12/8(日)に行われた『映画「主戦場」上映会に一緒に行こう!鑑賞ツアー』に参加した藤岡信勝先生がフェイスブックに投稿された参加報告をご紹介します。
12.8「主戦場」上映会に参加しました
12月8日、映画「主戦場」の上映会が文京区民センターで開催され、但馬オサム氏の提唱した鑑賞ツアーに参加しました。「主戦場」詐欺事件の被害者のケント・ギルバートさんもおいでになりました。入場料が1000円とダンピングされたこともあり、この機会にこの映画の批判活動をしようとする人たちにも参加を呼びかけましたが、僅かな告知期間だったにもかかわらず、推定40人くらいの人が参加しました。(もっといたかも知れません)
私は13:15ころに現地に着いたのですが、受付はまだ始まっておらず、3階の入口から1階の階段まで長蛇の列でした。会場は200人の参加者で一杯でした。私とケントさんは自分で椅子を増やして会場の最前列に座りました。上映の開始はやや遅れました。最初、数回の上映ミスがあり、昔の田舎の小学校のグラウンドで行われた映画会を思い出しました。よくフィルムが切れたものでした。
劇場よりも少し明るく、メモを取れたのはラッキーでした。上映後、早稲田にあるwamの事務局長・渡辺美奈氏がトークをする予定でしたが、「手違い」で来れなくなったと主催者は説明しました。私たちが参加することがわかり、「逃げた」というのが一般的な解釈のようです。
映画が終わると、司会者(主催者)のところに行き、名刺交換をして、出演者として話す時間をいただきたいと申し入れました。主催者は穏やかな紳士で、「よく来て下さいました。まず、会場から10人、一人3分くらいで感想を言ってもらい、その後ご発言いただきます」と約束してくれました。
会場からの発言は、8割が主催者側の立場の人で、この会の常連の方々らしく、映画の内容とは関係のない、定番の話を長々と話していました。こういう体験は保守系の集会でも散々味わってきたことで、「右も左もこういうところは変わりがないな」と実感した次第です。
ケントさんは取材を受けた経過と、慰安婦のことについて話しました。私は、取材の経過と、国と国との関係で「国家は謝罪しない」という自分の発言が、国内問題での政府と国民の関係に文脈をねじ曲げられたことを話しました。そして、私が強調したのは、この映画はプロパガンダ映画としては巧妙にできているが、研究としては無内容であること、それは「20万人」「強制連行」「性奴隷」の3つの論点のどれについても、何等結論を出さずに放り出していて、「20万人」については、吉見義明氏すら「5万人」としか言っていないことなどを指摘しました。
会場では言う時間がありませんでしたが、6月3日の記者会見で出崎は、「リビジョニスト」の定義を聞かれ、<「20万人」「強制連行」「性奴隷」という確立した3つのことを否定する人>と答えていました。この定義によれば、吉見氏もリビジョニストであり、そればかりでなく、3つの事実を結論として出さなかった監督の出崎自身がリビジョニストになります。こういうデタラメな映画なのです。
反対派の中にも、映画でどういうことがわかったか、理性的に観なければいけないと発言する人もいて、出演者である私たちの発言は、普段聞いたことのない、新鮮なものであったようです。
私の発言の途中から、発言を妨害するための野次が酷くなりましたが、それは、このまましゃべらせてはまずいと気付いた確信犯左翼のワルがいたからで、それ自身、声の大きさを論証に代える敗北宣言です。反対派の中にも、発言封殺の野次はおかしいと感じた人はいたはずです。
ある保守系の参加者によれば、このような両方の発言を聞く機会は画期的なものであるそうで、ツアーの企画はよかったのではないかと思います。ただ、保守派の人々の中で手を上げて発言を求める人が少なかったのは残念でした。
今後もこのような機会には声をかけて下さると主催者はおっしゃいました。話のわかる方でした。主催団体は「憲法を考える映画の会」で、50回以上の映写会の実績があるようです。なかなか手強い団体です。帰りに500円で、憲法問題を考える映画を列挙した分厚い冊子を買いました。
映画「主戦場」が卑劣な詐欺映画であることに変わりはありません。制作過程が詐欺、内容も詐欺、そしてある人の主張では、1年も経たないうちに1800円から半額に近い1000円にダンピングしたのも詐欺で、1800円で観た人は「金を返せ」と言いたいのでしょう。要するに「主戦場」は三重の意味で詐欺映画なのです。
しかし、この映画は、出崎の上智大学の修士論文を擬装して制作されたもので、協力者に無断で商業映画に使われたものです。学術擬装詐欺と呼ぶのが正確なネーミングです。詐欺行為を主導したのは指導教授の中野晃一です。上智大学では中野の研究不正疑惑を扱う調査委員会が設置され、審査が公正に行われれば、懲戒解雇は必至です。さらに、裁判が公正に行われれば映画は上映差し止めとなるはずで、「主戦場」問題は終焉します。
以上
<参考ニュース>
東京スポーツ 2019年12月23日
慰安婦映画に”ダマされ”出演 ケント・ギルバート氏ら上映会に突撃
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/movies/1669902/
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ジャーナリストの但馬オサム氏から、『映画「主戦場」上映会に一緒に行こう!鑑賞ツアー』のご案内です。
国連、ユネスコなどで韓国団体と協力し、現在も世界中に「慰安婦=性奴隷」を広める活動をされている、慰安婦問題の専門家 女たちの戦争と平和資料館の渡辺美奈事務局長のトークもあります。活発なトークのやり取りを期待します。
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拡散希望!
ジョン・レノンの命日である12月8日、都内で詐欺映画『主戦場』の上映会があります。
場所はつくる会のおひざ元で、保守系イベントの聖地・文京区民センターという、実にアグレッシブな上映会。
つきましては、『主戦場』被害者の皆さんと同映画を観るツアーを企画しています。
お誘い併せの上、ぜひお越しください。
1部と2部の間に、渡辺美奈さん(「女たちの戦争資料館」のトークもあります。彼女への質問も随時用意していただければ嬉しいです。
・ペラペラのウィンドウブレーカー、軍手、ラスタ帽、ゲバラのダサTなど、左翼ファッションでキメるのもいいかもしれません。
・あくまでラヴでピースな鑑賞会です。上映を妨害するようなヤジはお慎みください。あまりの内容のひどさに思わず洩れるため息はその限りではありません。
12月8日 東京文京区センター3A会議室 上映開始13・30~
アクセス 地下鉄丸ノ内線後楽園 大江戸線・三田線春日 (いずれも徒歩2分)
料金1000円(ついにダンピングw)左翼への香典として。
当日は12・00~20くらいに一階ロビーに適当にお集まりください。
事前申し込みは要りませんが、メッセンジャーに一言入れてくれると超うれPです。
コードネームは「ハッピー・クリスマス」
終わったら、軽くミーティング&親父飲みもいいですね。
それではみなさま Give peace a chance!
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上映会 主催者 憲法を考える映画の会 より
『主戦場』(12月8日)のご案内
http://kenpou-eiga.com/?p=2465
と き:
2019年12月8日(日)①13:30〜17:30 ②18:00〜20:30
(今回は2回上映を行います)
ところ:
文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅A2出口2分・後楽園駅4B出口5分)
プログラム:
第1回目上映 13時30分 開会 映画のご紹介
13時40分〜15時50分 映画「主戦場」(上映時間122分・2018年製作 監督:ミキ・デザキ)
16時00分〜17時00分 トークシェア(出演者・渡辺美奈さんをまじえて)
17時00分・第1回目上映終了閉会予定
第2回目上映 18時00分 開会 映画のご紹介
18時10分〜20時20分 映画「主戦場」(上映時間122分・2018年製作 監督:ミキ・デザキ)
20時30分 第2回目終了予定(第2回目は上映のみでトークシェアはありません)
参加費:一般1000円 学生・若者500円
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<参考サイト>
映画「主戦場」被害者を支える会
https://punish-shusenjo.com/wp/
映画「主戦場」上智大学研究不正事件の全体像
https://rinri.punish-shusenjo.com
聞くところによると、4月に上映された「主戦場」に比べて、レッテル貼りの回数が減って、映画の内容が、マイルドになっているとの事でしたが、裁判で「名誉棄損、人権侵害」で訴えられている事が影響しているのでしょうか?裁判で提出されたDVDの内容と比べてどうなのでしょう。気になります。