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韓国国家権力による弾圧にも関わらず、真実を貫く韓国の勇士達

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韓国李在明大統領のX投稿(1月6日2月1日)、それを受けての警察の家宅捜査取り調べにも関わらず、慰安婦の真実を発信する金柄憲氏らは2月4日にソウルの慰安婦像前と青瓦台(韓国大統領府)で街頭活動を行いました。


その際に発表した声明文と現場の写真をご紹介します。
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2026. 2. 4.
慰安婦法廃止国民行動 代表 金柄憲

声明
大統領の謝罪を求めます

2026年1月6日、中国を訪問中だった李在明大統領はSNSに「慰安婦は売春婦だ」と投稿··· 全国を回り「少女像侮辱チャレンジを行った男」という中央日報の報道をリンクし、そして「こんな愚かな···名誉毀損だ。」と書かれました。 メディアはこれを受け取り「少女像テロ犯」「慰安婦嫌悪デモ」「少女像侮辱」など、あらゆる性的表現を動員して私を非難する記事を次々と出しました。

そして、1月7日、警察庁は「慰安婦被害者に対する違法行為の厳正対応」というタイトルの報道資料を発表しました。 その資料には「少女像の破損」、「歪曲された事実の拡散、’学習権侵害’、’未申告の違法集会’など、私に関する確認されていない様々な犯罪容疑が列挙されていました。 その後、警察庁国家捜査本部は瑞草警察署を私に対する「集中捜査官署」と指定し、名誉毀損や侮辱などの容疑を適用して厳重に捜査する意志を示しました。

この一連の過程の中で、憲法が保障する無罪推定の原則はどこへ消え、罪の有無を問う犯罪者への烙印だけが横行しています。

大統領の不気味な警告に続き、警察庁が機敏に対応し、放送とメディアがこれを拡大再生産しながら 私は瞬く間に様々な犯罪を犯した犯罪者に転落したのです。

また、19日には押収捜査まで受けました。

ついには(大統領は)私を「この社会から隔離すべき獣」と言いました。 ニュースを聞いた親戚はもちろん、連絡がなかった知人たちからも心配の電話が続きました。 特に、日々報じられる厳しい処罰に恐怖と不安に包まれた家族は、皆私に活動停止を求めました。

私は処罰を受けるようなことは一度もないと強く弁明しましたが、大統領と警察庁長官は「そんな主張に何の意味があるのか」と嘆き、やめるように訴えています。

しかし、私は大統領と警察庁の脅迫に屈するつもりは全くありません。 むしろ力のない一市民の真実追求活動を最高の地位と権力で脅かし人々を恐怖の渦に巻き込んだ大統領に謝罪を求める次第です。

私は決して大統領が言う「名誉毀損」をしたことはなく、警察庁の報道資料に言及されたいかなる犯罪も犯したことがないからです。

また、慰安婦に関する真実を伝えたに過ぎず、慰安婦を侮辱したわけではありません。私がしたことは、36年続いている慰安婦詐欺劇の中止と、慰安婦詐欺劇の象徴である少女像の撤去を要求したことだけです。

断言しますが、1990年代初頭から始まり、36年続いている慰安婦問題は、正義連と女性家族部(現・性平等家族部)が慰安婦の経歴を持つ哀れな高齢者を前面に出し、国民と国際社会を欺く、恐るべき稀代の詐欺劇です。

1966年の最高裁判決で「日常用語において慰安婦とは売春行為を行う女性を指すもの(最高裁判所 66ダ1635, 1636)」と述べたように、慰安婦は性売買女性の別名です。 彼らが日本軍の慰安婦営業を目的に出国した。そのためには、慰安所の主人と契約を結び、管轄の警察署に出頭して身分証明書を発行してもらう必要がありました。 身分証明書を取得して上海などの現地に到着したとしても、現地の領事館・警察署に戸籍謄本、親権者承諾書、印鑑証明書、慰安婦営業申請書、慰安婦個人調査書、写真2枚を提出し、営業許可を得なければ慰安婦営業はできませんでした。 教育部傘下の国策研究機関である東北アジア歴史財団が収集・整理した数多くの軍慰安所関連資料がこれを証明しています。

一方、『慰安婦被害者法』第2条第1号では、『日本軍慰安婦被害者』を「日本帝国により強制的に動員され、性的虐待を受け、慰安婦としての生活を強いられた被害者」と定義しています。 ここで日本を 正義連と女性家族部は「日本軍」と明記し、「強制動員」を 「就職詐欺、誘拐・拉致、人身売買などの方式で引っ張っていくものだ」と述べました。

すなわち、『日本軍慰安婦被害者』の前提条件、これは「日本軍による強制動員」という意味です。 しかし現在、性平等家族部に登録されている240人のいわゆる日本軍慰安婦の被害者の中で、日本軍によって強制動員された女性は一人もいません。 これが正義連と性平等家族部が隠している慰安婦詐欺の核心です。

実際にはこのような状況にもかかわらず、正義連と性平等家族部は1945年の解放前に日本軍に対して売春女性をまるで日本軍に強制的に連れて行かれ、惨酷な生活を強いられた戦争犯罪被害者であるかのように装い、国民と国際社会を欺いています。

さらに、教育さえも教科書や各種参考資料を通じて 教育を受ける世代に慰安婦に関する歪曲・捏造された認識を植え付け、幼い頃から隣国を憎むように教えています。

例として、現行の小学校社会5-2教科書には「日帝は女性を日本軍 慰安婦で動員するために就職させてあげると騙したり、勤務内容をはっきり伝えなかったり募集広告を出したり、脅迫や暴力、誘拐などの方法で強制的に引きずられて行くこともあった。(キム・ヨンサ p.134)」と述べており、高校の韓国史2の教科書には「被害者たちは暴行や拷問、性暴力など恐ろしい生活を強いられた。 その中の一部は、反人道的犯罪を隠蔽しようとした日本軍に虐殺されることもあった。(東亜出版, p.55)」と記述されています。 存在することもできず、存在しない嘘です。

このような慰安婦実態の歪曲・捏造は、慰安婦の象徴的彫刻であるいわゆる『平和の少女』にもそのまま反映されています。 少女像の作者は自身の作家ノートに「日本による植民地時代朝鮮の花のように美しい年齢の少女や若い女性を騙したり、強制的に戦場へ連れて行き性奴隷にし、さらには殺害までした残忍な犯罪を躊躇なく行った悲惨な歴史を記憶させたかった」と制作動機を明かしています。

このように、慰安婦に対する彫刻家の誤った認識と対日敵意が投影された少女像は、国内に156体、海外に30体余り設置されており、舞鶴女子高や瑞草高など全国の小中高でも様々な形や大きさの少女像が数百体設置されています。

問題は、このような校内に設置された少女像が学生の正しい情緒の育成を妨げる教育的でない造形物であるという点です。 教師が少女像の前に立ち、慰安婦に向かってありのままの真実を伝えるには、慰安婦が売春女性であることを述べ、さらに花代やコンドーム、性病管理などを説明しなければなりません。 さらに、挺対協が発行した全8巻の慰安婦証言集に掲載されている慰安婦の生々しい性の証言も一緒に読んであげる必要があります。 そうでなければ、結局「慰安婦は日本軍に強制的に連行され、性的暴行を受け、さらには殺害までされた戦争犯罪の被害者という嘘をつかなければなりません。 残念ながら、現在行われている慰安婦教育はすべて後者のものです。

このように偽の情報を基に制作・設置された少女像は、陣営間の対立や葛藤を引き起こし、対日敵愾心を助長して日韓関係を破綻させる巨大な障害となって久しいです。

これに対し、私を含む反慰安婦運動勢力は2019年以降ずっと慰安婦詐欺劇の中止と少女像の撤去を主張してきたのです。 このような一連の活動に対して反日感情に便乗した政治界とメディアが一斉に私たちを攻撃する一方で、ついに私たちの真実の声と行動について ‘集中捜査官署’を指定して厳正な捜査を公言しています。

すべては大統領の一言から始まった、途方もない出来事です。これに対し、大統領が公開したSNSの当事者である私は、大統領に次の二つを要求します。

第一に、性平等家族部に登録された240人のいわゆる日本軍慰安婦被害者の中で日本軍に『就職詐欺、誘拐・拉致、人身売買』などの手口で連行された慰安婦があるかご確認ください。 もし1人もいなければ、「慰安婦被害者法」は適用対象者がいない失効した法律であることを認め、全面的な再調査が行われるようにしてください。

第二に、大統領が「死者への名誉毀損」とおっしゃったので、私がこれまでに亡くなった慰安婦の中で、誰の名誉をどのように傷つけたのか具体的に明らかにしてください。対象者を特定できないのであれば、大統領は何の根拠もなく無実の一市民を「愚かな人」と公然と非難し、私と私の家族全員を捜査と処罰という恐怖に震えさせたのです。

この点についての公開謝罪を求めます。

以上

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2026年2月4日 街頭活動のようす

<ソウル 慰安婦像前>

<青瓦台(韓国大統領府)>

「大韓民国で起きている表現の自由と人権侵害に関する国際社会への訴え」国連人権理事会に提出

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韓国の李在明(イジェミョン)大統領は1月6日、自身のX(旧ツイッター)に「死者への名誉棄損」と金柄憲氏らの活動を非難する投稿。19日に金氏は家宅捜査を受けました。

続いて2月1日には「人を害する獣は人に戻すか、隔離すべき」と投稿。3日に金氏は警察署で取り調べを受けました。

国家権力が言論の自由、表現の自由、集会の自由の権利を侵害し、一般市民と市民団体の活動を弾圧する。この韓国の現状を訴えるため、金柄憲氏の所属する市民団体(NGO)と日本のNGOが共同で国連の人権理事会に意見書を提出しました。

【 提出版PDF(原文英語版) 】

その日本語訳を以下にご紹介します。

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2026年1月23日提出
国連 人権理事会 61セッション 2026年2月23日-4月2日
議題4 理事会の注意が求められる人権状況

大韓民国で起きている表現の自由と人権侵害に関する国際社会への訴え

大韓民国は長い間、自由民主主義と法治主義を国是として掲げてきました。 多様な意見が共存し、少数の声も法の保護の下で尊重される社会という点を国際社会に絶えず強調してきました。 しかし、最近大韓民国で起きている現実は、このような自己規定と深刻な乖離を見せています。 私たちはまさにその乖離を国際社会に知らせようとこの文を書きます。

1. 大統領とSNS~国家権力からの圧迫

私たち「慰安婦法廃止国民行動(위안부법폐지국민행동 )」は、いわゆる「慰安婦問題」について、従来の通説とは異なる観点から歴史資料を研究し、その研究結果を国民に知らせる純粋な民間学術、市民活動を行ってきた少人数の市民団体です。 この数年間、私たちの活動は暴力や威嚇とは関係なく、集会と表現もやはり非暴力且つ非強制方式で行われました。 それにもかかわらず、私たちは今、大韓民国で「犯罪者」として扱われており、国家権力と言論から組織的で全方位的な圧迫を受けています。

事態の発端は2026年1月6日、イ·ジェミョン大統領が海外歴訪中に個人SNSを通じて特定言論報道を引用し、私たちの活動を「死者への名誉毀損」と規定したことから始まりました。最高権力者のこの一言はすぐに信号弾となりました。

その後警察庁は「慰安婦被害者対象の不法行為厳正対応」と題した報道資料を発表しました。 この資料には事実確認さえされていない各種の犯罪疑惑が断定的な口調で列挙され、直ちに特定警察署が私たちに対する「集中捜査官署」に指定されました。

捜査は開始と同時にすでに結論が下されたような様子でした。 無罪推定の原則は見当たりませんでしたし、私たちは捜査対象ではなく処罰の対象として扱われました。 押収捜索が続き、合法的表現活動に使われた物品まで一括押収されました。 家族と知人たちは連日あふれ出る「厳正処罰」報道に恐怖を感じ、活動を中断しろという訴えが続きました。これは個人の問題を超えて、表現の自由を行使した市民とその家族に加えられた深刻な精神的圧迫でした。

2. 市民活動に対するダブルスタンダード

さらに大きな問題は、メディアです。 多数のメディアは事実関係の検証や反論聴取なしに、私たちを「少女像テロ犯」、「慰安婦嫌悪勢力」、「強硬極右」とレッテルを貼りました。 これは報道ではなく烙印であり、批判ではなく悪魔化でした。

反面、私たちの集会と表現を妨害し、物理力を行使した反対団体の違法行為に対しては「そうかもしれない」という式の寛大な判断が繰り返されました。 法執行と司法判断で明らかな二重の物差しが作動しているのです。

私たちが批判してきた対象は、特定の個人や慰安婦個人ではありません。 私たちが問題にしてきたのは、歴史的論争が終わっていない事案を一つの政治的、道徳的正解として固定し、これを批判したり疑問を提起したりするすべての声を嫌悪と犯罪に追い込む社会構造です。 特に全国の学校校庭と公共場所に大量設置された「平和の少女像」が歴史的事実に対する討論の対象ではなく、批判不可能な神聖の領域として扱われる現実に対して問題を提起してきました。

その過程で私たちは少女像にマスクをかぶせて手札を置いた後、写真を撮る方式で意見を表現しました。 暴力も破損もありませんでした。 それでもこの行為は「侮辱」と「不法集会」と規定され、押収捜索と刑事捜査の対象になりました。 一方、少女像の前でマスクをかぶせて花束を捧げる偶像崇拝行為や、雨の日に銅像に傘をかぶせてあげる行為は美化され、保護されてきました。 果たしてこれが自由民主主義国家で許される公正な基準なのでしょうか。

3. 国家権力による強制と脅威

大韓民国で今起きていることは、ただ一つの市民団体に対する弾圧ではありません。 国家権力が歴史認識の特定方向を「正解」と定め、それに反する少数意見を警察力と刑事処罰の脅威として抑える危険な先例です。 大統領の公開的な非難、警察の先制的な烙印、言論の集団的な攻撃が結合する時、個人の自由と人権はどれほど簡単に崩れることができるかを示す事例です。

私たちは暴力団ではありません。 私たちは近現代史と慰安婦問題をこの数年間研究した学者たちの研究成果と一次史料を土台に正さなければならない真実を知らせようとした市民たちです。 その結果が従来の通説と異なるという理由だけで、国家と社会からここまで排除され、処罰されなければならないなら、大韓民国の民主主義は殻に過ぎないでしょう。

4. 私たちの人権理事会と国際社会への訴え

今、大韓民国では「異なる意見」を出したという理由だけで大統領の公の非難を浴び、警察の集中監視や尾行、盗聴や家宅捜索までされ、メディアから社会的死刑宣告に近い烙印を押される事態が起きています。 これは明白な表現の自由侵害であり、人権侵害です。

私たちは不当な圧力には決して屈しません。 しかし、この不当な状況を韓国内だけで訴えるには限界に達しました。 自由と人権を重視する国連の人権理事会と国際社会がこの事案に注目してくださることを、そして大韓民国が自ら掲げてきた民主主義の基準に符合する国として残るように関心と声を加えてくださることを丁重に要請します。

以上

<共同提出NGO>
・国連協議資格を持つNGO
Japan Society for History Textbook (新しい歴史教科書をつくる会)
International Career Support Association(国際キャリア支援協会)
・一般(国連協議資格を持たない)NGO
Korean History Textbook Research Institute(韓国国史教科書研究所)
Citizens’ Action for Revocation of Comfort Women Law (위안부법폐지국민행동 慰安婦法廃止国民行動)
International Research Institute of Controversial Histories (国際歴史論戦研究所)

国連参加のノウハウ

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2025年11月15日に開催した「対国連活動 報告会」(主催:国際歴史論戦研究所)での山本優美子の発表「国連参加のノウハウ」をここに纏めて掲載します。

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2025.11.15 国際歴史論戦研究所 対国連活動報告会 山本優美子

国連参加のノウハウ

国連には様々な人権関連の委員会があり、NGOが参加できる仕組みがあります。自分が「訴えたい問題、テーマ何か」、「国連で何がしたいか」を明確にし、その問題はどの委員会が扱っているか、その委員会でNGOは何ができるか、を調べることが重要です。NGOの参加方法は全て各ウェブサイトに公開されていますので、自分で丹念に調べる努力も必要です。
ここではNGOが参加できる1.人権条約関連の委員会、2.人権理事会 について簡単に説明します。

1. 人権条約の委員会 human rights treaty bodies

人権条約を批准した国が条約の委員会に定期的に政府報告書を提出し、委員会から審査を受ける仕組みです。委員会と政府代表団との審査会合にNGOとして傍聴参加ができます。委員会にNGO意見書を提出、委員とNGOの会合にも参加、発言もできます。
NGOの意見を委員が参考にし、審査会後に発表する総括所見(concluding observations最終見解書とも訳される)における勧告(recommendation)にNGOの意見が反映されることもあります。

– 委員会開催:ジュネーブ国連
– 参加:オンライン登録で、誰でもNGOとして参加できる https://indico.un.org/
– NGOが出来ること:意見書提出(図1参照)、審査会参加、NGO会議に参加・発言
– 参加方法、手続き:それぞれの委員会のウェブサイトに全て書いてある。まめにサイトを確認し、調べることが必要
– 訴える問題:条約の第何条何項に関わる問題かを把握する
– NGO:どんなNGOが、どういう意見を、どういう文章構成で、出しているかを調べておく
– 日本の審査だけでなく、他国の審査にも意見書提出、参加ができる。

<委員会 と 前回の対日審査会の年>
自由権規約委員会 Human Rights Committee (CCPR) 2022
社会権規約委員会 Committee on Economic, Social and Cultural Rights (CESCR) 2013
人種差別撤廃委員会Committee on the Elimination of Racial Discrimination (CERD) 2018
女子差別撤廃委員会 Committee on the Elimination of Discrimination against Women (CEDAW)2024
拷問禁止委員会 Committee against Torture (CAT) 2013
児童の権利委員会 Committee on the Rights of the Child (CRC) 2019
障がい者権利委員会 Committee on the Rights of Persons with Disabilities (CRPD) 2022
強制失踪委員会 Committee on Enforced Disappearances (CED) 2018

<図1> NGO意見書の受付、締切、文字数、提出方法等は各委員会のウェブサイトで確認

2.人権理事会 Human Rights Council

年3回、ジュネーブ国連で開催され、世界各国の政府代表、NGOが参加します。スケジュール等は全て人権理事会のウェブサイト(https://www.ohchr.org/en/hrbodies/hrc/home)に掲載されます。NGOは意見書提出、発言(ビデオ可)、会議室を利用してのイベント開催ができます。
ただし、参加できるNGOは「経済社会理事会との協議資格Economic and Social Council (ECOSOC) Consultative Status」NGOに限られています。

3.国連協議資格NGO

このNGO資格は、国連のNGO委員会(The Committee on NGOs)に申請し、審査で承認されれば取得できます。申請にあたっての条件としてNPO法人、社団法人として2年以上の実績が必要です。他に規約、決算等の書類揃えて、オンラインでアップロードして申請します。

この資格があればNGOとしての活動の幅が広がります。
- 人権理事会に参加、意見書提出、発言申込ができる
- 国連建物内の会議室を利用 イベント開催できる
- ジュネーブ、ニューヨーク国連の年間パスが申請取得できる
- 参加できる会合が増える
現在6,657のNGOがこの資格を取得しており、その中で日本のNGOは80です。

この資格が無くても参加できる委員会はあります。自分が訴えたい問題、興味のあるテーマがどこの委員会に当てはまるか調べてみてください。

<資格なしでも参加できる委員会 例>
– Human rights treaty bodies 人権条約の委員会
– UPR  Universal Periodic Review  普遍的・定期的レビュー
– CWS  Commission on the Status of Women 女性の地位委員会
– Expert Mechanism on the Rights of Indigenous Peoples (EMRIP)先住民族の権利に関する専門家機構

4.参考情報

・UN Human Rights Civil Society Weekly Newsletter
登録 https://shorturl.at/lLP0B
※国連のCivil Society(https://www.ohchr.org/en/resources/civil-society)が発行するニュースレター。NGOがどのような活動ができるか纏まっている。対国連活動には登録必須。

・日弁連 国際人権ライブラリー
https://www.nichibenren.or.jp/activity/international/library.html
※外務省サイトより情報が分かりやすく整理されている

・外務省 人権外交 人権条約体(Treaty-based body)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken.html
※情報が上手く纏まっていなく、分かりにくいが公式情報なので必ず確認する

以上

2025.10.30 御巣鷹山慰霊と上野村訪問の記録

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1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故から今年2025年で40年になります。残念なことに時が経つにつれ益々事実無根、荒唐無稽な馬鹿げた陰謀説が流れているのが現状です。
そこで「損なわれた当時の関係者と自衛隊の名誉を回復する」目的のためになでしこアクションのサイトに
JAL123 カテゴリー http://nadesiko-action.org/?cat=38
を作成しました。
拡散にご協力お願い申し上げます。

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1985年8月の日航機123便墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)。
事故から40年となる2025年のこの秋、冬季閉鎖(11月中旬~4月下旬)になる前の10月30日に有志四人で御巣鷹山慰霊と上野村に行ってまいりました。

現地の様子と発見を写真とショート動画と一緒にご報告します。

<メンバー>
◆ 空花 正人:元日本航空社員、日航機事故当時は大阪空港支店航務課に勤務
◆ 南 尚志:元航空自衛官戦闘機操縦員、事故当時は百里から緊急発進したF4の二番機後席で事故機墜落の位置の測定等実施
◆ 加藤 匡純:登山愛好歴50年・薬学博士
◆ 山本 優美子(記録担当):事故当時、父親が航空自衛隊入間基地副司令、災害派遣の空自現地指揮官を務めた

ドライバー 空花、 南

[09:00ころ] 関越自動車道 下仁田ICを通過してroute45経由で上野村に入りました。

上野村に向かう道

[09:35] 川の駅上野(上野村ふれあい館)に到着。小休憩。
山が迫っているので、空が狭く感じられます。

かなり上空を旅客機らしき飛行機が飛んでいるのが見えました。

[09:55] 川の駅を出発。

たくさんのトンネルを抜け、急カーブの坂を上り、登山口を目指します。

登山口まで3.4km、もうすこしです。

[10:30] 登山口駐車場 到着
平日ですが、意外と車が停まっています。

[10:40] ここから徒歩で登ります。登山者用に杖が置いてありました。

階段を登っていきます。

ジム・バーネット 米国・国家運輸安全委員会委員長(事故当時)の碑

階段が急になってきました。

天候良く日がさしているので、登っていると暑くなります。

[10:55] 途中に休憩できるベンチがあります。

[11:00] この先、犠牲者のご遺族が立てた慰霊の墓標(板や碑)があります。

一番手前にあるのがこの碑です。
「N総理・自衛隊が 意図的に 殺害した乗客・犠牲者」と記されています。

もう一息

[11:12] 昇魂之碑 の場所に着きました。

管理人の黒沢完一さんがいらっしゃいました。

(右) 黒沢さん

昇魂之碑の前で

更に登っていくと遺品等のある小屋、様々な碑、遺族が立てた墓標があります。

もっと登っていくと、登山道ができていました。

転げ落ちそうな急斜面です。

説明表示「123便は最初に一本カラ松に接触し、続いてU字溝の部分に接触しました」

[12:00] 管理人の黒沢さんにご挨拶し、下山します。

慰霊登山ができるよう、整備して下さっている上野村と関係者の皆様に感謝です。

山を下って上野村訪問へ。

国指定重要文化財 旧黒沢家住宅

慰霊の園


上野村役場
(2025.11.1 現在 人口991人 男497人 女494人、世帯数509)

上野村長 黒澤丈夫之像

上野村小学校・図書館

[16:00] 小学校校庭から御巣鷹山の方角を眺めてみると、、、

[16:30] 上野村を後に帰路に着きました。

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御巣鷹山慰霊・上野村訪問の感想

加藤 匡純
今日は、お天気が非常に良くて、山に来てもこのくらいだと非常に助かりました。
今日の収穫は、前回行ったところより、高いとこまで行きまして、一本カラマツとU字溝が実際に目で見えたというところです。
それから、何と言っても小学校の敷地内から稜線で御巣鷹山は見えません、ということが確実に分かったとうことです。その辺が大きいですね。
ものを叫ぶのには、確信を持ってないと言えませんので。
その辺が大変収穫でした。

南 尚志
空花さんのお声かけのおかげで、40年かかって「サバイバーズ・ギルト」~ 自分だけ生きて帰ってきて良いのだろうか~みたいな感覚で40年間生きてきたので、その思いがやっと、御巣鷹山の亡くなられた皆様に対して慰霊ができてかないました。
お仕事が忙しい(1番機後席)渡辺修三さんと、連絡が取れていない(2番機・私の前席)赤星さん(編隊長・1番機前席)亡くなられた式地先輩、4人分のお祈りをしてまいりました。

空花 正人
急な企画も含めてね 来ていただきありがとうございました。
私何度も足を運んでいますけど、ますます愛着といますかね、忘れられない存在でいつもそばにいるようなそういった感じにとらわれました。
今日はどうもお疲れさまでした。

故安倍晋三氏がトランプ大統領に託した言葉~「慰安婦」と日韓関係

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一社)国際歴史論戦研究所に発表した論説を https://i-rich.org/?p=2428 から転載いたします。

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故安倍晋三氏がトランプ大統領に託した言葉  ~「慰安婦」と日韓関係

国際歴史論戦研究所
所長 山本優美子

米国のトランプ大統領自ら、日韓の「慰安婦」問題について大韓民国の首相に語った。2025年8月25日ホワイトハウスにて、大韓民国の李在明大統領との初の米韓首脳会談の席でのことだ。小一時間の会談の中で慰安婦についての発言は最後の4分程度であったが、正に故安倍晋三氏がトランプ大統領に話したであろう内容そのままをトランプ大統領が韓国大統領に伝えている。我々はトランプ大統領に感謝しつつ、日韓の友好関係について安倍氏が遺した言葉として心に留めておくべきだと思う。

The White House公式youtube

◆ トランプ大統領自ら切り出した「慰安婦」

切っ掛けは、韓国の記者がトランプ大統領に「訪米前に、李大統領は日本を訪問したが、韓米日の協力関係について議論するべきことはあるか」との質問だった。

トランプ大統領は自ら「慰安婦」について述べた。

「(日韓)両国をまとめるのは少し大変でした。というのは、あなた方はまだ「慰安婦」にこだわっているからです。そうですよね? 慰安婦です。慰安婦のことばかりが話題にしたがってました。私は、この問題はこの数十年間で何度も解決されたと思っていました。」
「韓国にとって非常に大きな問題でしたが、日本にとってはそうではありませんでした。日本は前に進もうとしていました。仲良くやっていきたいと。でも、韓国はこの問題にとても固執していました。」

続けて日韓関係についての次のような見解を語った。

「日本は韓国と良い関係を築きたいと思っています。もちろん、私は日本国民は素晴らしく、素晴らしい国であると考えています。そして日本はぜひ韓国と良い関係を築きたいのです。両国には共通点があります。北朝鮮問題を解決したいということです。
日本は韓国との良い関係を強く望んでいるし、また、私も必ずそうなると確信します。私が接した日本の人々は素晴らしい人たちで、韓国のあなたたちに対しても同じでしょう。」

最後に故安倍首相の名前を挙げ、日韓は素晴らしい関係になると結んだ。

「安倍首相は偉大な人物であり、私の偉大な友人でした。彼は暗殺されました。しかし、彼はあなたの国に非常に温かい感情を抱いていました。それは確かです。現在の首相も、私は非常によく知っていますが、同じように感じています。ですから、あなた方は日本と素晴らしい関係を築くでしょう。」

◆ 安倍・トランプと慰安婦問題

安倍首相が初めてトランプと会ったのは大統領就任前の2016年11月、ニューヨークのトランプタワーを訪問した時だ。2017年1月にトランブ大統領が就任してから、2020年9月安倍首相の辞任までのおよそ3年8か月間は日本国首相と米国大統領という関係だった。安倍氏が亡くなった2022年7月8日までを考えると6年近い交流があったことになる。

この間、韓国では2017年5月に文在寅政権が発足。2015年12月の日韓外相会談合意によって、慰安婦問題は「最終的かつ不可逆的」に解決されたにも関わらず、これを反故にする動きが続いた。

2018年1月、当時の康京和外交部長官が、2015年合意は真の問題解決とならないとする韓国政府の立場を発表。同年11月には韓国女性家族部が、日本の拠出金10億円で設立した「和解・癒やし財団」の解散を発表した。

2021年1月、元慰安婦等が日本国政府に対して提起した訴訟にて、韓国ソウル中央地方裁判所は、国際法上の主権免除の原則の適用を否定し、日本国政府に対して原告への損害賠償の支払などを命じる判決を出した。

海外では韓国系団体が慰安婦像・碑の設置運動を主導した。2017年以降も、海外の公有地だけでも米国のブルックヘブン(ジョージア州)、サンフランシスコ(カルフォルニア州)、フォートリー(ニュージャージー州)、独ベルリン、伊スティンティーノに像や碑が設置されている。

トランプ大統領にとっては、2017年11月の訪韓時、青瓦台(大統領府)で開かれた国賓晩餐で抱擁した高齢の女性が、自称元慰安婦被害者の李容洙氏であった事実を後に知ることになった一件も、もしかしたら「慰安婦」問題について関心を持つきっかけになったかもしれない。

◆ 国のトップの絆と歴史戦

トランプ大統領と安倍首相は日米首脳会談などの公式会談、電話会談だけでなく、一緒にゴルフをプレーするなど、親密な関係があったのは多くに人が知るところだ。在任中の会談回数は少なくとも30回から40回以上ともいわれている。

そういった関係にあっても、「慰安婦」と日韓関係をトランプ大統領に説明するのは、簡単ではなかっただろうと察する。海外では特に「慰安婦」は歴史問題ではなく女性の人権問題としてとらえられる。被害者と称する女性には同情せねばならず、彼女らの発言を否定することは許されないという圧力がある。慰安婦の雇用契約について歴史事実の論文を発表して世界中からバッシングをうけたハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授がその例だ。

今回の米韓首脳会談でトランプ大統領が自ら「慰安婦」を切り出し、韓国大統領に話したのは、トランプ大統領が故安倍首相を深く信頼し、その意味を充分理解していたからであろう。

安倍首相が亡き今、今回のトランプ大統領の発言は、日米両国トップの絆が遺してくれた我々日本と韓国へのメッセージといえよう。安倍晋三氏は天国から「トランプ大統領、ありがとう」と微笑んでいるのではないだろうか。

以上

<参考>
会談での慰安婦についての箇所の日本語訳と発言英語文字起こしはこちら

https://nadesiko-action.org/?p=19515