「ポトマック通信」は米国メリーランド在住の ワイルス蓉子 さんが隔月発行しているニュースレターです。ワイルス蓉子さんは昭和5年生まれ、今年(2016年/平成28年)86歳。2016年9月号に慰安婦問題について書いてらっしゃいますのでご紹介します。
※ 2015年7月号、2016年11月号、2017年1月号、2017年3月号、2017年5月号、2017年7月号
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ワイルス蓉子さん略歴: 昭和5年1月14日生。 山水高女(現桐朋学園)卒。 青山学院大学英米文学科中退。 アメリカの商社に英文速記秘書として勤めた後、1966年渡米。 1971年5月、エドワード・ワイルスと結婚。米国メリーランド州在住。
ポトマック通信 2016年9月号
日本の品位ーかくも見事に捻じ曲げられた歴史的事実と認識
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ワイルズ蓉子 様
いくつか申し上げたく思います。箇条書きにいたします。
1、ご承知のことと思いますが、「慰安婦問題」に限らず、この種の問題は、歴史認識に関する「論争」などという悠長なものではありません。これは正に「戦争」なのです。私たちは「戦争」の最中にいるのです。嘘のプロパガンダ(謀略情報戦)は戦争を有利に導くための常套手段です。
2、「戦争」の仕掛け人は、中国、北朝鮮、そしてそれらの国々と深い関係をもつ日本の組織です(実はこの日本が一番問題なのですが)。注意すべきは韓国は仕掛け人でも敵でもないということです。
3、「戦争」の目的は日米を分断し、結果として日本を支配することです。一つの具体的支配として、「反ホロコースト法」ならぬ「反慰安婦法」制定し、言論を封殺し日本から永久に金をまきあげることです。
4、米国が「慰安婦=性奴隷」をいともたやすく受け入れたのは、米国は全体としてリベラル・マルクス主義に染まっているからです。ソ連崩壊後、リベラル・マルクス主義者は自己保身のため、共産主義・民主主義VS日独ファシズムをいう過去の対立構造をなにがあっても崩すことはできません。たとえ事実に反することでも「日独=悪」、「米ソ中=善」なのです。
5、従って、米国リベラル・マルクス主義者にいくら証拠をつきつけても、「慰安婦=性奴隷」の基本認識は絶対修正いたしません。
6、こういった上記の構造は、第二次世界大戦前の状況と全く同じです。日米は分断どころか戦争へと突き進みましたね。
こういった状況を打破する一つの方法として、米国保守と共闘することが考えられます。
彼らも慰安婦=性奴隷認識に汚染されていますが、リベラルと違い上記のような構造説明すればわかるはずです。まずは保守組織の会員になられ、機会をみて説明され、味方につけてはいかがでしょうか。
石川