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オリジナル曲『慰安婦―微笑みの彼方に』

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長尾秀美(元在日米海軍司令部渉外報道専門官・小説家)氏と有志によるオリジナル曲『慰安婦―微笑みの彼方に』をご紹介します。
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『慰安婦―微笑みの彼方に』

今回の歌の題名は『慰安婦―微笑みの彼方に』です。

この歌はカバー曲ではありません。Travelerが作曲したオリジナル曲です。Guitarの支援を受け、Janmarが歌詞を書き、Angelが歌っています。
背景画像の中に含まれている古い写真は、なでしこアクションから提供していただきました。

「慰安婦」とは売春婦のことです。売春は世界で最も古くからある職業の一つだと言われています。

百科事典の一つでウェブサイトのコトバンクによると、近代以前の日本では売春婦に対する代表的名称が遊女でした。その江戸時代、徳川幕府(1603‐1868年)は遊女を取り締まるために遊郭を許可制にしました。遊郭で働いた遊女は公娼として扱われましたが、遊郭の外で売春をしていた女性は私娼でした。いずれにしても親に売られた女性や生活に困った女性が売春をしていました。

1872年(明治5年)、政府は(芸)娼妓解放令を公布し、売春婦は娼妓と呼ばれました。1900年(明治33年)、政府は娼妓取締規則を公布しました。娼妓は、親の承諾書に印鑑証明書と戸籍謄本とを添付し、健康診断を受け、自ら警察署に届け出をし、娼妓名簿に登録され、指定された場所に住み、許可を受けた場所で稼業をすることが義務付けられました。(注:1916年(大正5年)、朝鮮総督府は芸妓酌婦芸妓置屋営業取締規則と貸座敷娼妓取締規則を発布したので、娼妓は朝鮮でも日本と同様の手続きを経なければ稼業ができませんでした。)

第1次世界大戦中の1916年(大正5年)から娼妓は中国の青島の貸座敷(置屋)で、上海事変が起こった1932年(昭和7年)から娼妓は中国の上海の慰安所で稼業を始めました。戦地で働く娼妓はこの頃から慰安婦と言われるようになりました。1937年に日中戦争が始まり、1941年(昭和16年)に日本が大東亜戦争(太平洋戦争)を始めると、中国大陸内陸部や南部や東南アジアにも慰安所が設置されました。慰安婦も慰安所経営者も現地領事館警務部に登録した上で稼業をしていました。慰安所経営者と契約を結んだ慰安婦の取り分は、親が前借した金額により、売り上げの4割から6割でした。言うまでもありませんが、彼女たちの身分は公娼でした。無届の私娼ではありません。

一部の人たちと団体は、国家権力が女性を拉致し、戦地の慰安所で性奴隷にされたと主張しています。彼らは、慰安婦を、悪徳業者に騙され現地の女郎屋に売られ強姦された上に、無償で、売春を強制された女性と混同しているようです。

前置きが長くなりました。この歌は慰安婦(公娼、娼妓)だった女性の過去を振り返りつつ、彼女たちの心情に寄り添うために創作しました。したがって現在の男女平等や人権尊重や倫理観に異議を唱えるものではありません。

COMFORT WOMEN—Casting a Smile at the Checkered History
(Translation of Japanese Lyrics by Janmar)

The title of the song this time is “COMFORT WOMEN— Casting a Smile at the Checkered History.”

This is not a cover song but an original song composed by Traveler, written by Janmar, and sung by Angel with the support of Guitar. Old photographs used in the video footage are provided by courtesy of Nadeshiko Action, the Japanese Women for Justice and Peace.

“Comfort women” were prostitutes. Prostitution is known as one of the oldest professions in the world.

According to Kotobank (one of the web-site dictionaries), prostitutes were generally called Yujo (literally translated as playing women) in pre-modern Japan. In the Edo Period (1603-1868), the Tokugawa shogunate government set in place a system of permits to operate establishments for prostitution. Thereby Yujo were controlled and registered at each establishment. Those prostitutes who did business on their own were not Yujo in that sense. In any case, engaged in business were those women who were sold by their parents or those who had financial hardships.

In 1872, the Meiji government issued the Prostitutes Liberation Act, which made Yujo independent, publicly licensed prostitutes or Shogi. In 1900, the government enacted the Shogi Control Regulations. It meant a Shogi was required:  to submit a letter of consent from her parent with a certificate of seal impression and a copy of her family register, to receive a medical certificate, and to present herself at the police station, to register her on the official list of Shogi, to live at a place designated, and to do business at an authorized establishment. (Note: The Government-General of Korea issued in 1916 two regulations to control prostitution businesses and Shogi. Korean shogi—as were Japanese counterparts—were required to follow the similar procedures to engage in prostitution.)

As for Shogi prostituting in overseas locations, the earliest record indicates Shogi were in Qingdao (Tsingtao), China from 1915. Since the days of the Shanghai Incident (January 28 Incident) of 1932, Shogi practiced business in comfort stations in Shanghai. They began to be called “comfort women” since then. After the Battle of Shanghai broke out in 1937 and the Pacific War began in 1941, private operators set up comfort stations in inland and south China and in Southeast Asia. The comfort women as well as the comfort station operators were required to register themselves at the police department of a Japanese consulate. Having signed contracts with the operators, the women worked on a percentage basis. What they made was 40% to 60% of the monthly earnings, depending on how much money their parents borrowed.

Certain people and groups claim that the authorities had kidnapped young women by force and made them sexual slaves at comfort stations in warfront. They have obviously confused the comfort women with those women who had been deceived and sold to brothels, where they were raped and forced to work without pay.

Without further ado, allow me to say that we made this song to echo the sentiments of the comfort women (publicly licensed prostitutes or Shogi) by describing their checkered life in the past. It is not meant, therefore, to raise an objection to the equality of the sexes, respect to human rights, or the code of ethics of today.

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『慰安婦―微笑みの彼方に』(COMFORT WOMEN—Casting a smile at the checkered history)

作曲:Traveler 作詞・歌詞の英訳:Janmar 歌:Angel 支援:Guitar 協力:なでしこアクション

1.
あなたに逢ったのは 昼下がりの村外れ
お参りしての帰り 笑顔のあなた
道を尋ねたら お茶でもと勧められ
小さな家に招かれ 束の間を過ごしたの

When I first met you little after noon,
We happened to be outside a town.
After offering prayers at the shrine awhile,
You were heading home with a fond smile.
When I asked which way to go,
You asked me to come for a cup of tea, though.
Being settled at your house cozily,
I talked with you about life variously.

2.
あなたの記憶に刻まれた つらい過去の話
私はじっと聞きながら 笑顔をなくした
あの頃みんな食べられず 白い米は夢の夢
家族皆を想って こっくりと頷いた

A portion of your past, graven in memories,
Was not dear or delightful for you.
I found, listening to you closely,
Sorrow overwhelming smiles I had for you.
Your family was too poor to feed all and
Little did you dream white rice on the table.
To assure staple food for the family demand
You decided to take on a job available.

3.
17になったあなた 借りたお金のために
判子の赤い染みを 涙で眺め
どこにあるかも知らない 青い海の彼方の
戦地で鑑札もらい 慰安所で過ごしたの

You were then only 17 years old
to be sold for a debt of the family.
With misty eyes you watched a paper twofold
Being sealed in red ink by father clearly.
You left soon after for a place unknown,
Crossing the blue ocean to warfront.
Given a business I.D., you shared a milestone
With other comfort women migrant.

4.
お化粧をしたあなたは 愛想もよく持てなして
仕送り分を稼いだの 家族みんなのために
お休みには街へ出掛けた 勤めのことは忘れ
赤いワンピース買い お似合いの靴も買った

With thick makeup and in a kimono flashy,
You engaged with troops agreeably.
Working hard and saving money hourly,
You sent money by post for the family.
You went to town on a weekly day-off
To relieve the burden of work and debt.
You had a red one-piece to show off
And a pair of red shoes with a rosette.

5.
あなたの手を握り 何も言えない私
セピア色の写真に 溢れる涙
そんな想い出は 今は過去のことだと
あなたはそっと呟き ほほ笑みをくれました

Holding your hand with a sympathetic nod,
I became speechless after your talk.
Sepia photos of you taken abroad
Made my eyes well up with tears in stock.
Holding tight my hand, you blandly said to me
The past would be useless for your future.
At the entranceway, you gave a smile to me
As we said good-bye to each other.

有馬教授 支援声明「言論・学問の自由の弾圧を断固許すな― 有馬哲夫教授解雇を求める署名活動に抗して 」

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国際歴史論戦研究所が発表した早稲田大学有馬哲夫教授を支援する声明「言論・学問の自由の弾圧を断固許すな― 有馬哲夫教授解雇を求める署名活動に抗して ―」を転載いたします。

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【 PDF 版はこちら 】

令和3年10月13日

国際歴史論戦研究所 所長 山本優美子

言論・学問の自由の弾圧を断固許すな
― 有馬哲夫教授解雇を求める署名活動に抗して ―

国際歴史論戦研究所は、言論・学問の自由を弾圧するいかなる行為をも断固として抗議します。

現在、有馬哲夫教授(早稲田大学)に対して、有馬教授を「レイシスト」と非難し、解雇を求める署名活動が展開されるという異常かつ深刻な事態が発生しています。この問題は、ひとり有馬教授だけの問題ではありません。言論・学問の自由が脅かされる重大な事態と言えます。

言論・学問の自由は、言論には言論で、学問には学問で、自分の意見を主張し、かつ相手の意見をも尊重することで成り立ちます。いわば、言論・学問の自由を護る大原則というべきものです。しかしこの大原則を破り、自分の主義主張に合わない意見や主張を、解雇を求める署名活動によって封じ込めようとする行為は、数に頼んだ暴力であり、脅迫であり、犯罪とさえ言えます。学問・言論の自由を弾圧する行為は強く非難されると共に、その被害に遭っている当事者は、いかなる脅迫・脅威からも護られなければなりません。

有馬教授の解雇を求めるネット署名[1]では、有馬教授を「差別扇動」「ヘイトスピーチ擁護」「慰安婦ヘイト」「歴史否定発言」「セクシズム」などと誹謗しています。その根拠として教授のツイッターから4つのツィート発言を挙げています。(添付資料参照

一つめの発言の、海外では韓国人や韓国系の人たちが日本食レストランを開いていることは良く知られていることです。二つめの発言は、日本国内の本邦外出身者のみを対象としたヘイトスピーチ解消条例に対する批判意見です。三つめの発言の「慰安婦は日本兵より恵まれていた」については、慰安婦は日本兵より給料が高く、衛生管理、就業規定が守られていたこと、「大半の日本人慰安婦」については日本人慰安婦が多かったことは事実です。四つめは発言全体を読めば、歴史的事実と有馬教授の感想です。これらの教授の発言の一体どこが「差別扇動」「ヘイトスピーチ擁護」「慰安婦ヘイト」「歴史否定発言」「セクシズム」なのでしょうか。こうした誹謗中傷は、相手を貶める人格攻撃と断ぜざるを得ません。

当研究所では、言論・学問の自由を侵害し、根拠なき誹謗中傷により人格を攻撃する、卑劣極まりない行為を徹底的に糾弾していく所存です。

そのために、日本学術会議や早稲田大学に働きかけ、学問の自由を損ないかねない上記一連の行為を批判する声明を出すことを要請します。また、謂れなき誹謗中傷に晒され、精神的に重篤なダメージを受けた有馬教授に対する手厚い慰藉を求めます。

以下、有馬教授に対する言論弾圧の実態を詳述致します。

【 有馬哲夫教授 】

早稲田大学大学院社会科学研究科の有馬哲夫教授は現代史研究、メディア研究、公文書研究の専門家です。今年(2021年)7月に『「慰安婦」はみな合意契約していた ラムザイヤー論文の衝撃』[2] を出版し、ラムザイヤー論文についての論文[3] も発表しています。またご自身のYouTubeチャンネル[4] やツイッター[5] でも慰安婦問題について一次資料を基に積極的に発信しています。当研究所が4月に開催した緊急シンポジウム「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」[6]にも登壇して「ラムザイヤー論文批判をめぐるメディアの問題」を発表され、ラムザイヤー論文に関して学問の自由の尊重を訴えられました。

【 解雇を求める署名活動 】

去る10月5日、その有馬教授の言葉の一部を取り上げて「慰安婦ヘイト、歴史否定発言、深刻な差別を煽る発言」と批判するネット署名「差別を煽り、歴史否定発言を繰り返す教授の解雇と再発防止を求めます」[7]が立ち上がりました。同時に韓国の一部のメディアが有馬教授批判と署名を宣伝する報道を開始し、日本のニュースサイトもそのまま転載して報じました[8]。署名は開始7日間で8,400筆以上を集めています。(10月12日現在)

【 有馬教授を護ろうとする署名活動 】

この署名に対抗する形で2日後に始まったのがネット署名「早稲田大学有馬哲夫教授に対する特定団体による言論弾圧に抗議し、このような犯罪にたいする警察の速やかな対処を求め、このような犯罪の厳罰化のための法改正を求めましょう」[9]です。有志による拡散で数が伸び、5日間で13,000筆以上の署名を集めました。数の上では有馬教授を支援する人が多いことになります。しかし、これを日本や韓国のニュースメディアが好意的に報じるでしょうか。

【 海外への波及の畏れ 】

韓国メディアの受け売りを報じるのは日本のメディアだけではありません。英語での発信に積極的な韓国メディアの報道は、海外での論調にも大きく影響します。慰安婦性奴隷説が正しいと信じ込んでいる海外のメディアや学者には、日本側の情報が正しく伝わることが困難です。ラムザイヤー教授バッシング[10]の時のように、海外でも有馬教授批判が始まりかねません。

【 左派NGOによる国連への影響 】

また、日本の所謂左派NGOが国連の人権条約体委員会に「慰安婦に対するヘイト」としてラムザイヤー教授や有馬教授を報告する可能性は充分あります。委員会はこれまでもNGOの意見を取り入れて「被害者(元慰安婦のこと)を中傷する発言はやめるよう」にと日本政府に勧告[11]を繰り返しています。慰安婦の真実に関する言及をヘイトにすり替えて、国連の権威をバックにその勧告を利用しかねません。

【 今後の 国際歴史論戦研究所 の対応 】

署名の数では有馬教授支援が優勢ですが、これで安心するのは危険です。私たちは、ラムザイヤー教授に続く有馬教授への数による言論弾圧に抗議し、言論・学問の自由を守ることの大切さを改めて強く訴えていきます。

以上

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[1] https://bit.ly/3DecsTY

[2] 「慰安婦」はみな合意契約していた ラムザイヤー論文の衝撃
著者:有馬哲夫 出版社‏ : ワック (2021/7/30) https://www.amazon.co.jp/dp/4898318460

[3] 歴史認識問題研究会 『 歴 史 認 識 問 題 研 究 』 第 9号 (2021年9月17日)
ラムザイヤーの「太平洋戦争における性契約」はヘイト・イストワールを終わらせる
http://harc.tokyo/wp/wp-content/uploads/2021/09/3f4fd9c9ade48158f5e54729c6150db5.pdf

[4] YouTube 有馬哲夫チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCQRxNPh_-4w7XKpxto6-HXw

[5] 有馬哲夫ツイッター@TetsuoArima https://twitter.com/TetsuoArima

[6] 緊急シンポジウム「ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争」令和3年4月24日 星陵会館
https://i-rich.org/?m=202104

[7] https://bit.ly/3DecsTY

[8] 朝鮮日報10/5(火)
「慰安婦は売春婦」ラムザイヤー論文で本を書いた日本の教授、韓国にある「提案」
https://news.yahoo.co.jp/articles/554e584ab71bc480d4523e9d845caab0b5a8498d

中央日報10/7(木)
「慰安婦は日本兵に『ありがとう』の一言あっていい」発言の早大教授解任を求めるキャンペーン
https://news.yahoo.co.jp/articles/0204749fdd9f9e3fcc33912d3c2959bcd6b3ef1a

[9] https://bit.ly/3lesMOd

[10] ラムザイヤー教授メッセージ https://youtu.be/RuDcunvDQO0
( 日本語文字起こし http://nadesiko-action.org/?p=15867 )

[11] 女子差別撤廃委員会  日本の第7回及び第8回合同定期報告に関する最終見解 CEDAW/C/JPN/CO/7-8
Paragraph28,29「慰安婦」
自由権規約委員会 日本の第6回定期報告に関する総括所見 CCPR/C/JPN/CO/6
Paragraph 14 「「慰安婦」に対する性奴隷慣行」

英語版公開!「ひと目でわかる日韓併合時代の真実」水間政憲著

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2022年秋に正式な英訳の書籍が出版されました。ここにリンクを貼っていた英訳データは削除いたしました。(2022.10.18 記)

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ひと目でわかる日韓併合時代の真実」PHP研究所 (2013/1/30) の英訳版が公開となりました。

著者の水間政憲氏のご許可を得て、Australia-Japan Community Network (AJCN)メンバーによるボランティア翻訳によって出来たものです。

こちらからご覧になれます / ダウンロード可 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
The Truth about Japan-Korea Annexation
http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2021/10/The-truth-about-Japan-Korea-Annexation.pdf

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Australia-Japan Community Network (AJCN) からのお知らせ

関係各位

日韓併合時代の真実 英語版 PDF 完成について

2021 年 10 月 1 日
AJCN 代表兼事務局長 江川純世

本日 水間政憲氏著の「一目でわかる日韓併合時代の真実」PHP研究所をベースにして日韓併合時代について英文で記述した記事(A4サイズPDF)をGoogle Driveにアップし、誰でも参照、ダウンロードできるようにいたしましたのでお知らせいたします。翻訳作業はAJCNとしてではなくメンバー2名の個人的、ボランティアの作業としてスタートしましたが、誰でも読める形にして提供する意義が大きいと判断し、水間氏の許可をいただき完成したPDFをクラウドにアップロードして世界中の英語が理解できる方に無料で提供することといたしました。この告知を関係者に拡散していただければ幸いです。

1.「日韓併合時代の真実」英語版刊行の意義

1)慰安婦問題、戦時労働者問題(いわゆる元徴用工問題)など日韓間の摩擦の根底には、韓国人が持っている日韓併合時代に対する偏った歴史観があり、これが韓国政府、韓国国民の日本および日本人に対する見方に大きな影響を与えています。日本側から(最近は韓国内学者の一部も)この時代に対する様々な修正的観点を提示する書籍の刊行、言動が行われていますが韓国人の理解が早急に進んでいるとは言えない状況です。水間氏の原著「一目でわかる日韓併合時代の真実」は既に絶版になっていますが、当時の写真、新聞記事などの一次資料を基に、比較的客観的に日韓併合時代とはどういう時代であったかを描写しています。思想的偏り、ねじれた歴史観の排除はAJCNの事実に基づく主張に沿うものであり、AJCNの発足の動機となったオーストラリアにおける慰安婦像設置問題に直接関係するものであり、この英語版が、英語が読める韓国人にひろく読まれれば韓国人の歴史観修正に寄与できると考えます。

2)日韓の軋轢(今回のオリンピックでも見られた韓国サイドからの旭日旗非難、様々な日本に対する執拗な中傷など)を世界の他の国がどう見ているかを鑑みると、その認識の際、日韓の歴史的関係に対する正しい理解があるのか危ぶまれます。しかしながら日本サイドからの歴史に対する情報発信は韓国に比し著しく少ないのが現状です。特に双方の同盟国であり、世界の覇権国である米国が両国のプロパガンダ戦の主戦場となっており、この著書を英語化することは英語が理解できる米国を含む他国民がこの時代に関する一次資料を基にした情報を直視する契機ともなり、日韓関係の根底にあるものへの正しい理解に導くことにもなると考えます。

2.構成(Part IとⅡ、参考文献リストの3部構成となっています)

Part I

読者を英語圏の人々及び英語が読める韓国人とし、東アジア近代史の予備知識を全く持っていないという設定とし、「日韓併合」からは「七奪」「七恩」に焦点を置き、韓国側の主張に反論、及び韓国併合に至るまでの歴史的経緯と中韓関係の背景説明を記述しています。

Part II

絶版になっている水間政憲氏の「一目でわかる日韓併合時代の真実」そのものであり、当時の写真や新聞記事が豊富に掲載されています。当時の記事内容は現在に合うように編集してあります。固有名詞、例えば韓国人名・土地名の英訳は他翻訳者の文献などを参考にして統一性を取るようにし、オーストラリアに居られる韓国人の助言を受けたりして、なるべく標準的な韓国語の英語発音と綴りを採用しました。写真は原著(A5版)のものと同じで、A4版の編集となっていますので見やすくなっています。

3.アクセス方法

1)https://drive.google.com/drive/folders/13GINjmcFIMCrFtxfGrYy8-1AYyFc_F2M?usp=sharing

上記にアクセス(クリックして)ダウンロードができます。ファイルのタイトルは

The truth about Japan-Korea Annexation β version A-4 27 Sept 2021 Final

です。

2)「その他のアプリを接続…」ボタンを押して一覧の中から「Adobe Acrobat for Google Drive」を選んでインストールしてもらえば、開くまで時間がかかりますがプレビュー表示もできます。(他のアプリの中から上記のアプリを探してクリックしてインストールしてください。「目的」は真ん中のデータ参照をチェック)

4.今後の予定

A5版の紙に印刷、本として刊行し、全世界の図書館、政府機関に配布したいと考えております。その際は寄付を募りますのでご協力よろしくお願いいたします。

                                     以上

ナヌムの家の前で一人デモ “慰安婦の詐欺はもうやめろ❗️”

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元日本軍慰安婦と主張する韓国人女性らが暮らす支援施設 ナヌムの家(나눔의
の前で、2021年9月24日に國史教科書研究所の金柄憲 所長が横断幕「慰安婦の詐欺はもうやめろ❗️」を掲げてと一人デモを行いました。

その一人デモの様子と、ナヌムの家の写真をご紹介します。


<動画より 金柄憲 所長の言葉>
ご挨拶します。
国史教科書研究の金柄憲です。

今日は特別に京畿道広州のナヌムの家にやってきました。

京畿道広州のナヌムの家も慰安婦詐欺の本拠地です。

慰安婦詐欺というのは慰安婦のおばあさんたちを批判するのではありません。
慰安婦の老人たちを利用して国民を騙し、世界を騙した正義記憶連帯、挺対協、女性家族部、これらの詐欺集団を告発するために来たのです。

そして、このナヌムの家でも国民を騙し世界を騙しました。

このナヌムの家での一番主要な詐欺行為が何なのか!

この数々の絵です。
この絵は現在、ナヌムの家に所属されています。

この絵、、、慰安婦たちが日本軍に連れていかれた、日本軍に暴行を受けた、、、
日本軍に人権蹂躙されたというこれらの絵がすべて嘘です!!

詐欺です!
詐欺!!

私たちはそれを知らなければなりません。

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「ユネスコによる不当な決議の撤回を要求する」意見書 ユネスコ加盟各国と国連人権理事会へ

国際歴史論戦研究所からの情報をご紹介します。

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2021年7月22日、ユネスコ世界遺産委員会は、長崎市の端島炭鉱(通称軍艦島)を含む日本の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に関し、登録時の約束を実行していないとして日本政府へ対し「強い遺憾」を表明する決議案を採択しました。

この決議は真実からかけ離れた極めて偏った情報に基づいてなされており、日本国民の尊厳を貶める不当なものです。

そこで、国際歴史論戦研究所は8月31日、ユネスコ加盟国のユネスコ委員会と代表部357か所に声明「ユネスコによる不当な決議の撤回を要求する」を送りました。
また、同内容のNGO意見書を国連人権理事会48セッション(2021.9.13-10.8)にも提出しました。

[原文英語版PDF] We request overturning the unjust decision adopted by the UNESCO

[日本語版PDF] ユネスコによる不当な決議の撤回を要求する

声明全文日本語訳 ***********************************

国際歴史論戦研究所 杉原誠四郎 会長

2021年8月31日

加盟国ユネスコ委員会、政府代表部

関係者各位

 

ユネスコによる不当な決議の撤回を要求する

 

私たち国際歴史論戦研究所は非政府組織(NGO)で、公正な歴史研究を元に国際的な歴史論争に挑み正しい歴史認識を打ち立てることを本旨としている研究所です。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、去る7月22日に長崎市の端島炭鉱(通称軍艦島)を含む日本の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に関し、登録時の約束を実行していないとして日本政府へ対し「強い遺憾」を表明する決議案[1]を採択した。この決議は真実からかけ離れた極めて偏った情報に基づいてなされており、日本国民の尊厳を貶める不当なものである。以下その理由を列記する。

1.日本国政府は約束を実行している

日本政府は「明治日本の産業革命遺産」登録時に「インフォメーションセンターを設置し、犠牲者を記憶にとどめるための適切な処置をとる」と約束した。これに基づいて「産業遺産情報センター」を東京に設置し、戦前・戦中に朝鮮半島出身者と一緒に働いていた人たちの証言および正確な一次資料を展示し、事故による犠牲者の発生を含め当時の実態をありのまま説明している。現場における労災で明確な事故の記録が残っていれば、犠牲者の国籍に関わらず紹介しており日本政府は登録時の約束を忠実に実行している。

2. 一方的な情報に基づくアンフェア―な決議

ユネスコと国際記念物遺産会議(イモコス)は三人の専門家による合同調査団[2]を結成し、去る6月に調査を行ったが、実際に産業遺産情報センターを訪問したのはJudith Herrmann, Researcher Ph.D.一人である。Herrmannの訪日前にユネスコとイモコス関係者は韓国政府と少なくとも二回協議をしており、しかもユネスコ関係者は事前に韓国の反日市民団体及び日本の反政府市民団体から大量の文書や情報の提供を受けていた。

さらに委員会は韓国側が公開した韓国人の証言のみを受け入れ、当時朝鮮人と一緒に働いていた日本人の証言を無視している。

このように一方的資料や情報並びに証言のみを採用し、日本政府に一切弁明の機会を与えずに採択された今回の決議は極めてアンフェア―であると言わざるを得ない。

 

3.ユネスコを政治利用している韓国政府と市民団体

2018年10月末に韓国の最高裁判所は日本の新日鉄住金(現在の日本製鉄)に対し、「戦中に不当な奴隷労働をさせた」として元徴用工と名乗る韓国人への慰謝料支払いを命じた。以来、同様の訴訟が相次いでおり、いずれのケースでも日本企業へ慰謝料支払い命令が下され、すでに日本企業の多額の資産が差し押さえられている。

戦前・戦中に日本で働いた朝鮮人労働者への補償は1965年に日韓間で締結された「日韓請求権・経済協力協定」によって「完全かつ最終的」に解決している。日本企業への支払い命令および資産差し押さえは国際法違反であるが、韓国政府はこれらの判決を支持している。

韓国政府が産業遺産情報センターの展示にクレームをつけているのは、日本による「強制労働」を世界中にアピールすることで日本の国際的地位を引き下げ、日本に対して外交的に有利な立場に立つことが最大の目的である。韓国側が徴用工問題を含む日韓間の外交紛争に勝つためにユネスコを政治利用していることが明らかである。

さらに日本国内の反政府市民団体の目的は、韓国政府と連携して産業情報センターの展示に異議を唱えることによって、日本政府に打撃を与えることであり、これもユネスコの政治利用に該当する。

4. 歪曲と捏造に満ちた提出資料

韓国政府や韓国の市民団体がユネスコやイモコスに提出している資料や証言のほとんどが信ぴょう性に問題がある。提出された資料の中にある「朝鮮人労働者が『軍艦島』で虐待された証拠写真」(やせ衰えた傷だらけの男たちの写真)は、1926年9月9日付で「旭川新聞」が道路工事現場で働く日本人労働者が酷使された事件を報じた時の写真であり、場所も時代も異なり、朝鮮半島出身者とは無縁の写真である。同じくツルハシを持って裸で採掘をしている写真は別の炭鉱で数十年前にとられた写真であり、これも日本人であって朝鮮人ではない。韓国側証人の代表格である具善喆(Goo Seoncheol)氏は「朝鮮半島出身者が軍艦島で虐待された」と盛んにアピールしているが、同氏が軍艦島に在住した記録はない。元島民は具善喆氏に直接意見交換することを申し入れているが、彼はこれを拒否している。

5. 不法な強制労働はなかった

1910年に日本と韓国は併合し、朝鮮の人々は日本国民となり、日本人と同じ権利と義務を有することとなった。戦時中に「徴用」に応じることは国民の当然の義務である。

これは国際法上も合法であり、日本が1932年11月に批准したILO強制労働条約(第29号)も戦時における徴用を認めている。戦前・戦中に軍艦島の炭鉱で働いた元島民は軍艦島では日本人も朝鮮人も仲良く生活しており、朝鮮人虐待はなかったと証言している。戦後軍艦島から韓国に帰った朝鮮半島出身者が再度高収入を求めて軍艦島に帰ってきたとも証言している。軍艦島で朝鮮人の虐待があったというのは元島民の名誉を貶める歴史の歪曲にすぎない。

以上の通り今回のユネスコの決議内容は、軍艦島の実態を全く把握しないまま、韓国政府や韓国の反日市民団体及び日本の反政府市民団体が政治的目的を持って提出した資料に依拠してなされた、日本政府に対する不当な要求である。

我々はユネスコに対し、正義を貫くために歴史や人権問題を政治利用する国や市民団体への注意を喚起すると共に、元島民及び日本国民の名誉のため、対日決議を撤回するよう適切な処置をとることを要求するものである。

以上

[1] WHC/21/44.COM/7B.Add.2
Item 7B of the Provisional Agenda: State of conservation of properties
inscribed on the World Heritage List
http://whc.unesco.org/archive/2021/whc21-44com-7B.Add2-en.pdf

[2] WHC.21/44.COM/
Report on the UNESCO/ICOMOS mission to the Industrial Heritage Information Centre related to the World Heritage property ‘Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, …
http://whc.unesco.org/en/documents/188249