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ジュネーブの国連で開催された女子差別撤廃委員会の63セッション(2月15日~3月4日)の日本についての検討会議(2月16日)に、慰安婦問題以外にどのようなことが話し合われたか。
会議傍聴に参加して下さった スイス在住のなでしこアクション仲間 から報告いただきましたのでご紹介いたします。
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女子差別撤廃委員会対日審査(2016年2月16日)で指摘された慰安婦問題以外のこと ~ その1
あれよあれよという間に、非嫡出子が嫡出子と同じ相続権を得るようになった。この背景には、何と言っても国連の強い後押しがある。
女子差別撤廃委員会対日審査で、日本はさまざまな「問題点(?)」を突きつけられた。余計なお世話もここまで来ると、単に「委員たちの戯れ言」として聞き逃すわけにはいかない。また、非嫡出子が同権を得たことを鑑みると、ウカウカしてもいられないというのが実感である。そこで、当委員会で日本政府がどのような指摘を受けたか、ここに記録を残し、ご興味のある方々にご報告差し上げたいと思うに至った。
委員たちは発言の中で、「驚いたことに!」や「何と!」を連発した。また、一度だけだが「この前言ったことを日本政府は未だ実行に移していない。」との、やや苛立った発言もあった。「やだ〜あきれちゃったわ〜うっそ〜まじ〜?何回同じ事を言わせるつもりなの?やる気あるの?私たちをナメてるの?」というのが、彼女たち(委員は男性1名のみであとはすべて女性)の本音だったにちがいないと報告者は推察する。
いずれにしても、日本人の感覚からすると高飛車な口吻だったことを前もって述べておく。おそらく、こういう言い方をすれば日本人はすぐに凹むということを計算に入れた上での演出だったと思う。
尚、当委員会に居合わせた方で、これから記す事柄に誤りや重要な事項の抜け落ちを見つけられた場合は、是非ご指摘いただきたい。
当委員会の委員が日本政府に対して突きつけた事項を列挙する。順序は報告者が重要だと思ったそれを優先する。
< 暴力 >
「強姦の定義を広めるべき。膣への挿入に合わせて肛門への挿入を加えることは勿論のこと、局部への接触も『強姦』に入れるべき。」
ここでは、強姦の罰則規定は十分なものか。また、未成年者に対する強姦の刑罰がより重いものになっているかが執拗に確認された。
「DVからの女性の救済は万全であるか。」
< 男女平等 >
「女性の地位が低い。」
ここでは、「000に女性が占める割合は00%である。」という例が延々と挙げられた。例えば、大臣に女性が占める割合は何%という具合である。
この事象の原因は「短大に進学する女性は多いが大学への進学者が少ないから。」とし、「女性の大学進学率を上げ、女性の職業選択の自由を広げるように。」と促した。さらに「特に、理科系学部への女性進学者を増やすこと。」と付け加えた。
ここで注目すべき点は、女性枠を設ける「クオータ制(Quota System)」という文言が一度しか発せられなかったことである。彼らは「クオータ制を早く設けろ。」と何回も言いたかったはずである。恐らく、この制度が「男女平等の理念に反する」と反論されることを避けたかったからではないだろうか。
「男女の役割が未だ未だ固定的である。」「夫婦間の育児や家事の分担が十分に行われていない。」
< 婚姻 >
「婚姻可能最低年齢が『男性18歳、女性16歳』であり、同じ年齢ではない。」
「選択制夫婦別姓を認めていない。」
ここで注目すべき点は、「夫婦同姓は大多数の国民が支持している。」と回答した日本政府に対して、「国民の気持ちの変化を待つのではなく、政府が率先して国民の意識を変えるように。」と促したことである。ここに国連の本音が見えた。
「女性の再婚禁止期間が180日から100日に短縮されたのは評価できるが、さらに再婚禁止期間を無くすように努力すべき。」
(注)法務省は平成28年2月18日の自民党法務部会で、現在は180日とされている女性の再婚禁止期間を100日間に改めるとともに、離婚時に妊娠していなければ直ちに再婚を認める民法改正案の概要を明らかにした。
「堕胎に夫の承諾を必要としているが、これは女性の自律を阻む。」
それなら、夫の気持ちはどうなるのだろうか?
「嫡出子と非嫡出子というように、子供を差別している。」
結局、「嫡出子」「非嫡出子」という言葉自体をなくせと言いたかったのだろう。
< 人権 >
「あくまでも被害者(この場合は女性)の『傷ついた』という気持ちを尊重するように。加害者(この場合は男性)の『そんなつもりはなかった。』という言い訳には重きを置かないように。」
これは極めて危険。このことはその2で述べる。
< 性教育 >
「行き過ぎた性教育にブレーキをかけようとする動きがあるが、若年層の妊娠を防ぐためにも、ブレーキをかけるのは正しくない。」
< 二重差別 >
「在日韓国朝鮮人、部落民、先住民族(アイヌ)、障害者、移民の女性は二重差別を受けている。」
< その他 >
「セクハラやマタハラ(職場での妊婦に対する嫌がらせ)への対応は十分か。」
「母子家庭や農業に従事する女性への支援は十分か。」
「ポルノへの規制は十分か。」
「同性愛者、両性愛者、性同一性障害者などの性的少数者の問題。」
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女子差別撤廃委員会対日審査(2016年2月16日)で指摘された慰安婦問題以外のこと ~ その2
皆様は「痴漢えん罪保険(月額590円)」というのがあることをご存じだろうか。痴漢に間違えられた際に、弁護士の費用などに当てるのだそうだ。
今回の会議で、私は日本の左派の思惑をまざまざと感じた。「注文の多い料理店」というのがあったが、「注文の多い委員会」にマトモにつき合っていたらとんでもないことになる。どうなるかと言ったら、「電車内での強姦罪が成立」してしまう可能性が出て来るということである。
ここで、委員たちの発言を整理する。
1、「被害者(女性)の『傷ついた』という気持ちを尊重。加害者(男性)の『そんなつもりはなかった。』という言い訳には重きを置かない。」
これはどういうことを意味するかというと、「被害者(?)である女性の証言(?)に重きが置かれる」ということである。慰安婦問題も、この論理で一気に押し切られてきた。彼女たちが本当に慰安婦だったのか、彼女たちの証言に信憑性があるのかといった検証は、すべてすっ飛ばされてきた。彼女たちの「涙」に信憑性を見いだせということである。まさしく暴論だ。
ちなみに、電車内の痴漢事件もこの論理、つまり被害者の証言が優先されている。
2、「強姦の定義を広めるべき。膣への挿入に合わせて肛門への挿入を加えることは勿論のこと、局部への接触も『強姦』に入れるべき。」
ここで注目すべきことは、「局部への接触」が「手による」と限定されていないことだ。
電車内で「手」で接触するだけが痴漢行為ということであれば、両手を上げていれば痴漢えん罪を防げる。しかし、今は「からだを押しつけてきた!!!」でも痴漢行為として認められようとしている。
さらに、ふたりがグルになって被害者と目撃者(証人)を演じれば、簡単にインチキ痴漢行為が成立するわけだ。こうなると、痴漢えん罪を防ぐことは大変難しくなる。その上、局部への接触も『強姦』に入れるとなると、電車内で強姦罪が成立する。
フェミニズム思想は、もともと女性救済を目的にはしていない。ある別の目的のために、「目くらまし」として「女性」が使われているに過ぎない。上に挙げた委員からのアドバイスを受け入れてしまったら、左派にとっての敵(男性)を、いとも簡単に強姦犯として血祭りに上げることが可能になるわけである。
「男は狼なのよ、気を付けなさい〜」という歌があった。これは性教育に使える。「性教育をキチンとしろ。女性が強姦されてもいいのか。」と委員から問いつめられたので、私は次のような性教育(狼を寄せ付けない方法)を提言する。
1、売春婦ファッション及び売春婦のような化粧はしない。
2、夜遅くまで外でウロウロしない。
3、20歳以下の女性の飲酒と喫煙は厳禁。20歳過ぎても、外での飲酒と喫煙は極力控える。
4、電車内など、公共の場で化粧をしない。
以上のことを守れない女性たちは、強姦されたくらいで「傷ついた〜!許せない〜!」なんてしおらしいことを言える立場にはない。
以上