Daily Archives: December 19, 2015

【米国立公文書館資料】ラバウル捕虜尋問調書Feb1943 「PROSTITUTION」(売春)

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アジア女性基金の資料館にはたくさんの慰安婦関連歴史資料があります。

その中に米国国立公文書館の資料も多くあります。
今は良く知られているミートキーナ尋問書NO49も掲載されています。
その他にも以下の様な資料もありますのでご紹介します。

アジア女性基金資料 http://www.awf.or.jp/pdf/0051_5.pdf のPDF上の209~210ぺージです。

1943年ラバウル PROSTITUTION / 売春 情報 ポイント
・慰安所3つ
・日本軍の管轄下にあったので営業には軍の許可が必要
・働いている女性
約10名 中国、韓国、インドネシア人  20~25歳
・女性は政府によって送り込まれたのではなく、占領前から当地に来ていたと思われる。
・料金相場は2.5円。日本の2倍
1時間滞在 お茶・菓子付き 浴室使用、病気予防措置 付
・ビール、お酒、食事は販売されていたがとんでもなく高い料金。
・女性は毎週健康診断を受けていた。病気になったら治るまでお休み。
・避妊具は義務。軍からの供給はなかった。
・現地の女性との性的接触は軍法により禁止

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米国国立公文書館 資料
Prisoner of War Interrogation Report
YANO BUTAI 捕虜尋問調書 ラバウル1943年2月
から

PROSTITUTION

There are three houses of prostitution in the town of RABAUL, with a total of about ten prostitutes. Since the area is under jurisdiction of the Japanese Army, those brothels must have the permission of the military to operate. The military rents the buildings to the brothel keepers. The prostitutes (Chinese, Koreans, and some Indonesians) ranged in ages from about 20 to about 25. PW does not believe that they were sent to RABAUL by the Government, but they had already been established there before the occupation. The girls are inspected weekly by the Army Medical Corps. If they have contracted any diseases, they are not permitted to work until they are well again.

The price which the soldiers pay differs in the area, but the average is about ¥2.50, which was the price at RABAUL. PW states that prices were higher in JAPAN, about twice the amount. The price includes a stay of approximately one hour, tea and tea cakes, use of the wash-room and prophylaxis treatment. However, prophylaxis is also supplied free of charge by the Army. Contraceptives (SAKKU) are compulsory, but these are not furnished by the army. Beer, liquor, and food are served at these houses at exorbitant prices.

Although men are given a physical examination from time to time, they are not examined for venereal disease. However, if a soldier contracts a disease, he is hospitalized until he recovers, being treated by injections in arm daily. The punishment is very light for not reporting symptoms, and although the men do not lose their ratings or pay whole hospitalized, their chances for promotion are impaired but not made impossible.

Intercourse with native women on the island is prohibited by military law.

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※画像をクリックすると別ウィンドウで拡大で表示できます。
PDF版ダウンロード

1943.2.18_ラバウル捕虜尋問調書_p1

1943.2.18_ラバウル捕虜尋問調書_p2

バーナビー市長が明言「バーナビー市の公共用地にこの類の像が設置されることはない」

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カナダ バーナビー市 慰安婦像設置反対に尽力して下さった皆様、本当に有難うございました!

バンクーバー新報 より
バーナビー市慰安婦像設置反対期成同盟からの中間報告
の記事をご紹介します。

※バンクーバー新報 慰安婦像問題まとめ

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バーナビー市慰安婦像設置反対期成同盟からの中間報告

 去る12月10日、多くの皆さんのご協力によって集められた「像設置反対の署名」原簿がゴードン門田期成同盟委員長の手で、バーナビー市長のコリガン氏のもとに届けられました。署名活動は今年の3月から始められ、署名期限である6月まで続けられましたが、その間に多くの皆さんの献身的な努力の甲斐あって、およそ2000に及ぶ署名が集められました。すでに2回にわたって日系市民有志の手で、合計600余名ほどの署名がバーナビー市に届けられていましたが、12月10日には期成同盟結成後に集められた1370名の署名がゴードン門田委員長によって提出されました。その際にコリガン市長はゴードン門田委員長に「今後、私有地に像が設置される可能性があるとすれば、それを市が阻止することはできないが、市長及び議員団の見解としてはバーナビー市の公共用地にこの類の像が設置されることはない。」と明言しました。多くの方々の努力の結集でこの地平に到達できたことを共に喜びたいと思います。

 皆さんはすでにお聞き及びのことと思いますが、先日トロント市内に慰安婦像が設置され、除幕式が執り行われました。しかしながら、この像は市の公園等公共用地にではなく、トロント市の韓国人会館内という、私有地内に建てられたものです。これには日系団体も市当局も干渉することは難しく、見守るほかありませんでしたが、この像は本来バーナビー市に設置しようと準備されていたものだったようです。

 期成同盟が結成されて以降、たくさんの日系市民の皆さんが署名活動に献身的に協力して下さいました。改めて御礼申し上げます。同時に、署名期限の後さまざまな要因が重なり、なかなか署名原簿の提出がなされず、皆さんにご心配をおかけしたことをお詫びします。例えば、4月15日のコリガン市長声明に対応するための公式の日系交渉代表団の結成準備や、さらにはバーナビー市と釧路市の姉妹都市提携50周年を祝う行事、同じくバンクーバー市と横浜市の姉妹都市提携50周年の記念行事等が重なり、われわれの側もバーナビー市当局側も共に多忙を極めていました。記念行事の終盤にはバーナビー市の枢要な人々が釧路市を訪問するなどして不在だったために、署名原簿の提出のタイミングを失ってしまったことも事実です。しかしようやく提出することができて、安堵しています。

 一方、日韓のコミュニティ代表者による公式会談は一度も開かれていません。こうした事情を総合的に勘案すると、期成同盟の活動を総括してそろそろ解散の準備を始める時が来たのではないか、と判断されます。もちろん、強い政治目的を持って、かつ大きな組織力で動いているだろうと思われるこの「像設置運動」は、いったん静かになったように見えても再び火の手が上がることもありえるでしょう。しかし、今回の反対運動を通じてわれわれが培い、確認してきた多くの人々との強い絆があれば、その時にはまたその事態に即した組織ができ、対応できるものと確信しています。今後は期成同盟の解散に向けた行動予定などを検討し、近く改めて皆さんにお知らせいたします。

2015年12月11日

バーナビー市慰安婦像設置反対期成同盟・委員会