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JAL123 便の御巣鷹山墜落事故を事件という謬論を正す

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1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故から今年2025年で40年になります。残念なことに時が経つにつれ益々事実無根、荒唐無稽な馬鹿げた陰謀説が流れているのが現状です。
そこで次の目的のためになでしこアクションのサイトに
JAL123 カテゴリー http://nadesiko-action.org/?cat=38
を作成しました。
・真実の記録と資料を纏める
・拡散されたデマを事実をもって打ち消す
・損なわれた当時の関係者と自衛隊の名誉を回復する
・事故の教訓を後世に正しく伝える
拡散にご協力お願い申し上げます。
また情報提供いただける方はお問い合わせからご連絡ください。
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JAL123 便の御巣鷹山墜落事故を事件という謬論を正す

元日本航空運航本部 空花正人

令和7年1月23日

昭和60年8月12日に発生したJAL123 便の御巣鷹山墜落事故から40年の時が流れた。

これは1機当たり死者数520人という史上希に見る重大な航空機事故である。

風化させまいとする慰霊行事は毎年行われているが、その事故原因などの事実関係の記憶が薄れていく中、この事故を自衛隊機による撃墜事件であったなどと根拠もない妄想、空論で煽り立てるインターネット動画があふれている。経済評論家などが極端な結論付けで政府批判を謳っているのを見れば誠に憂慮にたえない。「一犬虚に吠ゆれば 万犬実を伝う」状態である。

嘘も百回つけば本当になるというが、事実にもとづかぬ捏造情報で世の中を撹乱するような行動によって、心穏やかでなくなる大方の遺族の人達、そして当時も今も、日夜弛まぬ奮励努力している自衛隊員に対して申し訳ないとは思わないか。

その偽りのシナリオは、こうだ。

「事の発端は、当時自衛隊が無人飛行標的を狙ってミサイル発射実験を行っており、このミサイルが付近を航行中のJAL機に命中して機体を損傷させ、遂に墜落させてしまった。あってはならぬ驚天動地のことである。自衛隊と政府はその事実の発覚を恐れ、証拠を一切隠そうとあらゆる手を打った。ひとつは捜索救難を意図的に遅延させ、米軍の支援を故意に拒否した。その間に先回りした特殊部隊によって機体の残骸や亡くなった乗客をさらに焼き払った。相模湾に没した機体の一部の捜索を打ち切った。当該機にかかわる音声データを改竄した。ボーイング社に機体修理ミスの責任を負わせる見返りに政府は大型機を大量に発注した。以後プラザ合意やらアメリカに首根っこを押さえられ、いいなりになった、等々である。」

筆者は元日本航空社員であり、航空機運航にかかわる専門知識・経験は一通りあると自負している。事故当時大阪の伊丹空港に勤務しており、亡くなった乗客の葬儀に立ち会ってもいた。 機体の残骸も見ている。 後の事故調査報告書も熟読した。

ネットや書籍でどのような主張をしても構わないが、それらが事実だという客観的科学的な証拠を挙げる責任は果たしていただきたい。さもないとそれは世を惑わす妄想でしかない。この論考において、事故を事件と言い立てる謬論に批判を加えようと思う。

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http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2025/01/jal123_kuuge.pdf

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【 参考資料 】

国土交通省 運輸安全委員会
日本航空 123 便の御巣鷹山墜落事故に係る航空事故調査報告書についての
解説
https://jtsb.mlit.go.jp/kaisetsu/nikkou123.html

群馬県
日航123便墜落事故対策の記録 昭和61年3月
https://www.bousaihaku.com/wp/wp-content/uploads/library/2c577319dfeee4c61e8caf3d287cbc29.pdf