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島根県議会に「慰安婦意見書」撤回を求める8回目請願不採択、9回目請願へ

島根県議会が平成25年(2013年)6月26日 に可決した『日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書』は、河野談話、米国下院決議121、国連人権委員会勧告を受け入れて日本政府に対応を求めるものでした。

この意見書の撤回にむけて、島根県の有志が署名、抗議文、集会など様々な取組を行ってきました。
「島根県有志の取り組み なでしこアクションブログより」参照

令和2年6月定例会にも8度目の請願書『島根県議会において平成25年6月26日付で決議された“日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書”の撤回決議を求める請願』を提出しましたが、残念なことにまた不採択となってしまいました。

6月25日本会議では、成相安信議員が意見書撤回の請願を支持する素晴らしい意見表明をして下さっています。

諦めずに、令和2年9月の県議会に9回目の請願に挑戦するとのことです。

粘り強い取り組みに頭が下がります。

※島根県議会に関する情報は現地有志の共有情報から教えていただきました。

<令和2年6月定例会 6月25日 本会議 録画>
https://shimane-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=738

49:15~  成相 安信 議員(無会派)

成相議員発言より

二月議会の総務委員会において福田議員が大変重要なことを述べておられます。
「大正に生を受けた男子の内およそ200万人が先の大戦で戦死している。全体の実に7人に1人が戦死している。彼らは地獄の戦場で突撃を繰り返し、子孫を残さないまま多くが何も語らないまま死んでいった。生き残った大正生まれの青年たちは、亡き戦友の無念を胸にがむしゃらに働き、世界から奇跡の復興と呼ばれる経済成長の中核を担った。
子孫を残さず死んでいった若者が礎となって築かれた現代の日本、その思いや無念をきちんと本当に理解されているのだろうか、というのが小沢委員の外交に対する価値観なんだろうと思う」
といった箇所です。
確かに、現在の我が国ではこういった視点が疎かにされている現状を、小沢議員は憂慮しておられました。それが小沢議員の政治に対する姿勢にも現れていたというものです。
以下は小沢議員の言葉ではありませんが、小沢議員もその胸中に抱いておられたであろうことを申し述べます。

民族学者の柳田国男は「御先祖」についてこう述べられています。
「かつて日本では御先祖になる、という言葉が日常的に使われていました。「貴方は良い心がけだから御先祖様になりますよ」とか、子供に対しては「精を出して学問をして御先祖になりなさい」といった言い方です。そして人々は「御先祖になる」ために一生懸命善く生きようとしていたといいます。
柳田の著書にはこう書いています。
「人間があの世に入ってから後に、いかに長らえまた働くかということについて、かなり確実なる常識を養われていた」
それはつまり自分が死んだ後も仕事が待っているということです。
自分のまだ見ぬ孫やひ孫から、いつか「お爺ちゃんは立派な人だった、良い御先祖だ」と言われることによって子孫に対する規範になれるということです。
さらに柳田が戦時中にこれを書いた背景には「戦死者」の存在があったといいます。
多くの若い男たちが兵士として戦場に行き、そこで亡くなっていく。
未婚で子供のない彼らは、親兄弟が亡くなれば忘却され、永遠に御先祖になることはできない。
柳田はそれでは駄目だ、この国はおかしくなってしまう。と言ってこう主張するのです。
戦死者と養子縁組をして、彼らを「御先祖様」とする子孫をつくらなければならない。
そうしなければ私たちは未来と語ることはできなくなるだろう、と。

国家の命令で戦地に赴き、異国の地で無念のうちに短い生涯を終え、そのご遺骨さえいまだに祖国に帰ることも出来ない彼らに、ありもしない汚名を着せるなど絶対にあってはならないのです。
今年ももうすぐ暑い夏となります。お盆と共に終戦の日が訪れます。
我が国では、人は死後も霊魂となってこの世にとどまり、家族のもとへ帰ってくるという一種の祖霊信仰が深く根付いています。
それは魂が幽界から一時帰宅するお盆に祖霊に手を合わせることで、厳粛な気持ちになり、御先祖様に感謝し、自分を振り返ることにより、無意識のうちに自らの魂をも浄化しようとする行為なのです。
お盆と重なる終戦の日、私たちは心から戦死者を悼み、魂の交感をしていくということは、道徳や規律を保ち、より良い社会を目指すために大切なことであります。
しかし戦死者の多くの魂は、帰る家もなく、自らの死を悼んでくれる子孫さえ存在しない現実があるのです。

今の時代、彼らに対して心から思いを馳せる人が少数であることは、当該意見書の撤回が困難なことからでも分かります。こういったことが民主主義の実態であるとしたならば、私たちは改めて本質的な立憲主義というものを考え直していく必要があると言わねばなりません。
「民主主義と立憲主義」のふたつは法学上、あるいは政治学上も相反するというのが基本的な考え方です。
民主主義は多数派によって決定されるという政治システムであり、立憲主義とは憲法が権力を縛る。つまり多数派の支持を得たとしても、してはいけないことがある。というものです。
日本国憲法が発布されたのは74年前の1946年です。作成に関わった人たちは、ほぼお亡くなりになっているでしょう。私たちは死者が作成した憲法に縛られているということです。
民主主義の主体は現在生きている人間、つまり生者に対して、立憲主義の主体は死者であるともいえるのです。立憲主義には死者の民主主義が内包されているということです。
現行憲法は戦争という歴史とその犠牲者の上に立脚しているのです
その現行憲法の是非はともかくとしても、立憲主義を声高に唱える人々が、現在の我が国の立憲主義の主体のなかで、決して少数とは言えない戦死者の存在を意識しないどころか、貶めていこうとする民主主義はグロテスクであり、健全な保守思想とは全く相容れないものです。

ここで一点、すでに意見書撤回にご賛同いただいている方のご発言に少々異論を述べさせていただきます。
小沢議員の議員活動について、国防や竹島を中心とする領土問題など国家レベルの課題に取り組んでおられたことを指して「地方議員として特徴のある活動」とも仰っておられました。

地方議員だからと言って国家意識や国防意識が希薄であって良いわけはないのです。
国政選挙となれば政党間でし烈な選挙活動を繰り広げるなかで、当落においては地方議員の動きがその行方を決定づけることは誰しもが知っていることです。その地方議員の国家意識あり方が、将来の国家の姿に直結していくという現実をご理解して下さい。
当該意見書こそが、地方議員の国家意識の欠落の間隙を突いてきたものであることは明らかです。
グレンデール市の母親からの手紙がそのことを如実に物語っているではないですか。
平凡に生きる私たちも国家という集合体の一部なのです。
「自分は一億分の一だから国家のことを考えなくていい」などと一億人が考えては、国家は立ち行きません。県議会議員諸氏も国家のあり方については常に考えていただきたいと思います。
そして、死者が大切にした国土や、そこで作り上げてこられた文化や伝統も、この国に生まれ、育てられた私たちも国家そのものであります。
私は、終戦の日は、戦死者の方々もかつて眺めておられたであろう山河と同じ景色を眺め、
戦死者の方々は御先祖様であるのだという思いと共に、あまたの戦没者のご冥福と、
国家の安寧を祈りたい思いであります。
また小沢議員の初盆でもありますので、故人を偲ぶ時間も大切にしたいと思います。

どうか、島根県議会の皆さんにおかれましては、これらのことを念頭に当該意見書の存否をご再考いただきますようお願い申し上げます。

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【 成相議員・有志が撤回を求めている意見書 】

島根県議会 平成25年6月26日 可決

日本軍「慰安婦」問題は、女性の人権、人間の尊厳にかかる問題であり、その解決が急がれています。
この問題について、日本政府は 1993 年「河野談話」によって「慰安婦」への旧日本軍の関与を認めて、歴史研究、歴史教育によってこの事実を次世代に引き継ぐと表明しました。
その後、2007 年 7 月には、アメリカ議会下院が「旧日本軍が女性を強制的に性奴隷にした」として、「謝罪」を求める決議を全会一致で採択したのをはじめ、オランダ、カナダ、フィリピン、韓国、EUなどにおいても同様の決議が採択されているところです。
また、日本政府は、本年 5 月 31 日、国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会より、「公人による事実の否定、否定の繰り返しによって、再び被害者に心的外傷を与える意図に反論すること」を求める勧告を受けるなど、国連自由権規約委員会、女性差別撤廃委員会、ILO専門家委員会などの国連機関から、繰り返し「慰安婦」問題の解決を促す勧告を受けてきているところでもあります。
このような中、日本政府がこの問題に誠実に対応することが、国際社会に対する我が国の責任であり、誠意ある対応となるものと信じます。そこで政府におかれては以下のことを求めます。
1 日本政府は「河野談話」を踏まえ、その内容を誠実に実行すること。
2 被害女性とされる方々が二次被害を被ることがないよう努め、その名誉と尊厳を守るべく、真摯な対応を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。島根県議会
(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
外務大臣
内閣官房長官

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<参考 島根県有志の取り組み なでしこアクションブログより>

2020年3月24日付
島根県議会に「慰安婦意見書」撤回を求める7回目の請願
http://nadesiko-action.org/?p=14391

2014年12月31日付
竹島を領有する島根県議会がこのままで良いのでしょうか?
http://nadesiko-action.org/?p=7752

2014年9月29日付
日本を愛する島根女性の会「朝日新聞の大誤報を起因とする「河野談話」の即時撤回を要求する県民大会」
http://nadesiko-action.org/?p=7140

2014年6月23日付
日本を愛する島根女性の会から県議会議長宛て抗議文
http://nadesiko-action.org/?p=6582

2014年6月5日付
島根県議会「慰安婦」可決の説明を ネット署名3600人、提出へ
http://nadesiko-action.org/?p=6528

2014年4月13日付
竹島奪還を目指す島根県議会がなぜ「慰安婦意見書」?県議会議長に説明を求めます!
http://nadesiko-action.org/?p=6265

2014年1月14日付
カルフォルニアの母の会が島根県議会に抗議!
http://nadesiko-action.org/?p=5600

2013年12月12日付
島根県から報告「議長の椅子取りゲームに慰安婦問題を利用するのは許せない」
http://nadesiko-action.org/?p=5440

2013年10月4日付
「島根県議会の歴史認識をただす 島根県民の会」から活動予定お知らせ
http://nadesiko-action.org/?p=5033

2013年9月9日付
島根県民が「慰安婦意見書」撤回に立ち上がった!
http://nadesiko-action.org/?page_id=4791

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<参考 地方議会の慰安婦意見書について なでしこアクションブログより>

ねつ造慰安婦問題解決に向けて地方議会の意見書・決議・請願・陳情まとめ
http://nadesiko-action.org/?page_id=7180

地方議会の慰安婦意見書
http://nadesiko-action.org/?page_id=2

左派市民団体と国連のマッチポンプ
http://nadesiko-action.org/?page_id=7

島根県議会に「慰安婦意見書」撤回を求める7回目の請願

島根県議会が平成25年(2013年)6月26日 に可決した『日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書』は、河野談話、米国下院決議121、国連人権委員会勧告を受け入れて日本政府に対応を求めるものでした。

この意見書の撤回にむけて、島根県の有志が署名、抗議文、集会など様々な取組を行ってきました。※下記「島根県有志の取り組み なでしこアクションブログより」参照

この度、令和2年2月定例会にも7度目の請願書『島根県議会において平成25年6月26日付で決議された“日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書”の撤回決議を求める請願』を提出しましたが、残念なことにまたも不採択となってしまいました。

心強いことは、3月17日本会議で二人の議員が意見書撤回の請願を支持する素晴らしい意見表明をして下さいました。

<令和2年2月定例会 3月17日 本会議 録画>
https://shimane-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=717
『日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書』の撤回決議を求める請願を不採択とした委員長報告に反対する討論
0:55:06~  川上 大 議員(自民党)

1:24:25~  成相 安信 議員(無会派)

意見書撤回を求める島根県有志は、撤回実現まで請願を出し続けるとのことです。

<令和元年11月定例会 12月17日 本会議 録画>
https://shimane-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=688
0:31:40~ 成相 安信 議員 発言(37:00)より
「当該意見書が撤回されない、限り正式な手続きを経て
誰に遠慮することもなく、有権者として納税者として日本国民として諦めずに心を込めたもの(請願)を新たに作成し提出し続けるのみであります。」

継続しての取り組みには頭が下がります。なでしこアクションでも引き続き応援してまいります。

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【 撤回を求めている意見書 】

島根県議会 平成25年6月26日 可決

日本軍「慰安婦」問題は、女性の人権、人間の尊厳にかかる問題であり、その解決が急がれています。
この問題について、日本政府は 1993 年「河野談話」によって「慰安婦」への旧日本軍の関与を認めて、歴史研究、歴史教育によってこの事実を次世代に引き継ぐと表明しました。
その後、2007 年 7 月には、アメリカ議会下院が「旧日本軍が女性を強制的に性奴隷にした」として、「謝罪」を求める決議を全会一致で採択したのをはじめ、オランダ、カナダ、フィリピン、韓国、EUなどにおいても同様の決議が採択されているところです。
また、日本政府は、本年 5 月 31 日、国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会より、「公人による事実の否定、否定の繰り返しによって、再び被害者に心的外傷を与える意図に反論すること」を求める勧告を受けるなど、国連自由権規約委員会、女性差別撤廃委員会、ILO専門家委員会などの国連機関から、繰り返し「慰安婦」問題の解決を促す勧告を受けてきているところでもあります。
このような中、日本政府がこの問題に誠実に対応することが、国際社会に対する我が国の責任であり、誠意ある対応となるものと信じます。そこで政府におかれては以下のことを求めます。
1 日本政府は「河野談話」を踏まえ、その内容を誠実に実行すること。
2 被害女性とされる方々が二次被害を被ることがないよう努め、その名誉と尊厳を守るべく、真摯な対応を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。島根県議会
(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
外務大臣
内閣官房長官

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<参考 ニュース>

産経 2016.12.17
島根県議会、慰安婦意見書撤回求める請願不採択 元軍人ら無念
https://www.sankei.com/region/news/161217/rgn1612170018-n1.html

産経ニュース 2014.6.11 02:03
ネット署名、島根県会に提出 女性の会「慰安婦」説明求め
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140611/smn14061102030002-n1.htm

産経ニュース 2014.6.5 02:07
島根県議会「慰安婦」可決の説明を ネット署名3600人、提出へ
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140605/smn14060502070004-n1.htm

SAPIO2014年5月号
島根県議会が慰安婦意見書をスピード採択し地元自民県議憤慨
https://news.mynavi.jp/article/20140421-a207/

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<参考 島根県有志の取り組み なでしこアクションブログより>

2014年12月31日付
竹島を領有する島根県議会がこのままで良いのでしょうか?
http://nadesiko-action.org/?p=7752

2014年9月29日付
日本を愛する島根女性の会「朝日新聞の大誤報を起因とする「河野談話」の即時撤回を要求する県民大会」
http://nadesiko-action.org/?p=7140

2014年6月23日付
日本を愛する島根女性の会から県議会議長宛て抗議文
http://nadesiko-action.org/?p=6582

2014年6月5日付
島根県議会「慰安婦」可決の説明を ネット署名3600人、提出へ
http://nadesiko-action.org/?p=6528

2014年4月13日付
竹島奪還を目指す島根県議会がなぜ「慰安婦意見書」?県議会議長に説明を求めます!
http://nadesiko-action.org/?p=6265

2014年1月14日付
カルフォルニアの母の会が島根県議会に抗議!
http://nadesiko-action.org/?p=5600

2013年12月12日付
島根県から報告「議長の椅子取りゲームに慰安婦問題を利用するのは許せない」
http://nadesiko-action.org/?p=5440

2013年10月4日付
「島根県議会の歴史認識をただす 島根県民の会」から活動予定お知らせ
http://nadesiko-action.org/?p=5033

2013年9月9日付
島根県民が「慰安婦意見書」撤回に立ち上がった!
http://nadesiko-action.org/?page_id=4791

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<参考 地方議会の慰安婦意見書について なでしこアクションブログより>

ねつ造慰安婦問題解決に向けて地方議会の意見書・決議・請願・陳情まとめ
http://nadesiko-action.org/?page_id=7180

地方議会の慰安婦意見書
http://nadesiko-action.org/?page_id=2

左派市民団体と国連のマッチポンプ
http://nadesiko-action.org/?page_id=7

竹島を領有する島根県議会がこのままで良いのでしょうか?

2014年12月16日の島根県議会本会議で、2013年6月26日議決『日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書』の撤回と国に対して適切な対応を求める請願が、不採択となりました。(請願文は下に掲載)

竹島を領有する島根県が、このままで良いのでしょうか?

<不採択となった議会の動画>
http://gikaiair.pref.shimane.lg.jp/meta/201411/20141216am1.asx
動画がダウンロードされます。
55分40秒~ 成相安信 議員が立派に賛成意見を表明されていますが、
1時間7分53秒~ それに対する自民党 洲浜繁達 議員 の反対の意見は、これが島根県議会の自民党議員であるのが疑いたくなるような内容です。

<参考ニュース>
島根日日新聞 2014/12/17
慰安婦問題への県議会の対応に怒り/野々村直通氏が会見/請願不採択受け
http://www.shimanenichinichi.co.jp/kiji/show/33931

<不採択となった請願文>
平成25年6月26日付で決議された〝日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書″の撤回決議、並びに国に対し「慰安婦」問題に関する適切な対応を求める請願

朝日新聞はいわゆる「従軍慰安婦強制連行」の根拠として、1982年9月から32年間に渡り報道してきた「吉田証言」を、本年8月5日、6日の同紙の「慰安婦報道検証記事」において虚偽であると判断し取り消しました。また1991年8月の記事にも「挺身隊との混同」があったと認めています。
91年の当該記事の中では【「女子挺身隊」の名で強制連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた女性】が取り上げられていますが、その記事中の「強制連行」も事実に基づくものではなく朝日新聞の誤りでした。
一方、本年2月20日、衆議院予算委員会において「河野談話」作成時の石原信雄官房副長官が陳述した証言が契機となり、菅義偉官房長官の下で「河野談話作成に関する検討チーム」が設置され、本年6月20日、「慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯 河野談話作成からアジア女性基金まで」の「政府検証報告書」が発表されました。
「政府検証報告書」からは「慰安婦強制連行」という虚構に対して、当時の日本政府が「強制性」については譲歩してはいないものの、事実関係に踏み込んだ反論を一切しないまま謝罪し続け、河野談話に至るまでの交渉は、一貫して韓国の主導のもとに行われた経緯が明確となりました。
朝日新聞による歴史的事実を踏まえていない「虚偽の慰安婦報道」と「河野談話」は、今日の日韓関係悪化の一因であり、米国や国連等において日本国および日本人の名誉と尊厳を不当に貶める活動に口実を与えています。
今や国内外に向けた朝日新聞の誤報における対処の仕方にも批判が相次いでおり、また作成過程に問題があったことが明白となった「河野談話」を現内閣が継承することにも疑問の声が上がっています。
以上の点から、島根県議会により平成25年6月26日に決議された、〝日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を求める意見書″は決定的な根拠を失ったというべきであり
ます。
そこで下記の通り、上記意見書の撤回と、国に対し適切な対応を求める意見書を提出して下さい。

1. 平成25年6月26日付で決議された〝日本軍「慰安婦」問題への誠実な対応を
求める意見書″を撤回してください。
2. 〝1.を踏まえ″以下の点を国に求め意見書を提出して下さい。
①更なる真相の究明を進め、関係諸機関には慰安婦問題について正しい理解を促す努
力を求め、国内の世論を統一すべく正しい広報を行い、国際社会に向けては、これら
のことを積極的に発信していくこと。
②海外において邦人が被っている不利益や被害についてはその実態を把握し速やかな
対応を取ること。
③戦後70年の来年を目途として、これまで国際社会の中で誤解によって毀損された
先人や我が国の名誉を回復するために、内閣の決議を踏まえた内閣総理大臣としての新たな声明を出すこと。
以上

 

島根県議会 事務局>
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
kengikai@pref.shimane.lg.jp

会派別名簿   ※議員34名中 自民21名

<自民党島根県支部連合会>
問い合わせフォーム
〒690-0873 島根県松江市内中原町140-2
TEL0852-21-2813
FAX0852-22-7577

 

日本を愛する島根女性の会 主催10月12日 【朝日新聞の大誤報を起因とする「河野談話」の即時撤回を要求する県民大会】


botan2日本を愛する島根女性の会 主催botan2

「善意を装った悪意」や「思慮の浅い善意」が
甚大なる国家国民の不幸を招来しています
今こそ国民県民ひとりひとりが正しい歴史認識を基盤にして
失われた誇りを取り戻す時です

朝日新聞の大誤報を起因とする「河野談話」の
即時撤回を要求する県民大会

豊田有恒・野々村直通 講演会

 

吉田清治の虚言を発端とする朝日新聞の一連の報道により、国際社会における我が国の地位は著しく貶められました。

河野談話が出された3年後、1996年には吉田証言を採用した「クマラスワミ報告」が国連人権委員会に提出されました。

これらの一連の流れによって、アメリカの各地に慰安婦像が建てられ、アメリカ合衆国下院では。「従軍慰安婦問題の朝日新聞が吉田証言の報道を取消したことを受けても、クマラスワミ氏は同報告を取り消す意思がないことを明言しています。

このことは真の日韓関係の交流や友好の妨げとなるばかりでなく、米国で暮らす日本人の子供たちが「レイピスト(強姦魔)」呼ばわりされることをはじめとした多くの被害が生じ、将来にわたって日本人の地位や名誉が毀損され続けることになります。

昨年六月、島根県議会は政府に対して「日本軍慰安婦問題への誠実な対応を求める意見書」を可決しました。

「河野談話が間違っていたなら、それは国家の問題だから、まずは国会が修正しないといけない」 自民議員の1人はまるで人ごとのように言う。
(2014.8.24産経新聞、歴史戦第5部より)

この発言が本当であれば議員としての見識を疑うばかりか、人間としての資質に欠ける卑劣なものと言わねばなりません。

私たちは河野談話を追認し、朝日新聞の大誤報に加担する行為を絶対に看過してはならないのです。

「日本を愛する島根女性の会」に賛同いただける皆様、10月12日の県民大会にご参集いただけますよう、お願い申し上げます。

【日時】 2014年10月12日(日)14:00から

【場所】松江ニューアーバンホテル 別館湖都の間
島根県松江市西茶町40-1 地図

【入場料】800円

※17:00から会場ホテル本館三景の間 で懇親会を予定しております。
会費、5,000円

【講師紹介】

島根県立大学名誉教授

豊田有恒
作家、翻訳家、脚本家、評論家
昭和13年群馬県生まれ
現役で東京大学に合格するが、慶應義塾大学医学部に進学、しかし猛勉強の反動のため進級できず放校処分を受ける。
SF作家として多くのテレビ番組を手掛け、著書も多岐にわたり多数。作家業の傍ら、2000年に島根県立大学総合政策学部教授に就任。2009年3月末に定年退職し名誉教授に。

 

nonomura

野々村直通
元開星高校野球部監督
昭和26年島根県生まれ
広島大学卒業後、府中東高校に赴任。野球部監督としてセンバツ出場に導く。その後松江第一(現・開星)高校に赴任し、チームを春2回・夏7回甲子園に導く。2010年センバツでの「末代までの恥」発言で波紋を呼び責任を取って監督を辞任するも、多くの嘆願署名により復帰。退職後は画家、教育評論家として活躍中。

 

【日本を愛する島根女性の会 とは】
私たちは島根県を愛し、正しい歴史を次の世代に繋ぐ女性の会として本年3月に発足しました。
私たちは島根県議会に対し、慰安婦意見書可決の経緯と議長選票獲得取引疑惑を説明するよう強く求めてきました。
本年(2014年)6月10日には可決の経緯などの説明を求める約3600人分のネット署名を県議会に提出しました。
その後、県議会からは明確な回答もなく今日に至っています。
朝日新聞が誤報を認めた現在に至っても何の説明もなく、河野談話の追認を撤回しないということは女性として母親として絶対に見過ごすことはできません。今を生きる子供たちそしてまだ見ぬ子供たちのためにも真実を求めて続けていきます。
皆様方のご理解とご協力を心よりお願いいたします。
代表 井田潤子、副代表 金築倫子
連絡先090-9417-8363

 

【日本を愛する島根女性の会 からメッセージ】
「亡くなった方を思いながら生きる人がいる限り、その方は本当に死んだのではない」
皆さんもそうだと思いますが、私たちも常々この言葉を大切に思っています。

それは亡くなった方を思いながら、その方からの教訓や美学哲学を受け継ぐからです。
それを大きな視点で俯瞰すると歴史の連続性となるのではないでしょうか。

一方、捏造報道で貶められた先人は子孫にとって受け継ぐものの無い存在でしかありえないでしょう。
子孫にとって非人道的な先人は教訓をもたらすような生きた存在になり得ないからです。
このことは直接的な殺人ではありませんが、先人は人間性の否定によって殺されたことになります。
この殺人は大量殺人に匹敵するほどの破壊力を持ちます。
なぜならばこの事を大きな視点で俯瞰すると歴史の断絶になるからです。

かつてイギリスの歴史学者トインビーは「歴史を忘れた民族は滅びる」と言われました。
捏造によって歴史を奪われたままであれば尚の事でしょう。

何よりも悲しいのは、国家国民の安寧を願い、残された家族の行く末を案じながら命を落としていった兵士たちです。
今もジャングルや海底深く眠る兵士たち、硫黄島の舗装路の下に、洞窟の奥深くそして凍えるシベリアや茫茫たる中国大陸にも。
その兵士たちは無くなった後も何度も何度も傷つけられ、殺され続けているのです。
他ならぬ後世に生きる同胞によってです。

このことは歴史の断絶を超えた道義に反する非人間的な行為です。戦争よりも醜い行為にも思えます。

物言えぬ死者を悪人に仕立て、自らを善意の立場に置くことがどれほど卑劣極まりない行為なのか、考えが及ばないのでしょうか。

日本を愛する島根女性の会から県議会議長宛て抗議文

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