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韓国市民団体 声明「李容洙氏はどこで誰から電気拷問を受けたのか?」 2020.1.6 ソウル

2021年1月 6日
韓国 ソウル
ナムサン(南山)公園(旧韓国統監官邸跡地)にある「慰安婦記憶の地」にて

国史教科書研究所/慰安婦法廃止国民行動
【第17回国民行動の声明書】

慰安婦の真実、女性家族部長官に問う!
李容洙氏の電気拷問の証言、どちらが真実なのか?

「賢明な裁判長、われわれには何の罪もありません。 14歳のときに日本軍に連れていかれ、神風部隊で電気拷問まで受けて帰ってきました。」

これは2019年11月13日、郭イェナム氏など、慰安婦履歴のある女性と遺族など20人が日本政府を相手に起こした損害賠償訴訟の初裁判で出た李氏の法廷証言である。 2016年12月28日に日本政府を相手取って起こした訴訟が被告側の拒否で延期されたが、この日開かれた初の裁判での李氏の証言は非常に重要だ。

「14歳の時に日本軍に連行され、神風部隊で電気拷問を受けた」というこの証言は第一に、14歳の未成年者は、日本軍慰安婦になることができなかったという点、第二に、日本軍が未成年者である朝鮮女性を何の理由もなく、強制に引っ張って行くことができなかったという点、第三に、神風部隊内で未成年の女性に何の理由もなく電気拷問できなかったという点だ。

李氏の電気拷問に関する発言は、朴槿恵(パク・クネ)政府で韓日慰安婦の合意がなされた翌年の2016年7月21日にもあった。 ‘日本軍慰安婦被害者に対する生活安定支援や記念事業などに関する特別法’制定を促す請願書を国会に提出し開かれた記者会見で、李氏は「大統領を選んだなら国民を愛し、歴史を正さなければならないのに、これでは何にもならない、自分勝手だ」と言い、さらには、韓日慰安婦の合意について「ばかなまねをしている。本当に。 協商!?一体何のための協商ですか」という露骨な表現で不満を吐露し、「わたしの人生を返せ! 15歳で神風祭部隊に連れて行かれ、あらゆる電気拷問、鞭で打たれ、今も体が痛くても死ねなくてこんなふうに(生きている)」と言った。

また、同年12月20日にソウル東部地裁刑事11部で開かれた世宗大のパク·ユハ教授の結審公判で、証人席に立った李容洙氏は、「16歳の時に軍人に連れ去られたが、兵隊の部屋に入らない」として電気拷問などの様々な苦痛を受けた。 台湾の神風部隊に連れて行かれ、1946年に釈放された」と語った。

このように神風部隊に連行され電気拷問を受けたという李氏の証言は、虚偽を言ってはならない法廷でなされたという点で、絶対的な信頼を抱かせる。
しかしながら、正義記憶連帯のホームページには、「17歳の時(1944年)、李容洙氏に就職させてあげるという日本人の言葉にだまされ、友人とともに台湾の慰安所に強制連行された。 神風部隊の軍人たちが大多数の台湾新竹近くの慰安所で軍人たちについて行って空襲を避け’慰安婦’生活を強要された。」とし、李氏が働いた慰安所の位置を部隊の近所だと言った。

また、1993年、挺対協で刊行した「強制連行された朝鮮人軍慰安婦たち(1)」には「大邱で私たちを連れて行った男が慰安所の主人だった。 私たちは彼を『おやじ』と呼んだ。 部屋に入れと言われたのに入ろうとしなかったので、主人が私の髪の毛を引っ張ってどこかの部屋に連れて行った。 その部屋で電気拷問を受けた」とし、李氏の故郷である大邱から慰安所まで自分を連れて行った男は慰安所の主人であり、彼から電気拷問を受けたと証言した。

こうした証言は「神風部隊に連行され電気拷問を受けた」という先の証言と真っ向から対峙する。 二つのうちの一つは嘘ということだ。 ならば、どれが偽りでどれが事実なのかを明確にしなければならない。 これを明らかにする責任は一次的に証言者である李容洙氏にあるが、慰安婦被害者登録を管掌する女性家族部もその責任を免れない。 これに対し、私たちは女性家族部長官に次のように問う。

1.李容洙氏は神風部隊に連れて行かれたことがあるのか。

2.李容洙氏はどこで誰から電気拷問を受けたのか?

2021. 1. 6.
国史教科書研究所/慰安婦法廃止国民行動

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神風特攻隊とLeeおばあさんのお話。何が本当なの?

解説 金柄憲 代表   2021年1月12日