1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故から今年2025年で40年になります。残念なことに時が経つにつれ益々事実無根、荒唐無稽な馬鹿げた陰謀説が流れているのが現状です。
そこで次の目的のためになでしこアクションのサイトに
JAL123 カテゴリー http://nadesiko-action.org/?cat=38
を作成しました。
・真実の記録と資料を纏める
・拡散されたデマを事実をもって打ち消す
・損なわれた当時の関係者と自衛隊の名誉を回復する
・事故の教訓を後世に正しく伝える
拡散にご協力お願い申し上げます。
また情報提供いただける方はお問い合わせからご連絡ください。
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2025年4月10日、参議院の外交防衛委員会にて佐藤正久議員(自民党)が以下の質疑を行いましたのでご紹介します。
※このURL又は画像をクリックすると参議院ウェブテレビに移動して佐藤議員の発言動画を視聴できます。
↓↓↓
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=8438#2034.95
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佐藤正久オフィシャルブログ 2025-04-10
フェイク情報から自衛隊の名誉を守る!
https://ameblo.jp/satomasahisa/entry-12893378947.html
より以下引用
<日航123便墜落事故に関するフェイク情報>
青山透子氏の著作「日航123便墜落事件 隠された遺体」、「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」等、河出書房新社から出された7冊の書籍は、当該事故は海上自衛隊のミサイル発射訓練とそれに対する123便機長(海上自衛隊出身)の協力が原因であり、自衛隊はその証拠隠滅を図ったとの憶測に基づいて書かれている。
問題点は次の通り。
①これらの書籍がノンフィクション作品とされていること
②本屋大賞ノンフィクション部門の最終選考に残るほど売れており、その内容がYou Tubeを通じて現在も拡散し続けていること
以上の点を踏まえ、次の質問をした。
質問1
事故原因の調査を担当した国土交通省と加害者とされている防衛省・自衛隊の見解は?
当該書籍の内容が事実と異なるのであれば、防衛省・自衛隊、そして123便機長への侮辱や名誉棄損にあたるのではないか?
答弁1
①事故原因は、修理ミスによる機体後部圧力隔壁の損傷である。(国土交通副大臣)
②自衛隊の事故原因への関与等は断じて無い。自衛隊の名誉を守るには、明確な否定と正確な情報の発信が非常に重要(防衛大臣)
質問2
当該書籍の影響を受けたと思われる慰霊碑が御巣鷹山に建立され、その碑文には「自衛隊とN総理に意図的に殺害された乗客」、「加害者はN総理と自衛隊幕僚長」と書かれている。この様な状況を放置して良いのか?
答弁2
碑文の内容は全くの事実無根であり、大変遺憾。自衛隊を貶める言説の流布を防ぐには、明確な否定と正確な情報の発信が重要。この様な情報は「偽情報」である。(防衛大臣)
質問3
現在の状況は、もはや発言だけでは収拾できない。国民からの信頼無くして自衛隊は動けない。
問題の慰霊碑の建立者に直接意見するなど、実際の行動が必要ではないか?
答弁3
佐藤議員の指摘を踏まえ、今後しっかり対応していく。(防衛大臣)
質問4
当該書籍が全国学校図書館協議会という公益社団法人の推薦図書に選ばれている。選定要領に杜撰さは無いのか?
子供達が当該書籍の内容をあたかも事実としてそのまま受け入れてしまう可能性があるが、是正すべきではないのか?
答弁4
文部科学省としては、個別具体的に選定に関与してはいないが、学校図書は児童生徒の健全な教養の育成に資する必要があると考えている。文部科学省は当該団体を所管していないが、佐藤議員の懸念事項について、防衛省の動向を踏まえながら、当該団体に伝えていく。
(文部科学副大臣)
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2025年4月11日(金)国土交通省会見室
国土交通省 中野洋昌 大臣 会見要旨
日本航空123便の御巣鷹山墜落事故について
https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin250411.html#gm6
より以下引用
(記者)
今年で40年になる日本航空の墜落事故に関連してなのですけれども、昨日10日の参議院外交防衛委員会で、この日航機墜落事故が自衛隊機の撃墜によるものだという情報が、言説が流布していることについて、中谷なかたに防衛大臣が「対応する」と述べられました。
国土交通省もかねて、事故調査報告書が難しすぎるという批判を受けたので、平成23年には解説書まで作ったり、理解促進には努められてきた立場だと思います。
こういう情勢を受けて、国土交通省としてもまた何か、理解促進であるとか、啓発ということに取り組まれるようなお考えがあるか、この点について伺いたいと思います。
(大臣)
日本航空123便事故の事故原因ということで、昨日の参議院外交防衛委員会には高橋たかはし国土交通副大臣も出席しました。
この航空事故報告書においては、後部圧力隔壁かくへきの不適切な修理に起因し、後部圧力隔壁が損壊したことにより、胴体後部、垂直尾翼びよく、操縦系統が損壊し、飛行性能の低下と主操縦機能の喪失をきたしたために生じたものと推定される、ということを答弁しました。
事故原因については様々な角度から、調査・解析を行った上で、専門家による審議の上、ほぼ間違いないとの結論に至ったため、強い推定を示す「推定される」という表現を使用している、というところも答弁しました。
中谷防衛大臣もおっしゃっていたのですけれども、やはり国会ですとか、会見の場などを通じて、政府として責任ある立場にある者が、しっかり正確な情報を発信していくことが非常に重要だと思いますので、そういう意味では先ほど、この航空事故報告書の中身についても少し申し上げたところではありますが、しっかりと正確な情報を発信していきたいと思っています。
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産経ウェブ 2025/4/10
御巣鷹事故「自衛隊が撃墜」、偽情報を自民佐藤正久氏が問題視 中谷元防衛相「対応する」
https://www.sankei.com/article/20250410-YVB6ML6KJVAG7K6M6GPSYM47DM/
産経ウェブ 2025/4/11
御巣鷹の日航機墜落事故 「自衛隊が撃墜説」に国交相「正確な情報発信する」
https://www.sankei.com/article/20250411-7Z4Z3ZGMEZPRRC53VQIG3TPBK4/