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独メディアの報じる慰安婦像 またもの偏向記事 – 芸術作品平和像が日本の圧力に晒される?

独ベルリンの新聞社 Berliner Zeitungの10月13日付記事で、慰安婦像についての記事が掲載されました。

Berliner Zeitung 2020年10月13日  Hanno Hauenstein
Friedensstatue: „Historische Amnesie und Zensur“
平和の像:„歴史の記憶喪失と検閲”
https://www.berliner-zeitung.de/kultur-vergnuegen/berlin-entfernt-friedensstatue-historische-amnesie-und-zensur-li.111137

日本語訳 をご紹介します。

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Berliner Zeitung  2020年10月13日

平和像:「歴史的な記憶喪失と検閲」

キム・ソギョンとキム・ウンソンの平和像は、女性に対する性的暴力を想起させます。 モアビットでは、芸術作品の一つが日本からの圧力によって取り除かれることになっています。それは間違いです。

写真:アーティストのキム・ウンソンとキム・ソギョン 2019年秋の展示会オープニングにて プラスティック版の平和像とともに 出典:コリア協会

ベルリン-世界中の活動家達が植民地時代の像を標的にし、わずか数ヶ月が経ちました。現在ベルリン・モアビットで行われている記念碑政策論争で、アーティスト夫婦のキム・ソギョンとキム・ウンソンによる「慰安婦」の平和の像は、陰で形勢が逆転しています。活動家は彼女(像)を邪魔しませんが、邪魔するのは政府、より正確には日本です。 そしてベルリンは屈服。 平和像には歴史的な不正は見られません。 いいえ、彼女には一つ思い当たることがあります。 東京がこれを認めたくないということだけです。

それは欺瞞的な婉曲、「慰安婦」という言葉の中に隠されているのは : 11歳から19歳までの若い少女達と女性達は、第二次世界大戦中に日本が占領した地域で売春を余儀なくされました:「性奴隷」だと、ちょっと衝撃的に聞こえますが、その問題にはより適切な言葉です。

長い間日本のナショナリストにとって平和の像は、目の中のトゲです。「それを解体することは歴史の記憶喪失と検閲です」と語るのは、ベルリンを拠点とするアーティスト、クリスタ・ジュヒョン・ダンジェロで、彼女自身が彼女の作品で日本の帝国主義と性的暴力に取り組んでいます。「女性達の多くは家族によって沈黙させられました。 そのテーマは非常に恥ずべきことでした。そのためようやくここ数年で光が当たったのです。」

日本からの圧力は大きい: 2019年、東京(記者の間違い、正しくは愛知)のアートメッセで平和の像を展示する展示会が突然終了しました。2017年、レーゲンスブルク近郊の平和像の説明パネルは、日本大使館からの圧力を受けて撤去されました。2018年、大阪はサンフランシスコとの姉妹都市を終了しました。サンフランシスコは似た様な像の撤去を拒否したためです。 ウィキペディアのエントリ「Statue of Peace」でさえ、現在撤去の脅威にさらされています。

「ミッテ地区役所は、東京を気に入られるために薄っぺらな疑似議論を構築している。」と、ベルリンの政治について、コリア協議会のナタリー・ジョンファ・ハン代表は述べました。 ハイコ・マースも間接的に批判されています。 ベルリン上院には、見直す事が期待されています。 正しい方に。

アーティスト夫婦の像が外交関係を揺るがすだなんて、二人はおそらく想像することができなかったでしょう。

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何故ドイツの識者は慰安婦像撤去を非難するのか?反日教授再生のループ

ハンギョレ2020.10.12
独大学教授たちも「日本からの少女像撤去の圧力に対するドイツの態度に衝撃」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4719faf6543c8d8243229436510f411e35dcb204

の記事を受けて、オーストリアの大学に在学中の方から以下のメッセージをいただきましたのでご紹介します。

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記事にある独ライプツィヒ大学日本学科のシュテフィ・リヒター教授のような考え方が残念ながらヨーロッパの日本学の主流です。

何も知らない学生たちを彼らの方向に導いていくという厄介な特徴もあります。

そして、いくら日本人がそうではないと説明をしても聞く耳をもたない。。。。。学生は社会的地位のある教授の言う事を信じます。社会的な地位のある人の発言の重要性を痛感します。

そのような教育のせいで本来は日本が好きだった学生が日本を批判する立場になっていきます。

ウイーンの大学で日本学を学び始めてその構造が良く分かりました。

大学の授業で使う新聞は朝日か毎日ですし。。。。

多くの人に外国の日本学の実態を知ってほしいです。

学生がすぐに反日に走るわけではありません。入学から卒業までの長い時間をかけて洗脳のようなことが行われます。

教授たちも初めはあからさまに反日姿勢を見せるわけではなく授業の中に少しずづ反日要素を取り込んでいます。そしてセミナーの段階でその要素が強くなります。

もちろん大学ですので物事を批判的にみる態度は必要になるのですが、反日イデオロギーが強すぎるのです。

上記の韓国の新聞記事はいい例だと思います。自分たちの意見を通すために社会的地位のある人の言葉を引用する。それに協力する社会的地位の高い人たちが存在する、悲しくなります。

日本政府にはアカデミーの分野での情報戦をしっかりやってほしいです。

毎年、日本学部からも多くの学生が日本へ留学します。

日本を批判的に見た研究内容をもっての留学が多いそうですが、それでも日本は奨学金を出すそうです。

審査員の中には日本人(大使館員?外務省職員?)も入っているので、そういう研究をするような学生は振り落としてほしいです。

韓国青瓦台前 にて韓国市民団体「ベルリン慰安婦像撤去を支持します!」

Oct 12, 2020
at  the executive office and official residence of the President of the Republic of Korea (Seoul, South Korea)
A Korean Civil group protests against ” Comfort Women Statue ” in Berlin and supports Berlin’s decision to revoke an approval of the statue
2020年10月12日 韓国 青瓦台(大統領府)前にて
ベルリンの慰安婦像に反対し、市の像承認撤回の決定を支持する韓国市民団体

Bezirksamt Mitte Berlin hebt Genehmingung fur “Friedensstatue” auf. Wir stimmen zu!
私たちはベルリン・ミッテ区の「平和像」承認取り消しに賛成します!

Wir stimmen stark zu, dass die Statue entfernt wird.
ベルリンの慰安婦像の撤去を強く支持します

Wir stimmen zu, dass Berlin die Genehmigung für die Statue aufgehoben hat.
ベルリンの慰安像許可取り消しの決定を支持します

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2020年10月12日 韓国ソウル 青瓦台前にて

「慰安婦法廃止国民行動」声明

ベルリン ミッテ区の慰安婦像 承認 取り消し 積極的に支持します

去る9月28日、ドイツのコリア協議会はベルリン市ミッテ区の公共敷地に「平和の像」という名前の慰安婦の銅像を立てました。ドイツには既に2017年3月8日にヨーロッパとドイツではじめての「平和の像」が立てられましたが、日本の総領事館の碑文は撤去され、銅像だけ残っている状態で、2020年2020年3月8日には、フランクフルト韓国人教会に2番目の「平和の像」が立てられました。そして今回が3番目です。

しかし不幸中の幸い、先週の10月7日ベルリン、ミッテ区では、この銅像が最初に申告した内容と違う碑文を含んでいるという理由で、来る14日まで撤去するように命令しました。もし撤去しない場合には、直接撤去することと、これに対する費用も請求するとしました。問題になった碑文は「第2次世界大戦当時、日本軍はアジア太平洋全域で女性たちを性奴隷として強制動員した。このような戦争犯罪の再発を防ぐためのキャンペーンを広げている生存者の勇気に敬意を示す。という内容です。

この碑文はドイツと日本間の緊張関係を造成し、韓国側の立場で日本を狙って韓日関係を悪化させようとする公共場の道具化として利用しているということです。

最初にミッテ区としてはこの平和の像を1年間の展示という条件で承認したのです。

しかし申告の内容になかった碑文が含まれたという理由でその承認を取り消したということです。私たちはこのようなベルリンのミッテ区の承認取り消しを積極的に支持し、支障なく執行されることを希望します。

しかし 私たちの見るミッテ区平和の像の問題は短い碑文ではなく、銅像自体にあることを明らかにします。ドイツではこの像を平和の像と言いますが、平和とは何ら関係がありません。この銅像は日本軍慰安婦に対する嘘と歪曲をパターンにして憎悪と葛藤を助長する象徴物に過ぎません。大韓民国慰安婦被害者法には、日本軍慰安婦を日本軍によって強制的に連行し、性的虐待を受け慰安婦生活を強要された女性だと定義しました。しかしこれは明らかな嘘です。当時慰安婦は日本軍によって強制的に連行されなかったし、日本軍の性奴隷でもありませんでした。そして戦争犯罪被害者でもありません。

事実はこうであるにも関わらず、ユンミヒャン氏をはじめとした挺対協関係者たちは、今まで慰安婦を日本軍による被害者として変身させ、反日感情助長の宣伝道具として利用してきました。そしてこのような嘘と歪曲をパターンにして、国内に平和の少女像という名前の銅像が130個以上立てられ、これからもずーっと立て続けると言います。その作業の中ひとつが今回立てられたベルリンミッテ区の「平和の像」です。

しかし、平和の像と呼ばれる慰安婦像は操作された日本軍性奴隷を象徴する嫌悪造形物です。

この慰安婦像は貧しかった朝鮮の国民を守れず貧しかった父母が子どもを守れなかった恥ずかしい自画像なのです。

そこで私たち「国史教科書研究所」と「慰安婦法廃止国民行動」はベルリンミッテ区の「平和の像」承認取り消しをもう一度支持し共に既に立てられた銅像も全て撤去することを願うところです。私たちはこれからも、このような嘘と歪曲を終息させ、嫌悪造形物である慰安婦像撤去のため、真実を武器として最後まで闘うことを約束します。

ありがとうございました。

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<参考>

慰安婦像を設置したベルリンの「コリア協議会」による撤去反対声明(10月8日付)

Berlin will Mahnmal gegen sexualisierte Kriegsgewalt gegen Frauen entfernen lassen

Berlin will Mahnmal gegen sexualisierte Kriegsgewalt gegen Frauen entfernen lassen

(英文)Berlin wants to remove the memorial against sexualised violence against women

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<ニュース>

KBS 2020.10.13.
[특파원리포트] “위안부상 철거 고맙습니다”..日 ‘민관 덴토쓰’ 또 먹혔다
[特派員レポート]慰安婦像撤去ありがとうございます。日本、民間電凸のまた餌食になってしまった
https://news.v.daum.net/v/20201013150146786

10月8 日 ベルリン慰安婦像の許可取り消し決定

ベルリン市ミッテ区 慰安婦像の許可取り消し決定

ベルリン公式サイトより
2020年10月8日
Bezirksamt Mitte hebt Genehmigung für „Friedensstatue“ auf
https://www.berlin.de/ba-mitte/aktuelles/pressemitteilungen/2020/pressemitteilung.1001656.php

ミッテ区役所は「平和像」の許可を取り消す

プレスリリース no.363/2020
2020年10月8日

ミッテ区長、シュテファン・フォン・ダッセル氏によると:
2020年9月28日、モアビット地区のブレーマー通りとビルケン通りの角に設置された「平和の像」 は撤去されなければならない。一年間の許可の取り消しをミッテ区役所は水曜日(10月7日)、像の許可を申請し建てたコリア協会に通告した。

この「平和の像」は、事前にアート アーバン スペース/ アート イン ビルディング委員会(KIST)で協議され、戦時紛争の女性に対する性暴力メッセージとして評定された。

しかし、提示された像「平和の像」は、第二次世界大戦における日本軍の行動のみをテーマにしており、充分にその(女性の性暴力に対するメッセージという)機能を果たせていない。この事が、日本において国及び地方レベルで、そしてベルリンでも苛立ちに繋がった。

ステファン・フォン・ダッセル(区長):「「平和の像」とその碑文では、政治的-歴史的に負担の課された2つの国家間の複雑な対立が取り上げられており、それをドイツで扱うのは適さない。このミッテ地区は、世界100か国以上からの人々が住む故郷(Heimat)であり、寛容で、オープンで、平和で、敬意溢れる事で互いに暮らしていけるのです。この一体感を危険に晒さないために、中立な承認機関としての役割を担う区役所は、2つの国家間の特に歴史的な紛争は避けなければならない。」

コリア協議会は現在、2020年10月14日までの期間内に「平和の像」を撤去しなければならない。

連絡先 : ミッテ区 プレス・オフィス
メールアドレス  presse@ba-mitte.berlin.de

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【 原文ドイツ語 】

Bezirksamt Mitte hebt Genehmigung für „Friedensstatue“ auf

Pressemitteilung Nr. 363/2020 vom 08.10.2020

Der Bezirksbürgermeister von Mitte, Stephan von Dassel, informiert:

Die am 28. September 2020 an der Bremer Straße / Ecke Birkenstraße in Moabit enthüllte „Friedensstatue“ muss wieder abgebaut werden. Die Aufhebung der auf ein Jahr befristeten Genehmigung hat das Bezirksamt Mitte am Mittwoch dem Korea Verband e.V. zugestellt, der das Denkmal beantragt und aufgestellt hatte.

Die „Friedensstatue“ war im Vorfeld der Genehmigung in der Kommission Kunst im Stadtraum / Kunst am Bau (KIST) diskutiert und als Statement gegen sexualisierte Gewalt gegen Frauen in kriegerischen Konflikten gewertet worden.

Eine entsprechende Gestaltung unterblieb jedoch, sodass die „Friedensstatue“ ausschließlich das Verhalten der japanischen Armee im Zweiten Weltkrieg thematisiert. Dies hat in Japan auf nationaler wie lokaler Ebene und auch in Berlin zu Irritationen geführt.

Stephan von Dassel: „Mit der „Friedensstatue“ und ihrer Texttafel wird ein politisch-historisch belasteter und komplexer Konflikt zwischen zwei Staaten aufgegriffen, der sich nicht für die Aufarbeitung in Deutschland eignet. Der Bezirk Mitte ist Heimat für Menschen aus weit mehr als 100 Nationen, die in toleranter, offener, friedlicher und respektvoller Weise miteinander umgehen. Um dieses Miteinander nicht zu gefährden, muss das Bezirksamt in seiner Rolle als Genehmigungsbehörde grundsätzlich auf Parteinahme in zwischenstaatlichen und insbesondere historischen Konflikten verzichten.“

Der Korea Verband hat nun bis zum 14. Oktober 2020 Zeit, die „Friedensstatue“ zu entfernen.

Medienkontakt:
Bezirksamt Mitte, Pressestelle, E-Mail: presse@ba-mitte.berlin.de

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コリア協議会からの声明    2020年10月8日
Berlin will Mahnmal gegen sexualisierte Kriegsgewalt gegen Frauen entfernen lassen
(ベルリンが女性への性暴力に反対する記念の撤去を要請)
https://www.koreaverband.de/blog/2020/10/08/stellungnahme-friedensstatue/

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ベルリン、ミッテ区 関係各所 コンタクト先 まとめ

慰安婦像許可取り消しの決定への支持、お礼を伝えてたい方、以下参考にしてください。

【 ベルリン州 公式サイト より コンタクト情報 】

◆ ミヒャエル ミュラー氏 ベルリン市長(州長)

Der Regierende Bürgermeister von Berlin
Senatskanzlei
Michael Müller

メールアドレス
Der-Regierende-Buergermeister@senatskanzlei.berlin.de

住所
Berliner Rathaus
Jüdenstr. 1
10178 Berlin

Tel.: (030) 9026-0 Fax: (030) 9026-2013

文化とヨーロッパのための議会事務局(Senatsverwaltung für Kultur und Europa)文化部門 (Abteilung Kultur)

議長(Referatsleiter)Helge Rehders
メールアドレス
helge.rehders@kultur.berlin.de

住所
Brunnenstr. 188-190
10119 Berlin

※ ベルリン公式サイトから 慰安婦像設置のお知らせ
Berlin bekommt auch die weltbekannte Friedensstatue!
(ベルリン 世界的に有名な平和像を設置!)
※リンク切れ 保存PDF

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【 慰安婦像が設置された ベルリン ミッテ地区 の 区長・議員、他コンタクト情報 】

◆区長(Der Bezirksbürgermeister)
Stephan von Dassel(シュテファン フォン ダッセル)
メールアドレス
bezirksbuergermeister@ba-mitte.berlin.de

住所
Mathilde-Jacob-Platz 1
10551 Berlin
Germany

Tel.: (030) 9018-32200 Fax: (030) 9018-32101

◆Bezirksamt Mitte (ミッテ区役所)
Fachbereich Kunst, Kultur und Geschichte(芸術、カルチャー、歴史専門)
Fachbereichsleitung (担当室長)
Dr. Ute Müller-Tischler (Dr.ウテ・ミュラー-ティシュラー)
※除幕式に出席

メールアドレス
ute.mueller-tischler@kultur-mitte.de

住所
Mathilde-Jacob-Platz 1
10551 Berlin
Tel.: (030) 9018-33408

◆ Bezirksstadträtin(区議)Sabine Weißler
※慰安婦像除幕式でスピーチ予定だったが出席せず
メールアドレス
sabine.weissler@ba-mitte.berlin.de

住所
Mathilde-Jacob-Platz 1
10551 Berlin

Tel.: (030) 9018-33500  Fax: (030) 9018-33509

◆ Bezirksstadträtin(区議) Ephraim Gothe 
メールアドレス
ephraim.gothe@ba-mitte.berlin.de

住所
Rathaus Wedding
Müllerstr. 146
13353 Berlin

Tel.: (030) 9018-44600  Fax: (030) 9018-44646

◆ Bezirksstadträtin(区議) Ramona Reiser 
メールアドレス
ramona.reiser@ba-mitte.berlin.de

住所
Rathaus Mitte
Karl-Marx-Allee 31
10178 Berlin

Tel.: (030) 9018-23700  Fax: (030) 9018-23498

◆ Bezirksstadträtin(区議) Carsten Spallek 
メールアドレス
schulstadtrat@ba-mitte.berlin.de

住所
Rathaus Tiergarten
Mathilde-Jacob-Platz 1
10551 Berlin

Tel.: (030) 9018-33900 Fax: (030) 9018-33910

◆ ミッテ 地区役所 (Bezirksamt Mitte von Berlin)
メールアドレス
buergeramt@ba-mitte.berlin.de

住所
Bezirksamt Mitte von Berlin
13341 Berlin (Postanschrift)

Tel.: (030) 9018-20  Fax: (030) 9018- 32010

◆ ミッテ区 プレス・オフィス ( Bezirksamt Mitte, Pressestelle )
メールアドレス  presse@ba-mitte.berlin.de

◆ ミッテ地区 twitter
Bezirksamt Mitte   @BA_Mitte_Berlin
https://twitter.com/BA_Mitte_Berlin

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【 日独友好姉妹都市 】

<ベルリン州>
◆ 東京
姉妹友好都市 https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/diplomacy/city-to-city-diplomacy/
外務部管理課
メールアドレス  S0000573@section.metro.tokyo.jp
tel: 03-5388-2222   fax: 03-5388-1215

<ベルリン・ミッテ区>
◆ 東京都 新宿区
新宿区の友好都市 https://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/file02_00008.html
地域振興部多文化共生推進課
tel: 03-3209-9999 fax: 03-3209-9900
意見フォーム https://www.faq.city.shinjuku.lg.jp/op/opinioninput.aspx

◆ 大阪府 東大阪市
姉妹都市の紹介について https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000003395.html
都市魅力産業スポーツ部 国際観光室
tel: 06(4309)3230 fax: 06(4309)3849
問い合わせフォーム https://bit.ly/36iJTr3
※米国で最初に像が立った加州グレンデール市も姉妹都市

◆ 島根県 津和野町 http://www.tsuwano.net/
商工観光課 kankou@town.tsuwano.lg.jp
tel: 0856-72-0652  fax: 0856-72-1650
津和野町教育委員会  kyouiku@town.tsuwano.lg.jp
tel :0856-72-1854   fax :0856-72-1650

※参照サイト
日独姉妹都市・友好都市-西日本
日独交流150周年

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◆ 外務省  御意見・御感想
外務省では,外交政策や外務省の業務に関する皆様の御意見を幅広く受け付けています。
https://www.contact.mofa.go.jp/form/pub/mofaj/feedback

◆ 在ドイツ日本大使館
在ドイツ連邦共和国特命全権大使  柳 秀直  (2020.11交代/前任:八木毅)

連絡先
メールアドレス:  japanese-info@bo.mofa.go.jp
郵送住所:
Botschaft von Japan
Hiroshimastraße 6
10785 Berlin
Tel.: (030) 210 94-0  Fax: (030) 210 94-222

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独メディアはベルリン慰安婦像をどう報じているか

ベルリン地方の日刊紙 die tageszeitungのネットニュース taz 。アジアについてもよく取り上げることがあります。
ベルリンの慰安婦像についてはどのように報じているか、日本語訳をご紹介します。

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taz 2020.10.7  Sven Hansen @SHansenBerlin
Umgang mit sexualisierter Kriegsgewalt
Tokiogegen Frauenstatue in Berlin
https://taz.de/Umgang-mit-sexualisierter-Kriegsgewalt/!5716087/

[日本語 訳]
taz 2020年10月7日 Sven Hansen記者 (ツイッター @SHansenBerlin )

戦時性暴力への対処

東京 対 ベルリンの女性像

ベルリン-モアビットで韓国の像が太平洋戦争での強制売春を追想している。 日本政府はそれを取り除くように求めている。

ベルリンモアビット地区では、ブレマー通りとビルケン通りとの角に、9月28日から若い女性が椅子に座っています。それは伝統的な衣装で髪を切り落とした韓国女性の等身大のブロンズ像です。

一見この像は無害に見えます。 その隣の空の椅子は貴方を彼女の隣に座るように誘います。ただ基盤プレートに埋め込まれた老婆の暗い影と像の握りこぶしは、新鮮な花(に飾られている)にもかかわらず緊張を明示しています。

日本の保守的な政府にとっては、ここに悪魔が座っているのです。民間主導の像除幕式のもう翌日には、内閣官房長官兼政府スポークスマンの加藤勝信氏は、東京は像の撤去に取り組むと発表しました。

先週の木曜日、日本の茂木敏光外相は彼のドイツの同僚であるハイコ・マース(SPD)と電話で話しました。 日本の右翼の日刊産経新聞によると、茂木は像の撤去を求めたと報じました。

コメントしたくない独外務省

ドイツの外務省はtaz(このメディア)にも許可か拒否のどちらもかもコメントしたくなかった。 外務省が、そこの道路の空間を所管するモアビット、ベルリン・ミッテ区役所に何を助言したかも無解答のままです。

しかし日本大使館は、幾度にわたる質問にもコメントしたくなかったのに、茂木の要求も外務大臣会談についての記者会見で言及されていないのに、既にベルリン上院と接触していた。

「事件が判明した後、上院は日本大使館とミッテ区役所と会談し、迅速な問題解決を提唱した」と上院の広報担当メラニー・ラインシュは、tazに非常に外交的に語った。 彼女は上院が何を目指しているのか言いたくなかった。 東京はベルリンの姉妹都市で、新宿区はミッテの姉妹都市です。

ミッテ区役所では、人々は徐々に炎上に気づき始めているようです。 「現時点では、この全体像で個々の質問に回答することはできない」と広報担当の女性はtazに語った。 「現在、さまざまなレベルで話し合いが行われています。まず、話し合いがどのように進行するかを待ちます。」

日本の右翼は戦争中の強制売春を否定

像の土台にある碑文は「平和の像」を語っています。 これは、太平洋戦争(1931年から1945年)における日本軍の強制売春を追想しています。 当時日本が占領した国々では20万人以上の女性が性的に奴隷にされました。 これらの所謂慰安婦のほとんどが韓国出身でした。

日本の右翼とナショナリスト達は今日まで、強制売春所を天皇軍が所有し、女性達が自発的ではなく軍の買春所に居たことを否定している。

戦後、強制売春は黙っていました。1991年になってから被害者が名乗り出ました。 高齢の女性達は自分達の苦しみの認定と日本からの謝罪を要求し、韓国当局間の協力を批判しました。

世界中の女性がこの問題を取り上げ、ボスニア、コンゴ、イラクなどの軍事紛争における継続的な、無視された、または小さくされた性的暴力に抗議しました。

日本の政府はただ渋々と解決への圧力をかけ、心半分の謝罪をしただけでした、それはたくさんの被害者や支援者達が全く受け入れられないものでした。 そのため2011年、活動家達はソウルにある日本大使館の前に最初の少女像を建てました。

女性像は抗議の形に変化した

それ以来、抗議の形に変化した像は、いくつかの国に存在しました。 ソウルではバス会社が像をしばらくの間バスに乗せていました。 歴史修正主義者がしばしば影響力を持ってきた日本政府は、常に撤去を推進してきました。 産経新聞は「歴史戦」で語っています。

カリフォルニアのサンフランシスコが像を保持することを決定したので、日本で2番目に大きい都市、大阪は姉妹都市を終えました。 ドイツでは、2016年に緑の党のフライブルク市長であるディーター・ザロモンが日本の圧力に屈し、韓国の姉妹都市水原からの贈り物である像の建立を中止しました。

ベルリンの像はドイツで3番目ですが、公共の場所で最初のものです。 ベルリン-ミッテ区はコリア協会に一年間の設置許可を与えました。このモアビットの独立した市民団体は、ドイツ-韓国の市民社会の理解の為に貢献し、とりわけ戦争性暴力に取り組んでいます。

「慰安婦」への追想は、現在の発展と結びついています。 戦争での性的暴力をテーマにしたワークショップは、移民や難民の子供達がいる学校で開催されます。

「この像はまた不正を公表したこれらの昔の強制売春婦達の勇気を讃えることも目的としています。」と、韓国協会のナタリー・ハン・ジョン-ファはtazに語ります。 区役所への申請で、東京からの反応の可能性を指摘したが、それどころか、ベルリンの一地区の像に日本政府が反応したことに驚いた。

ミッテ区役所の設置定着を願って

「この像は日本政府に向けられたものではありません。」とハンは除幕式で述べた「そうではなくて提案です、一緒に過去を未来のために清算する」

彼女はモアビットの人の関心の高さに喜んでおり、区役所が圧力に屈しないことを望んでいます。

例えば今日のライプツィヒ大学日本学研究者達の研究では日本の歴史修正主義と慰安婦に問う事の意味を考慮しています。

昨年、日本中部の愛知県で開催されたトリエンナーレでは、検閲された芸術の展示会がわずか2日で中止されました。 そこに展示されたモアビットのものと(形は)一致するプラ​​スチック製の少女像は、右翼の界隈からの大きな脅威を招きました。

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【 taz への意見届け先 】

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