
1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故から今年2025年で40年になります。残念なことに時が経つにつれ益々事実無根、荒唐無稽な馬鹿げた陰謀説が流れているのが現状です。
そこで次の目的のためになでしこアクションのサイトに
JAL123 カテゴリー http://nadesiko-action.org/?cat=38
を作成しました。
・真実の記録と資料を纏める
・拡散されたデマを事実をもって打ち消す
・損なわれた当時の関係者と自衛隊の名誉を回復する
・事故の教訓を後世に正しく伝える
拡散にご協力お願い申し上げます。
また情報提供いただける方はお問い合わせからご連絡ください。
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JAL123便事故究明の会(*)は、「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」(河出書房新社出版)の著者である青山透子氏宛てに1月5日付けで公開質問状を送付いたしました。
これに対し、2月13日付け内容証明郵便にて青山透子氏の代理人弁護士より回答書が送られてきました。
回答書には、質問状への回答は青山氏著作から読み取れるものであり、よって加えて回答することはない旨が記されてました。
当会としては青山氏のご著書を拝読した上の質問でしたので、著者ご本人から直接回答をいただけなかったことには大変残念に思っております。
その質問状を以下に公開いたします。
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令和7年1月5日
青山 透子 殿
公開質問状
「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」ほか「日航123便墜落」書籍について
JAL123便 事故究明の会
会長 岡部俊哉
私共「JAL123便 事故究明の会」は、1985年8月12日の日航123便事故の真実の記録と資料を纏め、事故とその教訓を後世に正しく伝えることを目的とする有志の会です。本会の会員と支援者は、事故当時の災害派遣、救難活動に携わった元自衛官を含め、自衛隊関係者、元日航社員、ジャーナリストで構成されており、それぞれの専門知識を有しております。
青山殿におかれましては、2017年7月に河出書房新社から「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」を出版され、以降「日航123便墜落」をタイトルとした複数の書籍を出版されました。これらの書籍の内容について、私共の経験、認識、見解と大きく異なる点がございますので、以下の質問をさせていただきます。尚、青山殿の書籍については事故当時の災害派遣、救難活動に従事した関係者の関心も高いため、本状を公開質問状といたします。
【 質問 】
1. ファントム2機の追尾について
(1) ファントム2機が藤枝市上空でしかも低高度で目撃されたと述べています。
そこから飛行高度は1000mと想定していますが、その根拠は何ですか。
(2) その際、ファントム機の発進基地はどこで、発進命令はいつですか。
(3) ファントム機と日航機が会話したといいますが、その方法は何ですか。目視ですか、無線交信記録はありますか。
(4) ファントム機が上野村に先回りしたと書いていますが、その根拠は何ですか。
つまりどうして操縦不能の日航機の行く先を知っていたのでしょうか。
2. 自衛隊の演習と捜索救助活動について
(1) 相模湾で自衛隊はミサイル発射訓練や演習が可能なのでしょうか。
(2) 山懐から見る景色は視界が限られています。あの山の向こうという目撃情報で特定の位置が分かるのでしょうか。
(3) 暗闇で、道もない、地形も定かでない深い山奥に、空と地上から大量の救助隊員を迅速に送り込むことは、今振り返っても可能だと思いますか。
(4) 自衛隊の行動はすべて指揮命令に従い、物資や車両の輸送も記録されますが、記録に残さず勝手に行動できると思いますか。
(5) 習志野第一空挺団で事故当日に災害派遣準備命令が出て、大型ヘリのエンジンを始動したが翌朝まで待機させられた、というその根拠は何ですか。
3. 米軍の救援について
米軍に取材した女性記者のノートには、米軍としての限界が示されているのですが、どうしてわざと救援を断ったと判断したのですか。
4. 火炎放射器について
(1) 現場には多数の人が入っています。タールの臭いがしたという言葉一つでどうして火炎放射器に結びつけられたのですか。
(2) 御巣鷹山にどうやって隠密に迅速に火炎放射器を運び上げられたのでしょうか。
(3) 仮に焼き払うとして、なぜブラックボックスを狙わなかったのでしょうか。
5. 赤い物体・オレンジの物体について
(1) 三浦半島上空で乗客が収めた写真がもし向かってくる誘導ミサイルなら、なぜそこで日航機は撃墜されなかったのでしょうか。
(2) ミサイルが当たった場所はどうしてエンジンでなく垂直尾翼なのでしょうか。
「異常外力着力点」は単なる数値解析上の作用点なのですが。
(3) 機体下部に吸着するミサイルとは何でしょうか。ミサイルは吸着するのですか。
(4) ミサイルが垂直尾翼に接触し一部を破壊した、もう一つが付きまとい墜落現場まで行った。では、ミサイルは2つもあったのでしょうか。
(5) 結局のところ、事故原因はミサイル被弾だとしていますが、どこから発射されたものですか。その根拠を教えてください。
6. 事故背景についての青山殿の説について
(1) JA8119機材のJAL123便への機材繰りと高浜機長の勤務割を前もって自衛隊の演習と合わせる手法を教えてください。
(2) レーガン大統領から中曽根首相に宛てられた事故見舞いの親書に関して、なぜ外務省職員が書き加えたメモ書きだけから「事件」だと断言できるのでしょうか。
(3) 断片的な目撃情報を推論の絶対的根拠とされていますが、ブラックボックスに記録された客観的データは信用できないのでしょうか。
ご多忙の中大変恐縮ですが、上記質問について令和7年2月28日までに、メール又は郵送にて下記連絡先にご回答いただけますようお願い申し上げます。この質問状とそれに対するご回答は適当な時期に公開を予定しております。
以上
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*「JAL123便 事故究明の会」
1985年8月12日の日航123便事故の真実の記録と資料を纏め、事故とその教訓を後世に正しく伝えることを目的とする有志の会です。
会長: 岡部俊哉 (第35代陸上幕僚長、JAL123便事故派遣隊員)
会員:鍛冶俊樹(軍事ジャーナリスト・元航空自衛官)、空花正人(元JAL職員)、池田由紀子(千葉県自衛隊協力会連合会 常任理事・事務局長)
賛同者:元自衛官、元パイロット、報道・出版関係者、など多数
事務局: 山本優美子(なでしこアクション代表、国際歴史論戦研究所所長)