シドニー市長からの手紙 4月3日付

シドニー慰安婦像反対のメールに対してシドニー市長から下記の内容のレターがメールに添付されて送られてきました。

mayor_sdy

【日本語】
シドニー市地方公共地域の慰安婦像について

シドニー慰安婦像設置に反対する貴方様からのメールについてお答えします。

シドニー市議会はそのような像を設置する計画はありません。
また、貴方様が挙げた団体からはそのような提案も出されていません。
しかしながら、シドニー都市部には他にたくさんの地方政府があり、他の議会に像の提案があるかどうかまでは分かりません。

また、重要な点を加えると、シドニー市議会は公共の場に求められない芸術作品を承認したり、設置したりすることははありません。
競争過程を経て新たな作品を許可し、作家を招いて説明と場所を伺います。

公共芸術政策(Public Art Policyt Policy)についの詳細はこちらをご覧下さい。

http://bit.ly/1fLlV2e

Clover Moore クローバー・ムーア
Lord Mayor of Sydney シドニー市長

4 thoughts on “シドニー市長からの手紙 4月3日付

  1. KK says:

    シドニー在住の皆様の奮闘に感謝しています。

    コメントID7184で私がお送りした応援メッセージ(こちらの主張をわかりやすく要点整理したもの)が、Our Strathfieldの記事の読者コメント欄に文面そのまま掲載されました。投稿者は外国人の方で、名前から判断しておそらくスリランカ出身と思われますが、なでしこの掲示板を見たシドニーの日本人の誰かが機転を利かせて情報を拡散してくださったにちがいありません。ありがとうございました!
    http://www.ourstrathfield.com.au/article/scores-turn-out-protest-over-comfort-women-statue-plan-international-press-look
    このほか、慰安婦像建立に反対し、日本の立場に理解を示すコメントもかなり寄せられていて、とりあえず安堵しました。


  2. NK says:

    スリランカといえば、サンフランシスコ講和条約でのジャワルダナ大臣の演説が思い出されます。氏の演説によって日本が分割占領を免れたことは日本ではあまり知られていません。スリランカは憎しみは憎しみによってやむことなく慈愛によって止むと述べ、対日賠償請求権を放棄しました。

    素晴らしい演説なので一部をシェアしたいと思います。

    http://matome.naver.jp/odai/2134863009521091401

    「我々は、幸い侵略を受けませんでしたが、空襲により引き起された損害、東南アジア司令部に属する大軍の駐屯による損害、並びに我国が連合国に供出する自然ゴムの唯一の生産国であった時に於ける、我国の主要産物のひとつであるゴムの枯渇的樹液採取によって生じた損害は、損害賠償を要求する資格を我国に与えるものであります。

    我国はそうしようとは思いません。何故なら我々は大師の言葉を信じていますから。

    大師(ブッダ)のメッセージ、
    「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる
    人は憎しみによっては憎しみを越えられない

    実にこの世においては怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの恩むことがない。

    怨みをすててこそ恩む、これは永遠の真理である。」

    はアジアの数え切れないほどの人々の生涯を高尚にしました。

    仏陀、大師、仏教の元祖のメッセージこそが、人道の波を南アジア、ビルマ、ラオス、カンボジア、シャム(タイ)、インドネシアそれからセイロン(スリランカ)に伝え、
    そして又北方へはヒマラヤを通ってチベットへ、支那へそして最後には日本へ伝えました。

    これが我々を数百年もの間、共通の文化と伝統でお互いに結びつけたのであります。

    この共通文化は未だに在続しています。

    それを私は先週、この会議に出席する途中日本を訪問した際に見付けました」

    私もこの言葉を胸に刻みたいと思います。


  3. CC says:

    慰安婦碑設置案が出たのはストラスフィールド市のみで、シドニー市は関与していないという事なのでしょうね。


  4. KK says:

    ストラスフィールドは、豪州の考え方を知る上で一つの試金石になりました。
    これまで寄せられた意見や地元メディアの受け止め方などを踏まえ、今後も幅広く支持を得られるようアプローチをfine tuningする(洗練させる)ことを提案したいと思います。

    たとえば「戦争時の売春は他国もやっていた」というのはたしかにそうだったかもしれませんが、女性の支持を得られるなずもなくvindicative などと反発さえ招くかもしれません。この辺はとりあえず Injustices during war are divisive issues because of conflicting claims. We are not trying to rewrite history. Regarding comfort women、the evidence is limited, and the facts may never be fully established. How far back do you want to go? (戦時中の不法 
    行為を取り上げれば、互いに主張が食い違う等さらなる対立を生む。歴史を改ざんしようとしているのではない。ただ、慰安婦問題は証拠は限られているなど事実の全貌は把握できないかもしれない。とこまで遡って追及すれば気がすむのか)などとするのが現実的かもしれませんね。

    また、豪州の年配層に残っている先の大戦の記憶と慰安婦問題が結びつかないよう、今後も慎重さが求められるでしょう。(両者は本来別問題。豪州は戦時中日本の攻撃を受けたが、戦後は敵対感情を乗り越えて今の健全な対日関係を築いてきた。他方、日本は朝鮮半島と戦争をしたわけではない。)

    但し、豪州は公平を重視する率直なお国柄なので、韓国・中国のやり方はおかしいと良識のある人ならすでに気づいているようですね。韓・中の主張を「疑ってほしい」と訴えることからはじめるとよいと思います。たとえば、このように注意を促せば、「ああ、そうだったのか」となるでしょう。:
    The “Comfort Women” issue is related to Korea’s historical grievances against Japan dating back to WWII. Korea and China are attempting to sway international opinion under the pretext of human rights or gender issues. They may want to use countries like Australia as a platform to launch their messages. Their claims are questionable and we ask that you use your sound judgement.

    また、なぜ1990年代まで慰安婦問題は表面化しなかったのかとか、日本による朝鮮半島の統治は極悪非道とされているが、さらに長い間日本に統治された台湾とは戦後一貫してよい関係にある。このちがいはなぜか、など素朴な疑問を提起すればこちらの説得力はさらに強くなると思います。


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