
※ドイツ各地を巡回中
『この”平和の為の少女像”は、第二次世界大戦時、全アジア太平洋地域に於いて日本軍から所謂慰安婦とされ軍の売春宿で性奴隷を強制された、数十万の少女と若い女性達の苦しみを追想するものです。』

映画「主戦場」研究不正事件について上智大学が調査開始決定

映画「主戦場」の被害者の一人である藤岡信勝氏のフェイスブックの投稿(2019/12/20)から全文をご紹介します。

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上智大学が本調査開始を決定!

上智大学がついに中野晃一、デザキ・ミキネの研究不正事件について、本調査の開始を決定しました。まず、簡単に経過を振り返ります。

ケント・ギルバート、藤岡信勝、藤木俊一、トニー・マラーノ、山本優美子の民事訴訟原告団5名は、訴訟とは別に上智大学に対しても8月28日、代理人弁護士を通じて「通告書」を内容証明郵便で送り、中野・デザキを、研究倫理によって守られるべき研究協力者の人権を侵害しているとして告発しました。

その後、途中紆余曲折はありましたが、上智大学は、11月1日までに5名から成る調査委員会を以前のものと比べ、当方が異議申立をした2名のメンバーを変えたうえで改めて組織し、その内の3名を任命して予備調査委員会を結成しました。予備調査委員会の委員長には、上智大学の学内から教授が就任しました。

予備調査委員長は双方の主張や情報を総合して客観的には判断する立場です。当方の5名に対しては、デザキの取材を受けた経過と、中野の関与をどのように認識しているか、資料の提出を求めました。それに対し、当方は誠実に対応し、かなり膨大な文書を届けました。

上智大学の研究不正に関する調査のやり方を定めた規則によれば、予備調査委員会は付託を受けてから30日以内に調査委員会に対し予備調査の結果を報告しなければなりません。ですから、予備調査委員会は12月1日までには調査委員会に対し報告を行ったはずです。

12月18日付けの通知が19日についに届きました。それによれば、本調査を実施することになったとのことです。ついては規定に従って5名の調査委員の氏名と所属を知らせるので、異議があれば来年の1月8日までに異議申立書を提出することを求めてきました。

これは、予備調査委員会の調査を実施した結果として、調査委員会は「人権侵害の告発」に対し中野・デザキについて「嫌疑あり」と判断したことを意味します。これで常識的に考えて、中野・デザキは全く無傷にすむことは考えにくいことです。

これで第一のハードルは越えました。国際反日工作員養成所と化した、大学院グローバル・スタディーズ研究科の中野教室は、かなり追い詰められたことになります。戦いはこれから本番です。

以上

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<参考サイト>

映画「主戦場」被害者を支える会
https://punish-shusenjo.com/wp/

映画「主戦場」上智大学研究不正事件の全体像
https://rinri.punish-shusenjo.com

独フランクフルト在住 日本人女性から 日本の皆様へメッセージ

教会施設に慰安婦像が展示されているドイツ・フランクフルトから、現地在住の女性が日本の皆さんに是非お伝えしたいとなでしこアクションに送ってくださったメッセージをご紹介します。

こちらに掲載している、慰安婦像、展示施設、慰安婦の本の情報と合わせて是非お読みください。

独フランクフルト 慰安婦像展示 情報
http://nadesiko-action.org/?p=14081

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PDF版はこちら

令和元年(2019年)12月7日

独フランクフルト在住 日本人女性から
日本の皆様へメッセージ

 

ドイツでは、コリア系慰安婦像団体のインターネットサイト、キリスト教関連のサイトはもちろん、テレビ、新聞、ラジオ、小説、日本旅行ガイドブックにまでもとんでもない嘘の日本の歴史が書いてある他、慰安婦=アジアのホロコースト、ナチス=日本軍という前提を浸透させる工作が確認されています。

南ドイツ新聞から河野談話のドイツでの解釈を紹介します。「1993年、日本政府はいわゆる河野談話によって、軍隊がこの野戦売春所を運営していた事を認識していた。談話によると、たくさんの女性達が日本の役人や軍人の直接の関与によって売春(Prostitution)へ強制連行(verschleppen)された。 日本の現在の安倍晋三首相は、この事実を常に否定してきた。」

ドイツ公共放送ZDF(ドイツ第2テレビ)は、2016年日韓合意をこう報じました。「私達の様に残忍な戦争犯罪を日本がやっと韓国の慰安婦に謝った。」

在独邦人が顔と名前を出して反論に動いたら、聞く耳すら持って貰えないどころか、直ぐに歴史修正主義者のレッテルを貼られ、社会的に抹殺されてしまいます。とても危険なのです。

ドイツではナチスを肯定する事、見直そうとする事もタブーで法律でも禁止されています。

この様に工作の浸透してしまったドイツに、“世界の性暴力“の為と称し慰安婦像が展示され、ドイツ人のナチス教育専門の教授の説得力ある序文と荒唐無稽なエピソード満載の反日プロパガンダ本が、慰安婦像と共に、今後いつでも受け入れ先さえ決定すれば、ドイツを巡回してしまうのです。

実は、ドイツ人は“戦争“についてもうお腹いっぱいです。しかし腹の中では、自分は反省している様に見せかけて過去と関係なく生きて行きたい、ナチスの呪縛から自分だけは解放されたいと思っています。移民に何か言えば、直ぐ「ナチ」と呼ばれる、それを恐れています。

そういうドイツ人が、日本を断罪する事は、まるで自分は反省を乗り越えて、正義の味方になった様な錯覚を味わえることなのです。だから嬉々として韓国人側に着くのです。

その上、ドイツ人は韓国のキリスト教の実態など知る由もなく、キリスト教徒が多い韓国人に親しみを持っています。ドイツのキリスト教は多様化、個人主義、性暴力や不正(今回フランクフルトで慰安婦像を展示しているリンブルク司教区でも性暴力、司教による性暴力事件隠蔽、司教による膨大な額の私的流用事件がありました)で信者が激減し、それに伴って教会税収も激減。それに代わって韓国人キリスト教徒が教会税を払って、少数の年寄りばかりがミサに来る寂れたドイツの教会に、活気をもたらしてくれるのです。それはドイツの教会にとって願ったり叶ったりなのです。

韓国人のキリスト教共同体は徐々に影響力を増して来ています。韓国企業の進出、ドイツでの成功により韓国人の人口が増え、その子供達を教会共同体は集めます。それまで教会に熱心に行かない様な韓国人も子供の為、韓国人との繋がりの為に参加するようになります。ですから韓国人の共同体の繋がりは強固で力を持っています。

一方、在独邦人は宗教共同体も少数派で、似た境遇の者同士だけで集まり、繋がりは非常に希薄で、そういう点でも全く歯が立ちません。

私はこちらでたくさんのドイツ人に助けられ生きてきました。「“それでも“日本が大好きだよ」と言ってくれます。(何かどこかで日本について良からぬ事を見聞きしているのでしょう)

現在の所日本の歴史問題で私を攻める人は殆どいなく、冷静さは保たれていますが、今後更に反日歴史のプロパガンダが広まると、トラブルの時に差別や侮蔑が露見したり、文化も教育もモラルも違う人達からの攻撃対象になる可能性もあります。

あいちトリエンナーレ以降「あの慰安婦像は別に良い」という風潮が散見され、私は危惧しています。何故なら、実際には“その場その国”に“合った形で段階的に入り込み、ドイツの場合には“プロパガンダ本“が一緒に広められるからです。そしてそれが反天皇プロパガンダ本なのです。

どうか日本の皆様にドイツの状況についてより多くの関心を持っていただき、何とかこの状況を変える為にご協力をお願い致します。

以上

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アパの第103回勝兵塾月例会
「フランクフルトの慰安婦像」について山本優美子がお話しした動画です。

サンフランシスコ周辺 2019年末 抗日イベント情報 ~ アイリス・チャン公園、南京大虐殺記念日

サンフランシスコ在住の方からいただいたサンフランシスコ周辺 2019年末情報をご紹介します。

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2019年、この秋以降のサンフランシスコ及び近辺で行われた抗日イベントについての情報です。

◆「アイリス チャン公園」オープン

先月11月、シリコンバレー南方のサンホセに位置する10521平方メートルの土地を公園とし「アイリス チャン公園」と名付けられ、オープンしました。

この計画は右往左往しながらも、アイリス・チャンの両親や抗日団体などが押し続け、地元の中華系議員などと協力して遅れながらも完成となりました。

park

Guangming Online 2019-11-11
U.S. city honors late Chinese-American writer with memorial park
https://en.gmw.cn/2019-11/11/content_33309820.htm

◆ 南京大虐殺82周年記念

12月8日、いわゆる南京事件(中華系の呼び名は南京虐殺、大虐殺等)の82周年記念がサンフランシスコでも例年通りありました。

主な出席者は、レイプ オブ ナンキン連盟、慰安婦正義連盟の創設者、リリアン・シン、慰安婦正義連合のプレジデントのジュディス・マーキンソン、慰安婦決議を推進した元市議エリック・マー、慰安婦問題推進でサンフランシスコで資金提供をしているジョナサン・キム、サンフランシスコ中国領事館副領事、新しく選ばれたサンフランシスコ地方検事、そしてアイリス・チャンの父母などです。

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中国侨网 2019年12月10日
纪念“南京大屠杀”82周年活动在旧金山举行
http://www.chinaqw.com/hqhr/2019/12-10/239264.shtml

しかし、今年の集いはサンフランシスコでの中華系の抗日活動に関していつもと違ったものを感じます。

中国領事館の総領事不参加。
抗日の市議たちが不参加。
抗日連合会も不参加のようす。
新聞、ネット情報、ビデオが極端に少ない。
テレビでの宣伝がほとんどない。
英字でのニュース記事が非常に少ない。
英字やYouTubeビデオでは、抗日活動家の名前や動画部分をだしていない。

ここ数年ではありえないことです。

◆ 中華系の反日活動が突然静かに・・・?

「主戦場」映画についても、サンフランシスコ辺りの上映が予定されていないようです。

通常はUCバークレー大学やサンフランシスコ州立大学といった抗日活動をしている教師などのいる学校で慰安婦映画などをよくやっていたのですが。

この夏まで活発だった中華系の慰安婦問題の活動は突然静かになり、韓国系のみにてされているような印象を受けています。

今年9月の慰安婦像設置2周年記念行事も日本からの学生や在日などのスピーチを目玉にしたようになりました。

ウェブサイトも夏以降、中華系の活動が現れず、Facebookも韓国系のコメントのみという印象になりました。

韓国系活動家による慰安婦問題はもともと南カリフォルニアで活発だったことを考え合わせると、「主戦場」がサンフランシスコ界隈で上映されないというのも、中華系が慰安婦問題の活動から手を引いたという推測と合致するやもしれません。

慰安婦問題や南京事件等を抗日活動に利用している中華系は、和平統一促進会等のメンバーでもあり中国の政治と直結して指導が行われていると思われるので、サンフランシスコでの抗日活動に関しては国の方針が変わったのではないかと思います。特に夏以降日本にすり寄る動きと歩調をあわせているように感じます。

日本が今のようなぼんくらだと来春まではこの静けさを保つかもしれませんが、その後は一気に活動再開、全開になるのではと危惧します。

以上

12/8 映画「主戦場」上映会 文京区民センター 主催:憲法を考える映画の会

12/8(日)に行われた『映画「主戦場」上映会に一緒に行こう!鑑賞ツアー』に参加した藤岡信勝先生がフェイスブックに投稿された参加報告をご紹介します。

12.8「主戦場」上映会に参加しました

12月8日、映画「主戦場」の上映会が文京区民センターで開催され、但馬オサム氏の提唱した鑑賞ツアーに参加しました。「主戦場」詐欺事件の被害者のケント・ギルバートさんもおいでになりました。入場料が1000円とダンピングされたこともあり、この機会にこの映画の批判活動をしようとする人たちにも参加を呼びかけましたが、僅かな告知期間だったにもかかわらず、推定40人くらいの人が参加しました。(もっといたかも知れません)

私は13:15ころに現地に着いたのですが、受付はまだ始まっておらず、3階の入口から1階の階段まで長蛇の列でした。会場は200人の参加者で一杯でした。私とケントさんは自分で椅子を増やして会場の最前列に座りました。上映の開始はやや遅れました。最初、数回の上映ミスがあり、昔の田舎の小学校のグラウンドで行われた映画会を思い出しました。よくフィルムが切れたものでした。

劇場よりも少し明るく、メモを取れたのはラッキーでした。上映後、早稲田にあるwamの事務局長・渡辺美奈氏がトークをする予定でしたが、「手違い」で来れなくなったと主催者は説明しました。私たちが参加することがわかり、「逃げた」というのが一般的な解釈のようです。

映画が終わると、司会者(主催者)のところに行き、名刺交換をして、出演者として話す時間をいただきたいと申し入れました。主催者は穏やかな紳士で、「よく来て下さいました。まず、会場から10人、一人3分くらいで感想を言ってもらい、その後ご発言いただきます」と約束してくれました。

会場からの発言は、8割が主催者側の立場の人で、この会の常連の方々らしく、映画の内容とは関係のない、定番の話を長々と話していました。こういう体験は保守系の集会でも散々味わってきたことで、「右も左もこういうところは変わりがないな」と実感した次第です。

ケントさんは取材を受けた経過と、慰安婦のことについて話しました。私は、取材の経過と、国と国との関係で「国家は謝罪しない」という自分の発言が、国内問題での政府と国民の関係に文脈をねじ曲げられたことを話しました。そして、私が強調したのは、この映画はプロパガンダ映画としては巧妙にできているが、研究としては無内容であること、それは「20万人」「強制連行」「性奴隷」の3つの論点のどれについても、何等結論を出さずに放り出していて、「20万人」については、吉見義明氏すら「5万人」としか言っていないことなどを指摘しました。

会場では言う時間がありませんでしたが、6月3日の記者会見で出崎は、「リビジョニスト」の定義を聞かれ、<「20万人」「強制連行」「性奴隷」という確立した3つのことを否定する人>と答えていました。この定義によれば、吉見氏もリビジョニストであり、そればかりでなく、3つの事実を結論として出さなかった監督の出崎自身がリビジョニストになります。こういうデタラメな映画なのです。

反対派の中にも、映画でどういうことがわかったか、理性的に観なければいけないと発言する人もいて、出演者である私たちの発言は、普段聞いたことのない、新鮮なものであったようです。

私の発言の途中から、発言を妨害するための野次が酷くなりましたが、それは、このまましゃべらせてはまずいと気付いた確信犯左翼のワルがいたからで、それ自身、声の大きさを論証に代える敗北宣言です。反対派の中にも、発言封殺の野次はおかしいと感じた人はいたはずです。

ある保守系の参加者によれば、このような両方の発言を聞く機会は画期的なものであるそうで、ツアーの企画はよかったのではないかと思います。ただ、保守派の人々の中で手を上げて発言を求める人が少なかったのは残念でした。

今後もこのような機会には声をかけて下さると主催者はおっしゃいました。話のわかる方でした。主催団体は「憲法を考える映画の会」で、50回以上の映写会の実績があるようです。なかなか手強い団体です。帰りに500円で、憲法問題を考える映画を列挙した分厚い冊子を買いました。

映画「主戦場」が卑劣な詐欺映画であることに変わりはありません。制作過程が詐欺、内容も詐欺、そしてある人の主張では、1年も経たないうちに1800円から半額に近い1000円にダンピングしたのも詐欺で、1800円で観た人は「金を返せ」と言いたいのでしょう。要するに「主戦場」は三重の意味で詐欺映画なのです。

しかし、この映画は、出崎の上智大学の修士論文を擬装して制作されたもので、協力者に無断で商業映画に使われたものです。学術擬装詐欺と呼ぶのが正確なネーミングです。詐欺行為を主導したのは指導教授の中野晃一です。上智大学では中野の研究不正疑惑を扱う調査委員会が設置され、審査が公正に行われれば、懲戒解雇は必至です。さらに、裁判が公正に行われれば映画は上映差し止めとなるはずで、「主戦場」問題は終焉します。

以上

<参考ニュース>
東京スポーツ 2019年12月23日
慰安婦映画に”ダマされ”出演 ケント・ギルバート氏ら上映会に突撃
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/movies/1669902/

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ジャーナリストの但馬オサム氏から、『映画「主戦場」上映会に一緒に行こう!鑑賞ツアー』のご案内です。

国連、ユネスコなどで韓国団体と協力し、現在も世界中に「慰安婦=性奴隷」を広める活動をされている、慰安婦問題の専門家 女たちの戦争と平和資料館の渡辺美奈事務局長のトークもあります。活発なトークのやり取りを期待します。

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但馬オサム氏のFacebook投稿から

拡散希望!

ジョン・レノンの命日である12月8日、都内で詐欺映画『主戦場』の上映会があります。

場所はつくる会のおひざ元で、保守系イベントの聖地・文京区民センターという、実にアグレッシブな上映会。

つきましては、『主戦場』被害者の皆さんと同映画を観るツアーを企画しています。
お誘い併せの上、ぜひお越しください。

1部と2部の間に、渡辺美奈さん(「女たちの戦争資料館」のトークもあります。彼女への質問も随時用意していただければ嬉しいです。

・ペラペラのウィンドウブレーカー、軍手、ラスタ帽、ゲバラのダサTなど、左翼ファッションでキメるのもいいかもしれません。

・あくまでラヴでピースな鑑賞会です。上映を妨害するようなヤジはお慎みください。あまりの内容のひどさに思わず洩れるため息はその限りではありません。

12月8日 東京文京区センター3A会議室 上映開始13・30~
アクセス 地下鉄丸ノ内線後楽園 大江戸線・三田線春日 (いずれも徒歩2分)
料金1000円(ついにダンピングw)左翼への香典として。

当日は12・00~20くらいに一階ロビーに適当にお集まりください。

事前申し込みは要りませんが、メッセンジャーに一言入れてくれると超うれPです。
コードネームは「ハッピー・クリスマス」

終わったら、軽くミーティング&親父飲みもいいですね。

それではみなさま Give peace a chance!

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上映会 主催者 憲法を考える映画の会 より
『主戦場』(12月8日)のご案内

http://kenpou-eiga.com/?p=2465

と き:
2019年12月8日(日)①13:30〜17:30 ②18:00〜20:30
(今回は2回上映を行います)

ところ:
文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅A2出口2分・後楽園駅4B出口5分)

プログラム:
第1回目上映 13時30分 開会 映画のご紹介
13時40分〜15時50分 映画「主戦場」(上映時間122分・2018年製作 監督:ミキ・デザキ)
16時00分〜17時00分 トークシェア(出演者・渡辺美奈さんをまじえて)
17時00分・第1回目上映終了閉会予定

第2回目上映 18時00分 開会 映画のご紹介
18時10分〜20時20分 映画「主戦場」(上映時間122分・2018年製作 監督:ミキ・デザキ)
20時30分 第2回目終了予定(第2回目は上映のみでトークシェアはありません)

参加費:一般1000円 学生・若者500円

2019.12.8_bunkyo_kumin

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<参考サイト>

映画「主戦場」被害者を支える会
https://punish-shusenjo.com/wp/

映画「主戦場」上智大学研究不正事件の全体像
https://rinri.punish-shusenjo.com