京都府向日市議会に質問状を出しました

向日市議会議事録(平成22年 第3回定例会  第3号 9月 8日)よりこの意見書に賛成の立場の飛鳥井佳子議員(社会民主党)の発言

「ことし5月16日に長岡京市で吉・元玉(キル・ウオノク)さんの証言集会がり、実行委員会に私も参加をいたしました。
”従軍慰安婦”という言葉もひどい言葉で、私たちは、戦時性奴隷制度と言っておりますが、韓国在住の81歳の彼女が体験を証言されました。
その内容は、京都新聞にも掲載されましたが、軍人の求めを嫌がると殴られ、刀で頭を切られて血だらけになった、性病にかかり、子宮を摘出されたとつらい日日の話を声を震わせて伝えておられました。。」

そのまま信じてしまう優しい方です。

 

意見書

「慰安婦」問題について政府の誠実な対応を求める意見書

 太平洋戦争の終結から64年が経過した今も、戦争により被害を受けた人々の傷はいやされていない。いわゆる「慰安婦」問題は、その中でも重大な問題である。

政府は平成5年、内外関係機関・関係者への調査を踏まえ、河野官房長官による談話を発表した。談話では、旧日本軍が「慰安所」の設置に関与したことや、「慰安婦」が本人の意思に反して集められたこと、それにより「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」ことを明らかにした。そして、心からのお詫びと反省を表すとともに、「そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える」と述べた。

しかしその後、政府は被害者への名誉回復への措置を行っていない。「慰安婦」被害にあった女性たちは高齢になり、訃報も相次いでおり、一刻も早い対応が必要である。

「慰安婦」問題に誠実に対応することは、人々の戦争被害の傷をいやし、日本がアジアを始めとする国際社会と平和的に共存してゆくために不可欠である。また、真に人としての尊厳の守られる社会をつくるためにも不可欠である。

よって本市議会は、政府に対し、下記の事項について強く要請する。

 記

 

1 「慰安婦」被害者へ誠実に対応し、名誉回復への措置を急ぐこと。

2 「慰安婦」問題の真相究明をさらに進めるとともに、国民の理解を深め、次世代に伝えるよう努めること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成22年3月24日

                      京都府向日市議会

質問状

向日市議会 様

質問状

『「慰安婦」問題について政府の誠実な対応を求める意見書』について

平成23年2月1日

 

平成22年3月24日に向日市議会にて可決された『「慰安婦」問題について政府の誠実な対応を求める意見書』(別添1)について向日市議会及び意見書案を提出された議員先生方にお尋ねいたします。

この意見書は、苦しい歴史を生きたアジア各国の女性に配慮した内容であり、向日市が平和と人権と女性を大切にする自治体であることが理解できます。この意見書が周知されることを望みますが、文中疑問に思う箇所がございますので、質問させていただきます。

 

質問

1.『「慰安婦」問題について政府の誠実な対応を求める意見書』は(別添1)の通りで間違いございませんでしょうか。間違いなければ次にお尋ねします。

 

2.文中『「慰安婦」被害者へ誠実に対応し、名誉回復への措置を急ぐこと。』とありますが、名誉回復の措置 とは具体的にどのようなことか説明願います。

 

3.地方自治法第99条には、『普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。』とありますが、この意見書が向日市の如何なる公益に関する事件であるか説明願います。

 

以上3点につき、ご多忙とは存じますが、向日市議会、及び意見書案を提出された議員先生方に

平成23年3月1日までに郵送にて回答いただきたく、お願い申し上げます。

回答が出来ない場合、または遅れる場合も同期日までに郵送にてご連絡いただけますよう重ねてお願い申し上げます。

以上

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *


*