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国連人権理事会にて「在日ウィグル人留学生の人権」について発言しました

国連人権理事会46セッション  ジュネーブ国連本部
2021年3月22日
新しい歴史教科書をつくる会 Japan Society for History Textbook
議題(item)9 における NGO発言(ビデオ投稿)
発言者 矢野義昭

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There are about 800 Uyghur students in Japan.
日本に滞在するウイグル人留学生は約800人と言われている。

The most serious problem they face is that they cannot go to the Chinese Embassy to renew their passports.
彼らの抱える最も深刻な問題は、パスポートの更新に中国大使館に行けないことです。

Why not?
なぜか。

Because it is more than likely their passport will be confiscated or will be denied renewal.
パスポートを没収されたり、更新を拒否される可能性があるからです。

Going home to China involves tremendous danger.
中国に帰国することは、もの凄く危険なのです。

A person may be labelled “dangerous” merely because he or she studied abroad or may be sent to an internment camp.
外国に留学していたというだけで「危険人物」というレッテルが貼られ、強制収容所に送り込まれるかもしれないのです。

The violation of the Uyghurs’ human rights by China is totally impermissible.
中国によるウイグル人への人権侵害は、決して許されるべきではありません。

We request that the Council recommends the Japanese Government to take the following measures:
私たちは人権理事会が日本政府に対して次を勧告するよう要請します。

1. For Uyghurs studying in Japan, on the expiration of their passports, do not repatriate them to China, but extend their stay,
1. ウイグル人留学生に対して、パスポートの期限が切れても帰国を強制しないこと、および日本での滞在期間を延長すること。

2. Economic support for those Uyghur students
2.ウイグル人留学生への経済的支援をすること。

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協力 国際歴史論戦研究所、史実を世界に発信する会、なでしこアクション
動画編集 テキサス親父事務局
撮影協力 ChannelAJER 栗山勉

国連人権理事会にて「北朝鮮による日本人への人権侵害」について発言しました

国連人権理事会46セッション  ジュネーブ国連本部
2021年3月15日
新しい歴史教科書をつくる会 Japan Society for History Textbook
議題(item)4 における NGO発言(ビデオ投稿)
発言者 矢野義昭

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The Democratic People’s Republic of Korea’s abduction of Japanese people is one of the worst human rights violations by a government.
北朝鮮による日本国民の拉致は、国家による世界で最も酷い人権侵害の一つです。

The Government of Japan acknowledges that 17 Japanese citizens have been abducted by North Korea, of which only 5 have been returned.
日本政府が認定している拉致被害者は17名で、そのうち帰国したのは5人です。

In addition to 17 Japanese, there are about 875 others that have been possibly abducted.
拉致被害者17人に加えて、拉致された可能性のある失踪者は875名もいます。

The DPRK Government has asserted that the abduction issue has been resolved.
ところが北朝鮮は、拉致問題は解決済みと主張しているのです。

There are thousands of Japanese wives of North Koreans, moved from Japan, deceived by the lies of the DPRK.
北朝鮮の虚偽宣伝に騙され、北に渡った数千人の日本人妻がいます。

The abductees and Japanese wives are not allowed to return to Japan, or to meet relatives.
拉致被害者、日本人妻は日本に戻れず、家族との再会も許されません。

These Japanese face cruel discrimination.
これらの日本人は酷い差別にさらされています。

They are forced to live and slowly age and then quietly pass away.
このような状況で生き、年老い、亡くなっていくのです。

We request that the Council make the following recommendations:
私たちは人権理事会が北朝鮮政府に対し、次の勧告をするように要請します。

The DPRK must immediately return all abductees of Japanese and must allow Japanese wives, who wish to return to Japan.
拉致被害者全員を直ちに日本に戻し、日本人妻の帰国の自由を認めよ。

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協力 国際歴史論戦研究所、史実を世界に発信する会、なでしこアクション
動画編集 テキサス親父事務局
撮影協力 ChannelAJER 栗山勉

山川教科書「従軍慰安婦」記述問題で文科省へ3度申入れ

新しい歴史教科書をつくる会慰安婦の真実国民運動は、山川出版社の歴史教科書で「従軍慰安婦」の文言が検定合格した件について、令和3年3月8日に3度目の文部科学大臣宛て申し入れを行いました。またその後、記者会見を行いました。

申し入れ書全文はこちらからご覧になれます。
http://www.tsukurukai.com/yamakawa/210308moushiire3.pdf

記者会見の内容、申し入れ書の説明はこちらの動画をご覧ください。

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< 参考 >

中学教科書「従軍慰安婦」削除勧告要請に文科省またもゼロ回答
http://nadesiko-action.org/?p=15688

これが山川出版の「従軍慰安婦」教科書だ!
http://nadesiko-action.org/?p=15650

中学教科書「従軍慰安婦」削除勧告要請 萩生田文科大臣お答えください
http://nadesiko-action.org/?p=15623

山川出版中学歴史教科書「従軍慰安婦」の削除を文科省に申し入れ
http://nadesiko-action.org/?p=15522

フィラデルフィアで慰安婦像設置計画

米ペンシルバニア州のフィラデルフィアで慰安婦像設置計画があります。

現地の韓国系団体 Statue of Peace Committee of Korean American Association of Greater Philadelphiaが働き掛けています。

2021年2月10日のフィラデルフィア芸術委員会(the Philadelphia Art Commission)にてその計画がプレセンテーションされ、計画を進めることが承認されました。

プレセンテーションした計画書はこちら

議題 Art Commission Agenda
Presentations for Concept Review
3. 22-21
Statue of Peace
800 S Front Street
Review Type: Public art proposal
Project Details: Statue to commemorate the history of Comfort Women
Submitted by: Office of Arts, Culture, and the Creative Economy

会議の録画を見ている限り、委員の方々はこの像が政治的な問題になっていることを全く知らないように見受けられます。

韓国系団体はこれから資金集めに力を入れていくでしょう。

フィラデルフィア市議会は、2月25日にハーバード大学ラムザイヤー教授の論文を非難する決議が提案され(議事録4ページ黄色マーカー部分)、3月4日議会で承認していました。

これも像設置に向けての活動の一つでしょう。

像の設置が決まったわけではありませんが、計画段階で阻止しなくてはなりません。

一番効果があるのは現地の方が声を挙げることです。

フィラデルフィア芸術委員会への意見送り先はこちらです。

the Philadelphia Art Commission
1515 Arch St.
13th floor
Philadelphia, PA 19102

Email: artcommission@phila.gov
Phone:(215) 683-2095
TTY: (215) 683-0286

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慰安婦像設置計画書から

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<関連ニュース>
産経 2021.3.9
韓国系団体 米フィラデルフィアで「慰安像公園」を計画
https://www.sankei.com/smp/world/news/210309/wor2103090009-s1.html

NoCutNews 2021-03-03
[단독]’소녀상 공원’, 세계최초 미국에 조성된다
https://www.nocutnews.co.kr/news/5509088?page=2

ハーバード大ラムザイヤー教授 論文 1991年「芸娼妓契約-性産業における信じられるコミットメント」、2021年「太平洋戦争における性サービスの契約」

米国ハーバード大学ロースクール教授のJ・マーク・ラムザイヤー氏の二つの論文のついて「YouTubeつくる会チャンネル」の番組で山本優美子がお話しさせていただきました。


番組で使用したフリップと説明をご紹介します。

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産経新聞の令和3年(2021年)1月31日付 オピニオンにこのような記事が掲載されました。(↓記事画像をクリックすると別ウィンドウに拡大表示されます)

この記事ある論文は、こちらです。

International Review of Law and Economics Volume 65  March 2021
Contracting for sex in the Pacific War 太平洋戦争における性サービスの契約
J. Mark Ramseyer
Harvard University, United States
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0144818820301848

戦前から日本には 公認の売春婦「公娼」がいた。公娼は年季奉公の契約で働いた。

戦時中の日本軍が使った慰安所で働いていた日本人、韓国人の慰安婦たちも、この年季奉公契約のシステムと同じだった。

日本人慰安婦も朝鮮人慰安婦も強制的に働かされた性奴隷ではない。

日本軍が拉致したり、奴隷労働させたものではないし、そんなことする必要もない。

朝鮮の募集業者側に悪徳業者がいたりして問題があったそれは、日本や日本軍が起こした問題ではない。

ということを、他の研究者の研究や当時の日本・朝鮮の資料に基づいて理論的、実証的に研究した論文です。

論文には二つのキーワードがあります。

売春宿で働こうとする女性や親にとっては、心配なことがあります。

一般的にあまり人に言えない、女性自身の評判を落としてしまう職業であること。でも家は貧しく自分には学歴もなく他に職もない。働いた場合、高額の収入は本当にもらえるのか、悩みます。

雇い主にとっては、事業がうまくいくように女性にはちゃんと働いてもらいたい。

そこで、雇い主は多額の前金を渡しました。女性は、給料から前金を返済して返済が終わったら辞める、または契約期間が終わったら辞めました。これが公娼の「Indenture contracts 年季奉公契約」です。

実際、公娼の多くはまじめに働き返済を進めて、契約期間前に完済して辞めていきました。

これは雇い主と雇われる側の双方の思惑が一致する、双方にとって良い契約であり、ゲーム理論でいう「credible commitment 信頼できるコミットメント」の論に沿ったものである、ということが論文に書かれています。

具体的な数字として、産経の論文要約にはこのように書かれています。

公認の売春婦は以下のような年季奉公(indenture) 契約のもとで働いていた。前借金が本人または親に支払われ、全額返すか、契約期間満了のどちらか早い時点まで働く。1920年代半ばの前借金の水準は1000~1200円で無利子、最も一般的な契約期間は6年で、部屋と食事は売春宿が無料で提供する。売り上げの3分の2から4分の3は売春宿が取り、残った額の6割は前借金返済に、4割は本人に渡された。1925年の東京における売春婦の場合、返済相当分が393円、本人受取分が262円で合わせて年655円ちなみに、ラムザイヤー教授の別の論文によると、1926年の女性工員の年平均賃金は312円である」。
 売春宿が売春婦をだまして借金漬けにしたと主張する歴史研究者がいるけれども、少なくともそのようなことは大規模には行われなかった。実際、売春婦の平均労働期間は3年程度、つまり標準的な契約期間6年の半分で返済を終えている。

これを纏めたのがこちらです。円グラフは、売春宿が売り上げの4分の3を取った場合です。


確かに、公娼の年収655円の6割393円を毎年返済すると契約期間6年の半分の3年間で完済することになります。

では、戦時中の慰安婦の場合はどうだったのか。

産経の論文要約によると慰安婦の場合は

女性たちは慰安所と1~2年の年季奉公契約を結び、多額の前借金を受け取って戦地に赴き、契約期間を勤め上げるか、期限前に前借金を全額返済して、故郷に帰っていったのである。

とあります。

ここからは私が計算した数字になりますが、京城日報(1944年7月26日付)に掲載された慰安婦募集の広告に当てはめてみました。


月収300円以上となっていますので、年収は3,600円以上。そのうち4割の1,440円を手元に、6割の2,160円を前金の返済に充てた場合、1年半で前金の3千円を完済できます。

ラムザイヤー教授の論文にある「1~2年の年季奉公契約を結び、多額の前借金を受け取って戦地に赴き、契約期間を勤め上げるか、期限前に前借金を全額返済」とぴったり一致します。

ちなみに、年収3,600円は当時の陸軍でいえば、三等大佐の年額3,720円とほぼ同じ。1,440円は三等大尉1,470円とほぼ同じ(赤枠)。慰安婦と同世代の下っ端の兵隊さんの月給は数十円でした(黄色枠)。


実はラムザイヤー教授は30年前の1991年春にこの二つのキーワード

Indentured Prostitution  年季奉公 契約
credible commitment 信頼できるコミットメント

についての論文を発表していました。それが今回2021年の論文の元となっています。

1991年春というと、1993年河野談話、1991年8月最初の元慰安婦 金学順が名乗りを挙げたその前です。ラムザイヤー教授は慰安婦が今のように問題となる前から、年季奉公契約の研究をしていたのです。

その論文がこちらです。


Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in the Commercial Sex Industry
J. Mark Ramseyer
Journal of Law, Economics, & Organization Vol. 7, No. 1 (Spring, 1991), pp. 89-116 (28 pages)
Published By: Oxford University Press
https://www.jstor.org/stable/764879

日本語訳で公開されています。こちらです。

タイトル: 芸娼妓契約 -性産業における「信じられるコミットメント (credible commitments)」
タイトル: Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in the Commercial Sex Industry
著者: ラムザイヤー, マーク
曽野, 裕夫//訳
著者別名: RAMSEYER, Mark
SONO, Hiroo//translated by
発行日: 1993年10月25日
出版者: 北海道大学法学部
誌名: 北大法学論集
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/15533/1/44%283%29_p206-160.pdf

論文は、20世紀初めの日本の性サービス市場における親、娼婦、売春宿の間の稼働に関する取り決めである年季奉公契約をデータで検討したものです。産業組織の研究であって、売春について合法化すべきか否かとか、売春が良い悪い、の研究ではありません。

冷静に数字を見たうえで、「雇い主が契約したのは 期間を超えて売春婦を売春宿に縛り付けておくように契約を操作することができたのでないか、つまり債務の奴隷にすることが出来たのではないか、という仮説についてはそれを支持する根拠は見当たらない。多くは契約期間の相当前に借金を返済し、廃業していた。」としています。

上でご紹介した円グラフの数字もこの論文で詳しく説明されています。

他にも収入についてはこういう表があります。


当時の女工や農家と比較して、公娼の年収が高かったことが分かります。

では、働いた期間はどうだったのか。

このような表や数字があります。


左表、公娼は年齢が高くなるほど減っています。雇い主が契約期間を超えて使ったり、借金を操作して雇い続けたりしたならば、20代後半まで数は減らないはず。

右の数字、公娼は約37%が入れ替わっている。

下の表は論文の数字を円グラフにしたものですが、3年以内で辞めるのが65%、契約期間6年で殆どが辞めています。


ここにご紹介したのは、論文に書いてあるほんの一部の数字です。

論文を読むと、

貧しくて学もない農民を騙して契約させて 娘を売春宿に売って性の奴隷にまで貶めた、という仮説は現実を見ていない。農家は厳しい状況でも生き延びる工夫をしていた。

貧しい農民は、高い賃金を確実に得られるという保証、契約があったから娘を公娼にする契約をした。

売春宿の抱え主は、年季奉公契約を悪用して借金漬けにして売春婦をいつまでも働かせることはできなかった。つまり、売春婦は債務の奴隷にはならなかった。

ということが分かります。

是非日本語の全文を読んでみてください。

慰安婦は被害者で、とにかく日本が悪い、日本軍は悪であると、ほとんど学者、ジャーナリスト、メディア、活動家は他の論を受け付けません。

そんな中で、冷静にデータをもって理論的・実証的に労働の契約としてどうであったかという論文を1991と2021にも発表してくれたラムザイヤー教授に心より感謝申し上げます。

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< 参考 >
◆ International Review of Law and Economics
Volume 65  March 2021
Contracting for sex in the Pacific War
太平洋戦争における性サービスの契約
J. Mark Ramseyer
Harvard University, United States
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0144818820301848

◆ Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in the Commercial Sex Industry
J. Mark Ramseyer
Journal of Law, Economics, & Organization Vol. 7, No. 1 (Spring, 1991), pp. 89-116 (28 pages)
Published By: Oxford University Press
https://www.jstor.org/stable/764879

<日本語訳>
タイトル: 芸娼妓契約 -性産業における「信じられるコミットメント (credible commitments)」
タイトル: Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in the Commercial Sex Industry
著者: ラムザイヤー, マーク
曽野, 裕夫//訳
著者別名: RAMSEYER, Mark
SONO, Hiroo//translated by
発行日: 1993年10月25日
出版者: 北海道大学法学部
誌名: 北大法学論集
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/15533/1/44%283%29_p206-160.pdf

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< 参考ニュース >
◆ JapanFoward
Recovering the Truth about the Comfort Women
As academics, we are used to dealing with exaggerations. We are not used to finding that the story is pure fiction. But that is the nature of the comfort-women-sex-slave story.
Mark Ramseyer
January 12, 2021
https://japan-forward.com/recovering-the-truth-about-the-comfort-women/

◆産経2021.1.28
世界に広まる「慰安婦=性奴隷」説を否定 米ハーバード大J・マーク・ラムザイヤー教授が学術論文発表
https://special.sankei.com/a/politics/article/20210128/0001.html

◆ 産経2021.1.25
【JAPAN Forward 日本を発信】偽善と歪曲を斬る
https://www.sankei.com/column/news/210125/clm2101250004-n1.html