国連人種差別撤廃委員会 韓国審査総括所見 に対する公開質問状(2019.3.2付)

国連の人種差別撤廃委員会に「国際歴史論戦研究所」、「不当な日本批判を正す学者の会」が公開質問状を出しました。「国際歴史論戦研究所」のサイトから転載いたします。

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2019 年 3 月 2 日

国連人種差別撤廃委員会(CERD)委員長ヌーレディン・アミール教授
韓国審査総括所見主査ゲイ・マックドウ―ガル様

国際歴史論戦研究所(iRICH)会長 杉原誠四郎
所長 山下英次
「不当な日本批判を正す学者の会」(AACGCJ)会長 田中英道

 

国連人種差別撤廃委員会(CERD)韓国審査総括所見(1/10 付け)に対する
公開質問状

われわれは、韓国に関する国連人種差別撤廃委員会(CERD)の 2019 年 1 月 10 日付け総括所見(以下「総括所見」)に大変驚愕するとともに、深く失望いたしました。

われわれは、2 本の NGO レポートを、2018 年 11 月初めに貴委員会に提出し、2 本とも貴委員会のホームページに掲載されております。一つは、「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」(以下「特別法」)に絞った内容の 11 月 3 日付けの 4 ページのレポートであり、もう一つは、より包括的な内容の 11 月 5 日付けの 26 ページのものです。包括的なレポートの方は、日本最大の発行部数を誇るオピニオン雑誌である月刊『Hanada』の別冊『Hanada セレクション』(2019 年 1 月)に、全文が掲載されました。したがいまして、多くの日本国民は、貴委員会の韓国に関する「総括所見」に大いに注目しておりました。ちなみに、今回の CERD 韓国審査につきましては、合計 4 本の NGO レポートが貴ホームページに掲載されましたが、そのうちの 2 本はわれわれのものです。

しかしながら、貴「総括所見」は、われわれの 2 本のレポートを完全に無視しました。そのため、われわれは、貴「総括所見」に、完全に失望しております。実際に、われわれは、貴委員会が、どのようにして、そしてまたなぜ、このような結論に至ったか、全く理解できません。

貴委員会は、われわれのレポートを完全に無視し、どのように、そしてまたなぜ今回のような結論に至ったか、国際的な公的機関として説明する責任があると思います。とりわけ、われわれとしては、貴委員会が、2005 年 12 月 29 日に、韓国で発効した「特別法」にしっかり向き会うことを望みます。韓国には、数多くの反日の制度、慣行、行為がありますが、この法律は、その最たるものです。この「特別法」は、1910 年から 1945 までの日韓合邦の時代に、日本に協力したと疑われる韓国人から土地や財産を相続した子孫から、そうしいた財産を没収し、国家に返還させるものです。貴委員会は、具体的に、以下のようなわれわれの 4 つの質問に答えていただきたいと思います。

まずはじめに、貴委員会は、「特別法」が、「国際人種差別撤廃条約」(ICERD)の基本理念および第 2-1 条に違反していると考えないのですか?

第 2 に、「特別法」は、近代国家としてはありえない事後法であり、したがって、韓国憲法の第 13 条にも違反しています。貴委員会は、「特別法」を事後法とは考えないのですか?

第 3 に、国民の財産を国家が没収するなどいうことは、全体主義的な独裁国の場合ならともかく、近代的な民主主義国家ではありえないことです。貴委員会は、「特別法」を、前近代的かつ非民主主義的だとは考えないのですか?

第 4 に、「特別法」は、明らかに日本を標的としたものです。この法律の存在だけでも、韓国に、日本人を人種差別する動機で作られた諸々の制度、慣行、行為があることを疑問の余地なく証明するようなものです。貴委員会は、韓国において日本人に対する人種差別が存在するとは考えないのですか?

貴「総括所見」は、われわれが昨年 11 月 3 日付けで提出したレポートに記載されている韓国の「特別法」の存在を完全に無視しています。このことは、貴委員会が、公正に事実を報告する能力があるのかどうか極めて深刻な疑義があるということです。実際、貴委員会の報告書は、非科学的であり、偏向し、不公正であることから、貴委員会に対する人々の信認を大きく損ねています。そして、われわれは、貴委員会が、すでに存在理由を失っているとさえ感じています。国連人権理事会と貴委員会は、2018 年 6 月、アメリカが人権理事会を脱退したことから正しい教訓をまだ学んでいないようです。われわれは、アメリカが人権理事会を脱退した理由に完全に賛成するわけではありませんが、アメリカが人権理事会の慢性的に偏向した傾向を嫌悪していることについては、非常に良く理解できます。

もしも、国連人権理事会と国際人権条約に基づく諸々の国連委員会が現在のような方向性を続けるとしたら、日本国民が、アメリカの行動に追随しようと考えるのはごく自然なことでしょう。

以上
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◆ 上記日本語版PDFダウンロード

◆ 原文英語はこちらからダウンロードできます。
Open Questions to the CERD Concluding Observations on the Combined Seventeenth to
Nineteenth Periodic Reports of the Republic of Korea on Jan.10, 2019

◆ 人種差別撤廃員会 対韓国審査に出した二つのNGOレポート

「韓国における反日の実態」
“The Real Circumstance of Anti-Japanese Thinking in the Republic of Korea”
原文英語  https://bit.ly/2DtsZs2 / 日本語訳  https://bit.ly/2PJGJos
提出団体:人種差別に反対する NGO 日本連合

「人種差別撤廃条約 違反の 親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」
“Special Law on the Inspection of Collaborations for the Japanese Imperialism”
原文英語  https://bit.ly/2QpZs5t / 日本語訳  https://bit.ly/2SV2h0c
提出団体:国際歴史論戦研究所(IIHC)、不当な日本批判を正す学者の会 (AACGCJ)

反日アイヌ新法の欺瞞「国際社会が求めている」は大間違い

なでしこアクション代表山本優美子が、チャンネル桜の討論番組「反日アイヌ新法の欺瞞」に参加し、国連人権委員会とアイヌ問題の関係についてお話ししました。
鈴木宗男議員当時のインタビューや国連人種差別撤廃委員会などの貴重な映像もあります。
是非ご覧ください。

討論参加者
小野寺まさる(チャンネル北海道キャスター・前北海道議会議員)
我那覇真子(日本文化チャンネル桜沖縄支局キャスター、琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会代表運営委員)
川田ただひさ(チャンネル北海道キャスター・前札幌市議会議員)
田中英道(東北大学名誉教授)
水間政憲(近現代史研究家・ジャーナリスト)
山本優美子(なでしこアクション代表)

司会 水島総(日本文化チャンネル桜 代表)

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<討論で山本が使用したフリップから>

アイヌ先住民族を求めているのは国連、国際社会でなくこれら日本のNGOです。(「★頑張れ日本!全国行動委員会」(Japan Committee for Citizen’s Rights and Honors (JCCRH))の意見書は除く)

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※画像をクリックすると別ウィンドでPDFが表示されます。

※このリストは国連条約体データベース(UN Treaty Body Database)に掲載されている各人権委員会の対日審査会に提出されたNGO意見書(Info from Civil Society Organizations)で「ainu」について書いてある意見書をピックアップしたものです。

国連ジュネーブ 児童の権利委員会 参加報告と委員会見解書

山本優美子 (なでしこアクション代表)報告 2019.1.26
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スイス、ジュネーブの国連パレ・ウィルソンにて開催された「児童の権利委員会80会期(CRC80)2019年1月14日~2月1日」の対日審査会(1月16・17日)に傍聴参加してまいりました。今回は私が副会長を務める「国際歴史論戦研究所 International Research Institute of Controversial Histories(iRICH)」から派遣という形の参加でした。

今回の対日審査会に向けて、なでしこアクションとして「海外在住の日本人児童の保護」というテーマで意見書を提出しました。作成に当たってはなでしこアクションを応援して下さる海外在住の方々、米国の「ひまわりジャパン」、豪州の「Australia-Japan Community Network」にご協力いただきました。

児童の権利委員会では、体罰、いじめ問題、非嫡出子・嫡出子差別、アイヌ・朝鮮・部落・LGBTの子どもの差別、児童虐待、教育、原発事故の影響、貧困、児童相談所、朝鮮学校、子供の連れ去り問題、ADHD(注意欠陥多動性障害)治療薬問題、等々、子供の人権に関する様々なテーマが扱われます。

審査会は2日間で2回、各回3時間行われます。

一日目は、日本政府代表団(日本から18名)が、委員会から事前に出されていた質問に回答し、それに対して委員が質問。
二日目は、前日の質問に対して日本政府代表団が回答、委員がさらに質問する、という流れです。

日本からも沢山のNGOが参加していました。

特に目立っていたのは朝鮮学校関係の全員女性の十数名。半数は華やかなチマチョゴリを着て、「日本は過去の抑圧的な植民地支配に謝罪し、その子孫で被害者である在日朝鮮人の高校に無償化を適応してください」と主張するチラシを持参して委員らに訴えていました。

また、全日本教職員組合が、「子どもの権利を支える教職員の労働実態の悪化と権利侵害」を訴えるチラシを配布していました。

組体操の危険性について意見書を出したヒューマンライツナウの関係者も参加していました。実際は組体操については審査会では全く触れられていませんでした。

以下2月8日追記 **********************************************

会期後、2月1日付けで委員会から日本政府に対して見解書(concluding observations 総括所見)と勧告(recommendations)が発表されました。

なでしこアクションから意見書を出した「海外在住の日本人児童の保護」について残念ですが、触れられていませんでした。

一方、

・マイノリティであるアイヌ、部落、韓国などの本邦外出身者、移民労働者の子どもたち、LGBTI児童、非嫡出子、障害のある児童らに対する差別を解消し、認識を高めるプログラム・キャンペーンや人権教育を行う(4ページパラグラフ18-c)
・「授業料無償化」の基準を見直して朝鮮学校も対象にし、大学入学試験資格を差別の無くす (11ページ パラグラフ39-c)

という勧告が出されました。

他に、

・反差別 non-discrimination -反差別法の制定、非嫡出子の権利
・児童の意見尊重 respect for the views of the child
・体罰(禁止) corporal punishment -あらゆる体罰の禁止
・家庭環境を奪われた児童 children deprived of a family environment
・出産(生殖)と精神面の健康 reproductive and mental health -学校教育、HIV/AIDS、中絶非犯罪化、ADHD薬処方
・少年法 juvenile justice

について日本政府は早急に対策するよう委員会から勧告されました。

原文英語はこちらです。
https://tbinternet.ohchr.org/Treaties/CRC/Shared%20Documents/JPN/CRC_C_JPN_CO_4-5_33812_E.pdf

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対日審査会が行われた国連パレ・ウィルソン

対日審査会が行われた国連パレ・ウィルソン

議長/日本政府代表 外務省 大鷹審議官/人権人道課課長

左から 議長/日本政府代表 外務省 大鷹審議官/人権人道課課長

委員からの質問に答える日本政府代表団 関係省庁

委員からの質問に答える日本政府代表団 関係省庁

会議前。この後日本からのNGOで満席に

会議前。この後日本からのNGOで満席に

会議の後に議長に質問。親切に教えてくれました。

会議の後に議長に質問。親切に答えてくれました。

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<提出した意見書について>

◆ テーマ
「海外在住の日本人児童の保護」
「日本における児童の福祉かかる司法・行政等問題」
「子供連れ去り問題 父親からの報告」

◆ 提出団体
児童の権利を守るNGO日本連合 Japan NGO Coalition for the Rights of the Child (JNCRC)
 不当な日本批判を正す学者の会
 家族の絆会
 国際歴史論戦研究所
 なでしこアクション
 史実を世界に発信する会
 慰安婦の真実国民運動
 子どもたちの権利を守る会

◆ 意見書
原文 英語
http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2019/01/CRC80_Japan_JNCRC.pdf

日本語
http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2019/01/CRC80_Japan_JNCRC_J.pdf

◆ 児童の権利委員会CRC80 見解書
CRC80 Concluding observations(1 February 2019/ADVANCE UNEDITED VERSION)
CRC/C/JPN/CO/4-5
https://tbinternet.ohchr.org/Treaties/CRC/Shared%20Documents/JPN/CRC_C_JPN_CO_4-5_33812_E.pdf

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<CRC80対日査会 録画ビデオ>

第一日  2019年1月16日(水)15時~18時 Consideration of Japan – 2346th Meeting, 16 Jan 2019
通訳付 http://webtv.un.org/search/consideration-of-japan-2346th-meeting-80th-session-committee-on-the-rights-of-the-child/5990470092001/?term=CRC&sort=date&page=2
英語 http://webtv.un.org/search/consideration-of-japan-2346th-meeting-80th-session-committee-on-the-rights-of-the-child/5990465578001/?term=CRC&sort=date&page=2

第二日  1月17日(木)10時~13時 録画 Consideration of Japan (Cont’d) – 2347th Meeting, 17 Jan 2019
通訳付 http://webtv.un.org/search/consideration-of-japan-contd-2347th-meeting-80th-session-committee-on-the-rights-of-the-child/5990588518001/?term=CRC&sort=date&page=2
英語 http://webtv.un.org/search/consideration-of-japan-contd-2347th-meeting-80th-session-committee-on-the-rights-of-the-child/5990588517001/?term=CRC&sort=date&page=2

<参考サイト>

外務省 児童の権利条約
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/index.html

児童の権利委員会 80セッション
CRC – Convention on the Rights of the Child 80 Session (14 Jan 2019 – 01 Feb 2019)
https://tbinternet.ohchr.org/_layouts/treatybodyexternal/SessionDetails1.aspx?SessionID=1226&Lang=en

児童の権利委員会 COMMITTEE ON THE RIGHTS OF THE CHILD
https://www.ohchr.org/EN/HRBodies/CRC/Pages/CRCIndex.aspx

委員会メンバー
https://www.ohchr.org/EN/HRBodies/CRC/Pages/Membership.aspx

【報告】米国出版を祝う会 1/30東京・学士会館

H31年1月31日東京・学士会館にて、細谷清氏と山本優美子(なでしこアクション代表)の共著 WWII “korean Women Not Sex-Enslaved”: A Myth-Bust!の出版を祝う会を開いていただきました。

ご参加いただいた皆様、メッセージをくださった方々、沢山のお祝いと応援のお言葉有難うございました。

加瀬英明 先生

加瀬英明 先生

目良浩一先生(GAHT代表)

目良浩一先生(GAHT代表)

西岡力先生

西岡力先生

衆議院議員 杉田水脈先生

衆議院議員 杉田水脈先生

お祝いのメッセージを読みあげる 平田由香様

お祝いのメッセージを読みあげる 平田由香様

お礼を述べる細谷清氏

お礼を述べる細谷清氏

山本優美子

山本優美子

そよ風様からいただいたお花

そよ風様からいただいた華やかなお花

※敬称略・順不同

<発起人>
岡野俊昭(慰安婦の真実国民運動幹事長)
加瀬英明(史実を世界に発信する会代表)
目良浩一(GAHT代表)
藤岡信勝(新しい歴史教科書をつくる会副会長)

<実行委員>
杉原誠四郎(新しい歴史教科書をつくる会顧問)
茂木弘道(史実を世界に発信する会代表代行)
佐藤和夫(英霊の名誉を守り顕彰する会会長)
藤田裕行(史実を世界に発信する会 )

<ご参加いただいた方々>
杉田水脈(衆議院議員)
加瀬英明(外交評論家、史実を世界に発信する会代表)
岡野俊昭 (慰安婦の真実国民運動幹事長)
立林明彦 (WILL編集長)
目良浩一 (GAHT代表)目良令夫人
杉原誠四郎 (新しい歴史教科書をつくる会顧問)
西岡力 (麗澤大学客員教授)
花田紀凱 (Hanada編集長)
藤岡信勝(新しい歴史教科書をつくる会副会長)
松木国俊 (朝鮮問題研究家)
山下英次 (大阪市立大学名誉教授)
石川弘修
鈴木京子 (正しい歴史を伝える会)
佐藤和夫 (英霊の名誉を守り顕彰する会会長)
村田春樹 (自治基本条例に反対する市民の会)
奥本康大 (「空の神兵」顕彰会会長)
落合通夫
森進一郎
越後俊太郎 (新しい歴史教科書をつくる会)
平田由香 (新しい歴史教科書をつくる会)
藤田裕行 (国際ジャーナリスト)
茂木弘道 (史実を世界に発信する会代表代行)

<お祝いのメッセージをくださった方々>
山田宏 (参議院議員)
中山恭子 (先生参議院議員)
中山成彬 (衆議院議員)
中田宏 (前横浜市長・元衆議院議員)
高池勝彦 (新しい歴史教科書をつくる会会長)
石原隆夫 (新しい歴史教科書をつくる会副会長)
川添恵子 (新しい歴史教科書をつくる会理事・ノンフィクション作家)
藤木俊一 (テキサス親父日本事務局 事務局長)
鈴木由喜子 (そよ風 会長)
中田梅子 (そよ風 副会長)

<お花>
そよ風

在米50数年のご婦人(S5年生まれ)が発行するニュースレター「ポトマック通信」から「慰安婦問題」No.12

「ポトマック通信」は米国メリーランド在住の ワイルス蓉子 さんが発行しているニュースレターです。2019年新年号から「いまだに韓国政府が賠償金を要求し続ける慰安婦問題」をご紹介します。

※これまでの記事はこちら http://nadesiko-action.org/?cat=14
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ポトマック通信 2019年新年号
「いまだに韓国政府が賠償金を要求し続ける慰安婦問題」

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