◆ 独フランクフルト 慰安婦像展示 情報
ドイツ フランクフルトの大聖堂の向かいにある、教会関係施設ドームの家Haus am Domで慰安婦像が展示(2019年10月28日から2020年1月14日)されています。
2018年夏にはハンブルクの教会でも展示されました。
各地の教会に展示が広まっていることが懸念されます。
今回の展示のサイトがこちらです。
↓ https://hausamdom-frankfurt.de/beitrag/2810-14012020-eine-maedchenstatue-fuer-den-frieden/
<説明文の日本語>
10月28日ー2020年1月14日
平和の為の少女像
慰安婦像 ー 韓国人芸術家が性奴隷と戦争犯罪を想う
—(慰安婦像写真)— ©Seo Kyung und Eun Sung Kim
戦争時だけでなく、性的暴力の記念碑
2019年10月23日 – フランクフルトのハウス アム ドーム(Haus am Dom)では、10月28日月曜日から2020年1月14日まで、韓国の芸術家夫婦キム・ソギョンとキム・ウンソンによる彫像が展示されます。像はいわゆる慰安婦を表現し、女性に対する性暴力犯罪を想起させます。開会式は、10月28日18時からハウス アム ドームにて。
「この《平和のための少女像》は、第二次世界大戦中にアジア太平洋地域の日本軍によって軍の売春宿で《慰安婦》として性奴隷にされた数十万人の少女と若い女性達の苦しみを記念しています。 」と芸術家夫婦は強調する。
女性への暴力が時を超え制限無しに存在する様に、こんなに希少にしか記憶と警戒の為に制限を与える事が許されていない : この記念碑は、非人道的に制度化された戦争犯罪の犠牲者を追想し、世界中全ての性犯罪犠牲者の連帯と平和への呼びかけです。
作品はブロンズと花崗岩で作られています。 椅子に座っている少女と老女の影を表し、その上に白い蝶、そして少女の肩には鳥が乗っています。 別の椅子は、観覧者が少女の隣に座り、追想し共感する様に誘います。
同型の像は韓国だけでなく、米国、中国、カナダ、オーストラリアにもあります。
◆ 展示している Haus am Dom (ハウス アム ドーム / ドームの家)とは
<現地の方から教えていただいた情報>
Haus am Dom は、フランクフルト大聖堂の真ん前にあり、教会関係の施設です。
ドイツの教会施設は、教会税や補助金で成り立っています。限りなく公的施設です。
場所が良いので今回の様な展覧会にも使われています。隣はおしゃれなカフェ、最近昔の街並みを再現した美しい区域の近くで、様々な国からの観光客も多く、ふらっと入ってしまう様な所です。
※写真 ウィキペディアHaus_am_Domより
<ウィキペディアHaus am Dom 日本語訳>
ハウスアムドムは、フランクフルトアムマインにあるリンブルク教区の教育、文化、会議センターです。 教会と社会の間のプラットフォームであり、都市と社会の言説の中心地であると考えています。 この家は2007年1月14日にフランツ・カンプハウス司教によって大聖堂に開かれました。 それ以来、現在の社会的、宗教的、文化的トピックに関するディスカッショングループとアカデミー会議は人々を結び付けてきました。 また、教会と学術のアクチュアルなフォーラムのプラットホームであり、フランクフルトカトリックコミュニティの中心的な場所であり、非信者のグループや研究機関にとっても魅力的な場所でもあります。
<Haus am Dom / ハウス アム ドーム 情報>
公式サイト:https://hausamdom-frankfurt.de/
住所: Domplatz 3, 60311 Frankfurt am Main, Germany
メールアドレス:
コンタクト
hausamdom@bistumlimburg.de
Tel.:069 800 8718 400
Fax.:069 800 8718 412
Prof. Dr. Joachim Valentin
Direktor Haus am Dom
j.valentin@bistumlimburg.de
Tel.:069 800 8718 401
Geschäftsführung
Mrs.Andrea Hörner
Geschäftsführerin (執務最高責任者)
a.hoerner@bistumlimburg.de
Tel.:069 800 8718 505
◆ 慰安婦像展示に行ってきました
ハウス アム ドームに慰安婦像を見に行ってくださった方の報告をご紹介します。慰安婦問題についてはあまり知らない方とのことですが、率直な感想をいただきました。写真も撮ってくださいました。
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がっつり日本軍の性奴隷って書いてある!
慰安婦像の置いてある所はロビーで、人はそんなに居ませんでした。
外から見えるガラス張りで大聖堂を見に来た観光客にも、謎の少女像という感じで見えます。
宣伝効果は乏しいけど、Haus am Dom の中にいる人は、例えばロビーの椅子に座ったらすぐそばにあるから、嫌でも目に入ることになります。
キリスト教関連からまず洗脳していっている印象を受けました。
写真を撮って良いか聞く為に、受付のお兄さんと話しました。
「これ(像)ちょっとどう思う?」って聞いてみました。
すると「そういうこともあったのかもねぇ」って感じでした。
続けて「韓国はこうやって日本を貶める事をするんだよ」と説明すると、「あーでもこの像は世界の性暴力で苦しむ女性の為だから」と。
「でも日本軍って書いてあるじゃないか!1人の人間としてこんな事おかしくないか考えてみてください」と言いました。
戻ってから友達に「あなたも行ってみて。あれはやっぱりすごく屈辱的だから、あの空間は。」と伝えました。
ハウスアムドームは、大聖堂の前の全ての人に解放されている場所なので、憩いを求めてベンチに座れば、入り口入って直ぐ左手(ロビー)にある慰安婦像は、否が応でも目に入ります。
11月末からクリスマス市であの辺りは賑わうので、偶然見て信じてしまう人達も増えると思います。
↑説明文 銀色のプレートと黒いプレートの説明文が床面にあります。
↓銀色の方がドイツ語
日本語訳 前半部分『この”平和の為の少女像”は、第二次世界大戦時、全アジア太平洋地域に於いて日本軍から所謂慰安婦とされ軍の売春宿で性奴隷を強制された、数十万の少女と若い女性達の苦しみを追想するものです。』
後半部分『女性に対する暴力がいつの時代にもあり際限がない様に、記憶と戒告にも際限を与えてはならないのです。 この記念碑は、非人道的な制度化された戦争犯罪の被害者を偲び、世界中の全ての性暴力被害者との連帯と平和を呼びかけるものです。』
↓黒い方はこちら。グレンデールの碑文と同じです。
置いてある本
日本語「慰安婦達?日本の天皇の軍の組織的な戦争犯罪 数十万の女性達を: 強制連行し/虐待し/レイプし/殺害した」
受付では、本5ユーロ、慰安婦カレンダー14,95ユーロで販売。
本を開くと
左:シュレーダー独元首相と元慰安婦、右:トランプ米大統領と元慰安婦
日本語「時々日本人が私に訊いてくる『あんたお金いくら欲しいんだい?』私はその顔にツバを吐きたいよ。いくらお金もらうとか、どうでもいいんだよ。もし日本全部をもらったとしても、私の問題は消えるのだろうか?私の傷は癒えるのだろうか?答えはNoだ。」
↓
慰安婦をお見舞いする心優しい文韓国大統領
本(ドイツ語)にはこんなことが書いてあります。
・ベンジャミン・オートマイヤー(Benjamin Ortmeyer)教授による序文 冒頭と結びから抜粋
第二次世界大戦はヨーロッパだけでなく世界戦争だった。
ドイツがポーランド侵攻するずっと前に君主ファシスト国家は満州へ侵攻していた。1937年には中国に侵攻し、実に1945年まで日中戦争は続いた。朝鮮は1905年から、台湾は1895年から日本帝国主義の植民地だった。1936年ドイツのナチスファシスト国家と日本の君主ファシスト国家が、アンチコミンテルン協定を結んだ。
日本の兵隊がいた植民地領土全域で、1937年から日本帝国(天皇の)政府の指示による組織的な軍の慰安所を設立、少女と女性を奴隷とし、最終的に数十万の少女と女性が日本軍に強制連行された。彼女達は虐待され、レイプされ、殺されもした。
可能な限り多くのドイツの都市が、数十万人の少女と女性に対する日本のファシストの犯罪について教育する為にあらゆる努力をする事がさらに重要だ。 可能な限りこれは大学とその学生評議会及び勇気ある威圧的な機関によってもサポートされるべきだ。
・慰安婦像団体「風景(Punggyeong Weltkulturen e.V.)」代表(韓国人女性)による慰安婦説明文 抜粋
慰安婦(達)
数十万の少女と女性がアジア太平洋全域で第二次世界大戦時日本軍に性奴隷を強いられた。国連特別報告者マクドゥーガルは、1900年代報告書の中で「レイプセンター」と、そこで行われた行為を「性奴隷」と表現した。
最初の慰安所は1932年上海で、世界史上初の民間人砲撃の後に作られた。
「聖戦」に参加する日本兵が民間人をレイプするのを防ぎ、性病感染予防の為と言われている。何も知らない女性達を高賃金だと騙して長崎県知事の助けも借りて運び去った。これは後に法廷に持ち込まれ最高裁で有罪判決を受けた(1938)しかしこれはほんの始まりにしか過ぎなかった。
ある乱交レイプは、1937年南京での虐殺に伴った。
そしてレイプ被害者は「慰安所」に強制連行された。次に兵士達は戦場各地で檻付き窓のバラック小屋を建てた。それ以外の所では例えば学校、大学の校舎、ホテル、個人所有の建物が占拠された。又大きなテントでも可能で、床上の日本式マットの間を吊るされた大きなカーテンで仕切った。
『慰安婦』『(独)トロストフラウ』とは、レイプセンターで虐待された、数えきれない少女、女性達の事だ。慰安所に連行された少女の中には、学校長に『勤労奉仕隊』に推薦又は強要された者もいた。少女と女性達は例えば村の井戸や野良仕事中に軍隊や警察によって日常生活から突然連れ去られた。その中にはまだ初潮を迎えていない少女もいた。彼女達は部隊の一部の様なもので、隊が前進すれば、同様に、それが前線地帯であっても連行された。『替え』は朝鮮と台湾から調達されるとした。しかし、フィリピンのように、地元でも少女と女性達がレイプされ、拘留された。 彼女達は『天皇の贈り物』だった。 兵士はそれを「衛生的な公衆トイレ」と表現した。
(省略)
Kyung Seng Leeが1992年に北朝鮮で日本人フォトジャーナリストの伊藤孝司のインタビューに、拷問、殺人、共食いの経験を語った。
(省略)
2000年12月東京で国際法廷が開かれ日本の天皇ヒロヒトと日本の政府と9人の戦犯が有罪判決を受けた。
他にも慰安婦の証言として書いてあるのが。。。
「新入りの少女が韓語を話したら首を斬られた」
「見ろ!朝●は死んだ、と中国人の生首を見せられた」
「タカダという兵士が妊婦は使い物にならんと彼女の腹を斬り….犬が食べた」
こちらの しおり のようなのは
「慰安婦の為に正義を」スティッカー ↓ 拡大
インフォメーションコーナーにあるA4サイズの立て看板。平和のための少女像のシンボルの説明。
置いてあったチラシ。11月11日月曜日、18:30からドキュメント映画「沈黙」の上映、ディスカッションが風景(Punggyeong Weltkultren e.V.)主催で開催。
Haus am Dom入り口入って左側、受付の前のロビーに慰安婦像
Haus am Dom 左側には、新しく再現された古い街並みの区域
大聖堂入り口から見えるHaus am Dom
Haus am Dom隣のカフェ
ガラス張りで通りからも見える
◆ なでしこアクションからHaus am Dom 関係者にメール(同文レターも添付)を送りました
※ドイツ語で送りましたが、英語でも大丈夫とのことです。
TO: j.valentin@bistumlimburg.de
CC: hausamdom@bistumlimburg.de
a.hoerner@bistumlimburg.de
送った原文ドイツ語はこちら
<日本語訳>
2019年11月6日
Haus am Dom
Domplatz 3
60311Frankfurt
GERMANY
Prof. dr. Valentin 殿
私は「なでしこアクションJapanese Women for Justice and Peace」の代表の山本優美子と申します。当会は世界中の母親を中心とする日本女性の会です。私は、慰安婦問題を懸念する全ての日本人女性に代わってこの手紙を書いております。
報道などで、貴施設で現在、韓国人慰安婦の展示がされていると知りました。
展示は「平和の少女像」と題して、第二次世界大戦中にアジア太平洋地域の日本軍によって軍の売春宿で《慰安婦》として性奴隷にされた数十万人の少女と若い女性達の苦しみを記念するとされています。
これは私たち全ての日本人、特にフランクフルト在住の日本人に対する侮辱であると申し上げます。
ご説明いたします。
そもそも1910年から1945年までの間、韓国は日本の一部であり、日韓は戦争をしていません。
日本には民族差別や虐待はありませんでしたし、今もありません。
慰安婦問題は「挺身隊問題対策協議会」という韓国の反日団体が主導する政治宣伝活動です。
この団体の目的はお金、つまり日本政府からの賠償金です。そうして米国や欧州における日本の良い評判を落とすことにあります。
第二次世界大戦中に日本軍の慰安所があったことは確かです。しかしこれは日本軍だけではありません。アジアや欧州において、米軍や独軍にもあったものです。
「慰安婦」の話は40年ほど前に吉田清治と朝日新聞によって捏造されたものです。吉田氏は1995年に、朝日新聞は2014年8月5日に、捏造を謝罪しました。その後、責任を取って朝日新聞の木村伊量社長は辞任もしました。
もともと慰安婦は問題にもなっていなかったのですが、1990年から韓国はこの問題を政治利用してきました。韓国が騒ぐ度に、日本政府は謝罪し膨大な賠償金払いました。
実際は、慰安婦は充分な報酬を(*1)受けていました。日本や日本軍から強制されて売春したわけではありません。慰安婦はおよそ4万人で、日本人4割、朝鮮半島出身2割、台湾出身1割と言われています。朝鮮半島と台湾は当時日本だったので7割は日本人ということになります。
慰安婦は強制的売春でも奴隷制度でもなく売春業であった証明は他にもあります。日本の外務省のウェブサイト(*2)、国連人権委員会のウェブサイト(*4)をご覧ください。日本政府は、カルフォルニア州グレンデ―ルに韓国系団体が設置した慰安婦像の撤去を求める訴訟を支援して米国連邦最高裁に意見書(* 5)も提出しました。 また、米国政府は2007年IWG報告書(*6)で、強制売春の証拠はなかったとしています。このIWG報告書は7年の月日と3千万ドルを費やしてナチスと日本軍の戦争犯罪を調査したものです。
ドイツの方々にご理解いただきたいのは、慰安婦問題は単に女性の人権問題というだけではないということです。この問題は非常に政治的で、アジア太平洋の安全保障にも関わる問題なのです。だからこそ米国政府が仲介となって2015年に日韓で慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的」な合意(*6)がなされたのです。北朝鮮ミサイルの脅威に我々が直面しはじめた時です。この合意は日米韓同盟を強化するためになされたのです。
「挺身隊問題対策協議会(英名:日本軍性奴隷制韓国女性の会)」は親北団体として知られています。私たちが貴施設での韓国慰安婦展示を懸念することをご理解いただきたく存じます。
最後に、私たちは朝鮮半島、台湾、日本の元慰安婦の皆様に心よりの尊敬と思いやりを表明させていただきます。
この手紙をお読みいただき、日本人女性の声を聴いてくださって有難うございました。
山本優美子
なでしこアクション代表
参考資料:
*1: What is the “Comfort Women Issue?”
http://nadesiko-action.org/?page_id=2015
*2: Details of Exchanges Between Japan and the Republic of Korea (ROK) Regarding the Comfort Women Issue ~ From the Drafting of the Kono Statement to the Asian Women’s Fund
http://www.mofa.go.jp/files/000042171.pdf
*3: Table of Comments by Japanese government on comfort women issue at UN (English and Japanese)
http://bit.ly/2r7GMLT
*4: BRIEF FOR THE GOVERNMENT OF JAPAN AS AMICUS CURIAE SUPPORTING PETITIONERS
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000231732.pdf
*5: IWG-Report. The Nazi War Crimes and Japanese Imperial Government Records Interagency Working Group is a United States government interagency group, which tasked with locating, identifying, inventorying, and recommending for declassification classified U.S. records relating to Nazi and Japanese war crimes.
http://www.archives.gov/iwg/reports/final-report-2007.pdf
*6: US Department of State Washington, DC December 28, 2015
Press Release John Kerry Secretary of the State Women’s Issues Resolution
https://2009-2017.state.gov/secretary/remarks/2015/12/250874.htm
US Department of State December 28, 2015
Special Briefing Office of the Spokesperson via Teleconference Background Briefing – Developments on the relationship between Japan and the Republic of Korea
https://2009-2017.state.gov/r/pa/prs/ps/2015/12/250881.htm