【10/3シンポジウムお知らせ】「学問・言論・報道の自由」を圧殺する全体主義の正体-コロナ禍・ラムザイヤー論文・教科書検定-

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国際歴史論戦研究所 主催 シンポジウム のお知らせ

「学問・言論・報道の自由」を圧殺する全体主義の正体
-コロナ禍・ラムザイヤー論文・教科書検定-

日時:令和3年10月3日(日) 午後2:20 - 4:50(開場2:00)
場所:文京シビックセンター 26 階スカイホール
主催: 国際歴史論戦研究所 https://i-rich.org/
参加方法:事前申し込み (要予約・先着順)
連絡先 TEL:03-6912-0047 / irich.shinpo@gmail.com
参加費:2,000 円(資料代を含む)

【 チラシPDF 】

【 報告と討論 登壇者 】

◆ コロナ禍を利用した全体主義の正体
憲法学者 小山 常実

◆ ラムザイヤー論文と「学問の自由」の侵害
国際歴史論戦研究所所長 山本 優美子

◆ 日本学術会議の許しがたい「二重基準」
評論家  白川  司

◆ 教科書検定と「言論の自由」の封殺
新しい歴史教科書をつくる会副会長 藤岡 信勝

◆ 先端メディアによる言論統制はどう行われてきたか
批評家  西村 幸祐

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趣意書

「私はあなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
18 世紀フランスの哲学者ヴォルテールの言葉として知られるこの格言は、近代啓蒙主義思想が人類に残した最も大切な遺産のひとつです。しかし、21 世紀の今日、この格言にあらわされた「言論の自由」や「学問の自由」の理念が踏みにじられる事態がいくつも起こっています。

2020 年以後、中国の武漢に発する新型コロナが世界中で猛威を揮うなかで、特定の勢力に都合の悪い言論を組織的に封殺し、国民全体を一定の行動に従わせる全体主義の風潮が広がっています。国民の身体・生命にかかわることについてすら選択の自由を奪い、特定の価値観を受け入れることを強要して、生活の隅々まで統制される社会が生まれつつあります。

アメリカの法経済学者でハーバード・ロー・スクールのラムザイヤー教授の日本軍慰安婦に関する学術論文が、「論文撤回要求署名」によって存在そのものを抹殺される危険にさらされています。驚くべきことに、これに世界の人文系学者の3000 人以上が署名するという事態が生まれています。世界的な規模で、「学問の自由」を根底から否定する異常な事態が進行しています。

日本学術会議は、このような「学問の自由」をめぐる重大な状況について、何の見解を示すこともなく、それどころか連携会員3名が撤回要求に賛同し署名しています。国際歴史論戦研究所は二度にわたって公開質問状を送りましたが、それについても日本学術会議は一切回答していません。その一方で、日本学術会議は推薦した会員のうち6 名が任命されなかったことを「学問の自由」の侵害として声高に叫んでいます。

次代の日本国民の歴史意識とアイデンティティに決定的な役割をする歴史教育においても、文部科学省による教科書検定において不当な「思想検閲」が行われました。しかも、保守系の代表的な言論誌において、文科省の思想統制を批判するのではなく、これと戦っている陣営を背後から砲撃する言論が行われ、それに対する「反論権」を認めないという驚くべき事態が現出しています。

以上のような全体主義的風潮の社会的基盤を提供しているのが、メディア、とりわけ先端技術を用いたメディアによる言論統制です。今日の思想動向の大きな問題は、「学問・言論・報道の自由」が侵害されても、その問題性を受けとめる感度が著しく鈍化し、忍び寄る全体主義化の風潮の危険性を感得できなくなっていることにあると思われます。

この問題に興味と関心をもつ皆様のご参加を呼びかけます。

以上

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