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李在明大統領のX投稿から始まった言論弾圧~大統領の公開謝罪を求めます!

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2026年1月6日、韓国の李在明(イジェミョン)大統領は国賓として中国を訪問している最中、自身のX(旧ツイッター)のアカウントで一活動家である金柄憲氏(慰安婦法廃止国民行動代表)を非難する投稿をしました。

「こんな愚かな・・・死者への名誉棄損です」
https://x.com/Jaemyung_Lee/status/2008326577038176361

その後すぐに、警察庁が特別チームを編成。金氏ら市民団体への捜査を強化し、19日には金氏の家宅捜査を行いパソコン、スマホ、横断幕などの活動の用具まで押収しました。

それにも関わらず、翌日20日に金氏らは京機道・水原市のオリンピック公園で少女像撤去を促す集会を行い声明文を発表しました。その声明文と様子をご紹介します。

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2026年1月20日 水原オリンピック公園少女像撤去を促す集会

2026年 1月 20日

慰安婦法廃止国民行動代表 金柄憲

声明文
大統領の公開謝罪を求めます

2026年1月6日、中国を訪問中だった李在明(イ·ジェミョン)大統領はsnsに「慰安婦は売春婦」… 全国を回りながら「少女像侮辱チャレンジ」を行った男」という中央日報の報道をリンクし、「こんな間抜けな…···死者への名誉毀損です。」と書かれています。 言論はこれを受けて「少女像テロ犯」、「慰安婦嫌悪デモ」、「少女像侮辱」等のあらゆる扇動的表現を動員して私を非難する記事を書きました。

そして、1月7日警察庁は「慰安婦被害者対象不法行為厳正対応」という題名の報道資料を出しました。 該当資料には「少女像毀損」、「歪曲された事実拡散」、「学習権侵害」、「未申告不法集会」等、私に対する各種確認されていない犯罪疑惑が羅列されていました。 まもなく警察庁国家捜査本部は瑞草警察署を私に対する「集中捜査官署」に指定し、死者名誉毀損と侮辱などの疑惑を適用して厳重捜査するという意志を明らかにしました。 このような一連の過程の中には、憲法で保障された無罪推定の原則はどこに消え、有罪趣旨の犯罪者の烙印を押すだけの乱舞な状態です。大統領のぞっとする警告に続き、警察庁が機敏に対応し、放送とマスコミがこれを拡大再生産し、私はあっという間に各種犯罪を犯した犯罪者に転落しました。 また19日には家宅捜索までされました。 ニュースに接した親戚はもちろん、連絡がなかった知人たちから心配いっぱいの安否電話が続きました。 特に連日上がってくる厳重処罰報道に恐れと恐怖に包まれた家族は皆私に活動中断を要求しました。 私は処罰を受けることはしたことがないと極力釈明しましたが、大統領と警察庁長が指摘したので、そのような主張が何の役に立つのか」とし、「どうかやめてほしい」と訴えています。

しかし、私は大統領と警察庁の脅迫(劫迫)に屈するつもりはまったくありません。 むしろ、力のない一市民の真実追求活動を最高の地位と権力で脅かし、家族を恐怖のるつぼに追い込んだ大統領に謝罪を要求するところです。 私は決して大統領が言った「死者名誉毀損」をしたことがなく、警察庁報道資料に言及されたいかなる犯罪も犯したことがないからです。 また、慰安婦に関する真実を知らせただけで、慰安婦を冒涜しませんでした。 私がしたことといえば、36年間続いている慰安婦詐欺劇の中断と慰安婦詐欺劇の象徴である少女像を撤去せよということだけです。

断言するが、1990年代初めから始まって36年間続いている慰安婦問題は、正義連と女性家族部(現 性平等家族部)が慰安婦履歴の哀れな老人たちを前面に出して国民と国際社会をだました恐るべき希代の詐欺劇です。

1966年の最高裁判決で「日常用語において慰安婦とは売春行為をする女性を指すもの(最高裁66ダ1635、1636)」としたように、慰安婦は売春女性の別名です。 彼らが日本軍の慰安婦営業を目的に出国するためには、抱え主と契約を結んで管轄警察署に出頭し、身分証明書の発給を受けなければなりませんでした。 身分証明書を発行してもらい、上海のような現地に到着しても、現地の領事館警察署に戸籍謄本、親権者の承諾書、印鑑証明書、慰安婦営業申請書、慰安婦個人調査書、写真2枚を提出して営業許可を得なければ、慰安婦営業をすることができませんでした。 教育部傘下の国策研究機関である北東アジア歴史財団が収集·整理した数多くの軍慰安所関連資料がこれを証明しています。

一方、「慰安婦被害者法」第2条1号には「日本軍慰安婦被害者」を「日帝によって強制的に動員され性的虐待を受け慰安婦としての生活を強要された被害者をいう。」と定義しています。 ここで日帝を正義連と女性家族部は「日本軍」と明示し「強制動員」を「就職詐欺、誘引·誘拐拉致、人身売買などの方式で引っ張っていくこと」と言いました。 つまり、「日本軍慰安婦被害者」の前提条件が「日本軍による強制動員」という意味です。 しかし、現在、性平等家族部に登録されている240人のいわゆる日本軍慰安婦被害者のうち、日本軍によって強制動員された女性は1人もいません。 これが正義連と性平等家族部が隠している慰安婦詐欺の核心です。

実状がこうであるにもかかわらず、正義記憶連帯と性平等家族部は1945年解放以前、日本軍を相手にした性売買女性をあたかも日本軍によって強制的に連れて行かれ残酷な生活をした戦争犯罪被害者であるかのように糊塗し、国民と国際社会を欺いています。 それに加えて教育部さえも教科書と各種参考資料を通じて育つ世代に慰安婦に対する歪曲·捏造された認識を植え付け、幼い頃から隣国を憎悪するように教えています。

実例として現行の小学校社会5-2教科書には「日帝は女性たちを日本軍慰安婦で動員するために就職させるとだましたり、勤務内容を明確に知らせない募集広告を出したりもし、脅迫と暴力、拉致などの方式で強制的に引きずり出したりもした。(キム·ヨンサp.134)」と言い、高校の韓国史2教科書には「被害者は殴打や拷問、性暴力など恐ろしい生活を強要された。 彼らの一部は、反人道的犯罪を隠そうとする日本軍に虐殺されたりもした。(東亜出版、p.55)」と記述しています。 ありえないし、ありもしない嘘です。

このような慰安婦実状の歪曲·捏造は、慰安婦象徴造形物であるいわゆる「平和の少女像」にもそのまま反映されています。 少女像の作家は自分の作家ノートに「日本による植民地時代朝鮮の花のような年齢の少女たちと若い女性たちを騙したり、強制的に戦場に連れて行き、性奴隷にし、さらには殺すことまでする無惨な犯罪を躊躇なく犯した残酷な歴史を記憶させたかった」という制作動機を明らかにしました。 このように慰安婦に対する彫刻家の誤った認識と対日敵愾心が投影された少女像は国内に156個、海外に30個余りも設置されており、舞鶴女子高校と瑞草高校など全国の小·中·高校にも多様な形と大きさの少女像が数百個も設置されています。

問題はこのような校内設置少女像が生徒たちの正しい情緒涵養を阻害する非教育的造形物であるということにあります。 教師が少女像を前にして、慰安婦についてありのままの真実を知らせるためには、慰安婦が売春女性であることを話さなければならず、それに伴う花代、コンドーム、性病管理などを説明しなければなりません。 これに加えて、挺対協が発行した計8冊の慰安婦証言集に載っている慰安婦たちのポルノのような生々しい証言も一緒に読まなければなりません。 そうでなければ結局「慰安婦」は日本軍に強制的に連れて行かれ性暴行を受け、甚だしくは殺害までされた戦争犯罪被害者」という嘘をつかなければなりません。 残念ながら、現在行われている慰安婦教育はすべて後者です。

このように偽りの情報に基づいて制作·設置された少女像は、陣営間の葛藤と対立を招き、対日敵愾心を助長し、韓日関係を破綻させる巨大な障害物となって久しい。 これに対し、私をはじめとする反慰安婦運動勢力は2019年以来、慰安婦詐欺劇の中断と少女像撤去を主唱してきたのです。 こうした一連の活動について、反日感情に便乗した政界やメディアが一斉に我々を攻撃するかと思えば、ついに我々の真実の声と行動について「集中捜査官署」を指定し、厳正捜査を公言しています。 いずれも大統領の一言から始まったとんでもないことです。

これに対し、大統領が公開したSNSの当事者である私は、大統領に次の二つを要求します。 第一に、性平等家族部に登録された240人のいわゆる日本軍慰安婦被害者の内、日本軍に「就職詐欺、誘引·誘拐拉致、人身売買」等の方式で連れて行かれた慰安婦がいるか確認されるようお願いします。 もし1人もいなければ、「慰安婦被害者法」は適用対象者がいない失効法律であることを認め、全面的な再調査が行われるようにしてください。

第二に、大統領が「死者名誉毀損」とおっしゃったので、私がこれまで死亡した慰安婦の中で誰の名誉をどのように傷つけたということなのか具体的に明らかにしてください。 対象者を特定できなければ、大統領は何の根拠もなく罪のない一介の一市民を「間の抜けた人」として公開非難し、私と私の家族全員を捜査と処罰という恐怖に震え上がらせたのです。 この点についての公開謝罪を求めます。
ありがとうございます。

以上

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第四回 日韓合同シンポジウム2025 開催!~11月27日(木)文京区民センター

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第四回日韓合同シンポジウムは、盛会のうちに終えることができました。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
日韓真実勢力の協力と連携はこれからも継続していくことが重要と考えております。
引き続きご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

◆ シンポジウム 【 資料冊子データPDF 】

◆ 国際歴史論戦研究所会長 杉原誠四郎 挨拶文
【 日本語版PDF 】  【 韓国語版PDF 】

◆ 動画  ※順次公開
[金柄憲所長 講演]

<参考ニュース>
Pennmike 2025.12.08
일제시대 재검토해 발전적 미래 건설하자는 한·일 지식인들, 日 도쿄에서 네 번째 합동 심포지움 개최
https://www.pennmike.com/news/articleView.html?idxno=111793

産経ニュース 2025/11/30
「慰安婦詐欺劇を終息させ、韓日友好を」金柄憲氏が講演 韓国で慰安婦像の撤去求めて6年
https://www.sankei.com/article/20251130-BWIW53GYQBDANEUYK3V3STPHCU/

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< 第四回 日韓合同シンポジウム お知らせ >

日韓合同シンポジウム「第一回 2022年 東京」、「第二回 2023年ソウル」、「第三回2024年 東京」に続いて、本年2025年11月27日に第四回が東京で開催されることとなりました。皆様のご参加をお待ち申し上げております。


[ チラシPDF版 ]

第四回 日韓合同シンポジウム2025

韓国では小学校から高校まで学校教科書で「日本軍慰安婦」を取り上げ、史実を捻じ曲げて、子供たちに日本への「恨み」を植え付けています。さらに海外各地に「慰安婦像」を設置して日本の「残虐性」を訴えており、これを韓国政府も支援しています。放置すれば日本は世界から侮蔑され、韓国は日本との離反によって自滅します。
今年で第四回を迎える日韓合同シンポジウム。慰安婦像撤去活動と韓国学校教科書問題に取り組んできた金柄憲先生と日韓両国の歴史・文化に造詣が深い評論家の呉善花先生をお招きし、日韓の真の和解のためには何が必要かを議論して頂きます。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

【日時】2025年11月27日(木) 受付13:30~ 開会14:00 閉会16:00予定

【場所】文京区民センター 3-A会議室 (文京区本郷4丁目15番14号)
アクセス:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩0分 / 東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分 / 東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分

【参加費】二千円 ※事前申し込み不要。直接会場にお越しください。

【プログラム】
◆  講演: 金 柄憲(キム・ビョンホン) (韓国国史教科書研究所所長)
演題「韓国慰安婦運動の現状と学校教育、そして今後の解決策」

◆  講演::呉 善花(オ・ソンファ)(評論家・東京国際大学教授)
演題「李在明政権が揺さぶる日韓関係 ~日本統治時代をめぐる真実~」

◆ 対談: 金 柄憲 / 呉 善花
「日韓の真の和解を目指して」

【講師プロフィール】
金 柄憲(キム・ビョンホン)
成均館大学校漢文学科博士修了。東国大学史学科博士修了。韓国の歴史学者、大学講師。 韓国国史教科書研究所所長、 慰安婦法廃止国民行動代表を務めている。 2019年からソウル駐在大韓民国日本国大使館前の少女像撤去を要求する集会を開いている。近著『赤い水曜日、30年間の慰安婦歪曲』の日本語版を文藝春秋より出版

呉 善花(オ・ソンファ)
1956年、韓国、済州島生まれ。4年間志願で女子軍隊生活をする。1983年来日、大東文化大学(英語学)留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(アメリカ地域研究)修了。拓殖大学教授を退職後、2022年度から東京国際大学教授。著書に『スカートの風』正・続・新(三交社・角川文庫)、『日本の曖昧力』(PHP研究所)、『私はいかにして日本信徒となったか』(ワック出版)、近著 として 『反目する日本人と韓国人』(ビジネス社)2021年、『謙虚で美しい日本語のヒミツ』(ビジネス社)2022年など著書多数。

【主催 / 問合せ】一社)国際歴史論戦研究所
〒122-0005 東京都文京区水道2-6-3-2F
Tel:03-6912-1045(平日10:00~18:00) fax:03-6912-0048
mail:info@i-rich.org

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国際歴史論戦研究所の活動は皆様からのご寄付で成り立っています
シンポジウム成功に向けてご支援お願い申し上げます

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口座名    国際歴史論戦研究所

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11/29 公開研究会「佐渡金山朝鮮人労働の真相-147人の証言から-」

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歴史認識問題研究会から研究会のお知らせです。
韓国から来日される講師の李宇衍先生は資料を丹念に調査し、軍艦島や佐渡金山での戦時中朝鮮人強制労働説は事実とは異なるという発表をされています。
また日本軍の強制連行・性奴隷の象徴とされている慰安婦像の撤去運動もされてきました。信念と勇気のある研究家です。

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歴史認識問題研究会
公開研究会「佐渡金山朝鮮人労働の真相-147人の証言から-」

チラシPDF版

11月29日(土) 14:00~17:00(開場 13:30)

【会 場】全国町村会館 ホールB(2階) (東京都千代田区永田町1-11-35)

【講 師】李 宇 衍(落星台経済研究所研究委員)

【参加費】一人2千円(資料代含む・事前予約不要)

コメンテーター
西岡  力(当研究会会長、麗澤大学特任教授)
勝岡 寛次(当研究会事務局長、麗澤大学国際問題研究センター客員教授)
長谷 亮介(当研究会研究員、麗澤大学国際問題研究センター客員准教授)

<全国町村会館へのアクセス>
■東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」3 番出口より 徒歩 1 分
■東京メトロ 丸の内線・銀座線「赤坂見附駅」より 徒歩 8 分
■東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」より徒歩 11 分

【主 催】歴史認識問題研究会 https://info-rekininken.tokyo/
問合せ Mail: info@harc.tokyo

11/15開催「対国連活動 報告会」~11年間 これまでの活動とノウハウを全てお伝えします!

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報告会の動画は後日公開します。
山本発表「国連参加のノウハウ」の内容はこちらに纏めて掲載しました。⇒ https://nadesiko-action.org/?p=19816

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<お知らせ>
国際歴史論戦研究所
対国連活動 報告会 

「慰安婦=性奴隷」の嘘が浸透した左翼の牙城「国連」に我々が初めて切り込んだのが2014年。それから11年の間、ジュネーブ、ニューヨークの国連で様々な取り組みをしてきました。
国連で何が出来たか、何が達成できなかったか? 国連にどうやって参加するの? そのしくみは? 現場で今何が起こっているのか?
日本の保守系団体として対国連活動を継続してきた経験とノウハウの全てを皆さんにお伝えします。
国内で論じるだけでは足りません。対外発信と国連での活動にご興味ある方、是非ご参加ください!

【日時】2025年11月15日 (土) 受付13:30  開会14:00  閉会16:00予定
【場所】文京区民センター2A会議室 (東京都文京区本郷4丁目15番14号)
【アクセス】都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩0分
東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分
東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分
JR「水道橋駅東口」徒歩15分

【プログラム】
・最新!国連情報 藤木俊一 (国際歴史論戦研究所 上席研究員)
・国連参加のノウハウ 山本優美子(国際歴史論戦研究所 所長)
・対国連活動 11年間の奮闘とこれから
杉田水脈(前 衆議院議員)、藤木俊一、山本優美子

【参加費】二千円   事前申し込み不要
【主催・問合せ】 一社)国際歴史論戦研究所 i-rich.org
事務局 TEL 03-6912-1045(担当:松岡)  メール info@i-rich.org


※ PDF版

故安倍晋三氏がトランプ大統領に託した言葉~「慰安婦」と日韓関係

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一社)国際歴史論戦研究所に発表した論説を https://i-rich.org/?p=2428 から転載いたします。

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故安倍晋三氏がトランプ大統領に託した言葉  ~「慰安婦」と日韓関係

国際歴史論戦研究所
所長 山本優美子

米国のトランプ大統領自ら、日韓の「慰安婦」問題について大韓民国の首相に語った。2025年8月25日ホワイトハウスにて、大韓民国の李在明大統領との初の米韓首脳会談の席でのことだ。小一時間の会談の中で慰安婦についての発言は最後の4分程度であったが、正に故安倍晋三氏がトランプ大統領に話したであろう内容そのままをトランプ大統領が韓国大統領に伝えている。我々はトランプ大統領に感謝しつつ、日韓の友好関係について安倍氏が遺した言葉として心に留めておくべきだと思う。

The White House公式youtube

◆ トランプ大統領自ら切り出した「慰安婦」

切っ掛けは、韓国の記者がトランプ大統領に「訪米前に、李大統領は日本を訪問したが、韓米日の協力関係について議論するべきことはあるか」との質問だった。

トランプ大統領は自ら「慰安婦」について述べた。

「(日韓)両国をまとめるのは少し大変でした。というのは、あなた方はまだ「慰安婦」にこだわっているからです。そうですよね? 慰安婦です。慰安婦のことばかりが話題にしたがってました。私は、この問題はこの数十年間で何度も解決されたと思っていました。」
「韓国にとって非常に大きな問題でしたが、日本にとってはそうではありませんでした。日本は前に進もうとしていました。仲良くやっていきたいと。でも、韓国はこの問題にとても固執していました。」

続けて日韓関係についての次のような見解を語った。

「日本は韓国と良い関係を築きたいと思っています。もちろん、私は日本国民は素晴らしく、素晴らしい国であると考えています。そして日本はぜひ韓国と良い関係を築きたいのです。両国には共通点があります。北朝鮮問題を解決したいということです。
日本は韓国との良い関係を強く望んでいるし、また、私も必ずそうなると確信します。私が接した日本の人々は素晴らしい人たちで、韓国のあなたたちに対しても同じでしょう。」

最後に故安倍首相の名前を挙げ、日韓は素晴らしい関係になると結んだ。

「安倍首相は偉大な人物であり、私の偉大な友人でした。彼は暗殺されました。しかし、彼はあなたの国に非常に温かい感情を抱いていました。それは確かです。現在の首相も、私は非常によく知っていますが、同じように感じています。ですから、あなた方は日本と素晴らしい関係を築くでしょう。」

◆ 安倍・トランプと慰安婦問題

安倍首相が初めてトランプと会ったのは大統領就任前の2016年11月、ニューヨークのトランプタワーを訪問した時だ。2017年1月にトランブ大統領が就任してから、2020年9月安倍首相の辞任までのおよそ3年8か月間は日本国首相と米国大統領という関係だった。安倍氏が亡くなった2022年7月8日までを考えると6年近い交流があったことになる。

この間、韓国では2017年5月に文在寅政権が発足。2015年12月の日韓外相会談合意によって、慰安婦問題は「最終的かつ不可逆的」に解決されたにも関わらず、これを反故にする動きが続いた。

2018年1月、当時の康京和外交部長官が、2015年合意は真の問題解決とならないとする韓国政府の立場を発表。同年11月には韓国女性家族部が、日本の拠出金10億円で設立した「和解・癒やし財団」の解散を発表した。

2021年1月、元慰安婦等が日本国政府に対して提起した訴訟にて、韓国ソウル中央地方裁判所は、国際法上の主権免除の原則の適用を否定し、日本国政府に対して原告への損害賠償の支払などを命じる判決を出した。

海外では韓国系団体が慰安婦像・碑の設置運動を主導した。2017年以降も、海外の公有地だけでも米国のブルックヘブン(ジョージア州)、サンフランシスコ(カルフォルニア州)、フォートリー(ニュージャージー州)、独ベルリン、伊スティンティーノに像や碑が設置されている。

トランプ大統領にとっては、2017年11月の訪韓時、青瓦台(大統領府)で開かれた国賓晩餐で抱擁した高齢の女性が、自称元慰安婦被害者の李容洙氏であった事実を後に知ることになった一件も、もしかしたら「慰安婦」問題について関心を持つきっかけになったかもしれない。

◆ 国のトップの絆と歴史戦

トランプ大統領と安倍首相は日米首脳会談などの公式会談、電話会談だけでなく、一緒にゴルフをプレーするなど、親密な関係があったのは多くに人が知るところだ。在任中の会談回数は少なくとも30回から40回以上ともいわれている。

そういった関係にあっても、「慰安婦」と日韓関係をトランプ大統領に説明するのは、簡単ではなかっただろうと察する。海外では特に「慰安婦」は歴史問題ではなく女性の人権問題としてとらえられる。被害者と称する女性には同情せねばならず、彼女らの発言を否定することは許されないという圧力がある。慰安婦の雇用契約について歴史事実の論文を発表して世界中からバッシングをうけたハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授がその例だ。

今回の米韓首脳会談でトランプ大統領が自ら「慰安婦」を切り出し、韓国大統領に話したのは、トランプ大統領が故安倍首相を深く信頼し、その意味を充分理解していたからであろう。

安倍首相が亡き今、今回のトランプ大統領の発言は、日米両国トップの絆が遺してくれた我々日本と韓国へのメッセージといえよう。安倍晋三氏は天国から「トランプ大統領、ありがとう」と微笑んでいるのではないだろうか。

以上

<参考>
会談での慰安婦についての箇所の日本語訳と発言英語文字起こしはこちら

https://nadesiko-action.org/?p=19515